あらすじ
空也誕生の地・姥捨の郷を救え!
一面銀世界の紀州姥捨の郷で、磐音とおこんは生まれたばかりの嫡男・空也を抱き、束の間の安息を得た。
だが、郷に暮らす雑賀衆が、生活の糧として守り続けてきた丹(水銀)の鉱脈を狙って、田沼意次が動き出す。
田沼に従うか否か――紀伊藩内は、藩論を真っふたつにわけて対立する。
事態を憂う高野山奥之院副教導・室町光然に助力を乞われた磐音は、隠れ里を守るために立ち上がる!
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Posted by ブクログ
居眠り磐音36巻、おめでた続きでございます。
新年が明け、安永九年(1780)、磐音たちが身を寄せる紀州姥捨の郷にて、空也くん誕生!
(正確には前巻のラストでしたが)
辰平と利次郎も加わり、一気ににぎやかに。
しかし姥捨の郷の暮らしを支える丹(水銀)の採掘に、財政難にあえぐ幕府が口を出してきた。
郷と深く関わりのある高野山奥之院副教導の室町光然とともに、郷を守るべく、磐音も和歌山を走り回ることに。
しかもそこにも田沼一派の刺客が現れ……。
そして江戸では、品川家についに嫁が!
もう、結納に武左衛門を連れて行っちゃったからハラハラし通し。
後ろから薙刀持った幾代さんがついて行けばよかったのに。
でも、なんだかんだ言っても、親友なんですよねぇ。
ラスト4行でじゅわっと涙が。
武左衛門がいるから良いんですよ、この話は。