あらすじ
白鶴の名が吉原にとどろく時、磐音の心中は!?
吉原で新たな太夫を選ぶ催しが行われることに。
過酷な運命の果てに花魁・白鶴となったかつての許婚・奈緒の名が「松の位」の有力な候補として噂され、磐音の心を騒がせる。
一方、鰻屋「宮戸川」での奉公がはじまったばかりの幸吉は釣り銭騙りにひっかかり、磐音に泣きついてくる。
この騒動に、奉公に出たばかりの娘が巻き込まれて……。
磐音が悪を追う!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
数巻前は、このままマンネリになるのかななんて思っていたけど、さすがのロングセラー。サーガの様相を呈して、徐々にグルーブしてきた。はやく続きが読みたくなってきた。
Posted by ブクログ
時は春、江戸に菜の花が咲きほこっております。
幸吉が鰻屋「宮戸川」の奉公に出たものの早速トラブルに遭い、三人太夫が選ばれた吉原は大騒ぎ、妹伊代の婿どの井筒源太郎と初顔合わせ、金貸し兼やくざの権造一家の手伝いで品川柳次郎も伴い秩父へ、豊後関前藩の藩物産所組頭中居半蔵を執拗に狙う輩がうろうろ……。
はい、9巻もやっぱりおもしろい!
もうすべてにおいて目が離せません。
すばらしい。
普通に日本史の勉強になるのもうれしいですね。
はじめから歴史上の人物だと知って読むことももちろんあるし、この人実在した人だったんだ、と後から気付いて驚くことも多々あります。
当時の政治経済状況もよくわかるし。
十八大通なんてのも今回初めて知りました。