あらすじ
シリーズ累計600万部! 待望の最新刊では二人の「その後」が明らかに! 猫猫と壬氏が船旅に?
壬氏の一世一代の行動の結果、
とんでもない秘密を共有することとなってしまった猫猫。
折しも後宮は年末年始の休暇に入る時期。
実家に帰りたくない姚は、猫猫の家に泊まりたいと言い出した。
とはいえお嬢様を花街に連れていくわけにもいかず、
姚と燕燕は紹介された羅半の家に泊まることになる。
一方、口外できない怪我を負った壬氏のために、
猫猫は秘密裏に壬氏のもとに通わなくてはならなかった。
できる範囲で治療を施していくが、
医官付き官女という曖昧な立場に悩まされる。
壬氏が今後さらに怪我を負わないとも限らないが、
医官にはなれない猫猫は医術を学ぶことはできない。
そこで、羅門に医術の教えを乞おうと決めるのだが――。
日向 夏(ヒュウガナツ):福岡県在住。本作にてデビュー。著書に『女衒屋グエン』、『なぞとき遺跡発掘部』など。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。
『ダブルクロス The 3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』((ヒーロー文庫)、『バー・コントレイルの相談事』などで装画、挿絵を担当。
舞台は中華圏を彷彿とさせるとある大国。
元・市井の薬師であり、現・後宮の下働きとして日々を送る少女・猫猫(マオマオ)が、その知識と観察眼を武器に後宮で巻き起こる事件を解決していく、ミステリーシリーズ。
Webサイト『小説家になろう』で掲載され、大人気を博した作品です。
後宮に売り飛ばされた薬師の猫猫。
年に似合わず沈着冷静で頭のいい彼女は、後宮ではひたすら目立たないよう、大人しく過ごし、年季が明けるのを待とうとしていました。
しかし、そんな後宮で、皇帝の子が相次いで三人身まかられ、さらに現在も二人の妃の生まれたばかりの宮がどちらも衰弱するという事件が発生。
呪いとして片付けようとする周囲に対し、元・薬師としての性分がうずいて仕方のない猫猫は、何気ない気持ちから事件解決のヒントを匿名で投げ文しますが、それが宦官・壬氏(ジンシ)の目に止まってしまい……。
頭がよく、常に一歩引いた視点で物事を考える猫猫が、その博識を生かして事件解決にひと役かっていく姿がなんとも痛快な本作。
そんな彼女に執着し、活躍を後押しする美貌の宦官・壬氏との関係からも目が離せません。
やがて宮中の小さな事件を解決するうち、二人は国家転覆計画へと巻き込まれていくことに――。
作りこまれたキャラクターや世界観に、一度ハマったら抜けるのは至難の業!
コミカライズ版もあるので、ぜひどちらも楽しんでください!
感情タグBEST3
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馬一族
濃いーなぁ。
でも、好きです。
疑問なのは高順さん、1巻から出ていたキャラですが、馬が入ってないのですよね。
フルネームはなんだろう?
壁凸は笑いましたが、猫猫が心の整理が少し付いたようで安心しました。
猫猫は17歳→20歳(数え年)
壬氏は18歳→21歳
出会って三年
これ、結婚は、何巻になるのだろう?
因みに結婚後も気になりますね。猫猫は宝石より高級珍品がお好きですから。
破産するなよ、壬氏。
Posted by ブクログ
前巻ラストの壬氏さまのとんでもないやらかし事件によって猫猫の人生もめちゃくちゃ波瀾に………。
女官が医術を学ぶ大変さ、
人を医術で救うために倫理に逆らう必要がある
禁忌に近づくハラハラ感もありました。
それとは別で壬氏さまのやらかしによって
壬氏さまと猫猫の時間が増えたことは普通に嬉しい!!!
皇弟としての立場だとなかなか簡単には会えないのと、壬氏様、水蓮、高順、猫猫っていう懐かしい面々が揃ってると嬉しい。
あと新キャラというか高順一家…………!
皆キャラが濃い!!!雀(チュエ)さんめちゃくちゃおもろいキャラだ……馬良との温度差も良い子の夫婦。
ただ本当に一家全員キャラが濃すぎて、
あの不幸姫は馴染めるのかしらと未来の心配をする
そして西都への船旅もやぶ医者や李白などなど
懐かしくてホッとする面々ばかりで嬉しい!!
壬氏様の思惑、そして上に立つにはあまりにも情が深すぎるところ、そこに猫猫が腹立つのも心配なるのも分かりすぎる………気苦労絶えない。
でも着実に関係の変化も見えてきた〜〜〜〜
9巻もめちゃくちゃ面白かったです!!!
目が離せません
前回の最後の場面の後、てっきり・・・と思っていたのでちょっと拍子抜け。さすがに酷い火傷を負ったばかりでコトに及ぶことはないか、と納得。でもその時は少しずつ近づいているようでもあり、まだまだ壁が立ちふさがっているようでもあり、これからもじっくり楽しませてもらえそうですね。新キャラも増えてお話はさらに壮大になってきましたが、猫猫がだんだん丸くなってきていて、うふふです。年月を経て成長したのか、さるお方への気持ちも彼女としてはずいぶん深いものなのでは?と思います。
匿名
やぶ医者
やぶ医者が想像以上に使えない医者だってわかった笑
ほんとによく追い出されないでいたよ
最後のシリアス展開かと思っていたけど、今のところはそうじゃなかったし
Posted by ブクログ
毎度の事ながらも、登場人物にまた強い個性が加わりましたね
西都へ行くことになり、壬氏の傷の治療や、羅門の過去から猫猫の更なる学びの変化に少しずつ物語が進んでいるのが次巻への期待につながります
ただ、謎解き要素が今回は少なめだったかなというのが少し物足りないので、もっと出してくれると面白いなぁと思います
Posted by ブクログ
今回は猫猫にとって転換点だった回だったなあ〜と。8巻ラストから外堀作られてはいたけど。「華陀の書」の話はすごく深かった。今でこそ、そういうのを異端視するのが逆に世間離れしてる感があるけど、背景を推測するにそうじゃないんだなと。そんな中での羅半の考え方、素敵で見直した。姚も負けたくないだけじゃない気持ちで動いているの、きっと長い道のりだけど頑張って欲しいなって思った。
そして西都への船旅がね。。。やぶさん(?!)の話は本当にオチがwwwだったけど羅漢さまのちゃんといいとこが出てたので名誉挽回できて良かったかな?!その前がひどかったけど。
陸孫さんがちょっと心配だけど、どうなるのかなー。羅漢さまはそう上手く動かないぞ。
ここからいつもの戯言
壬氏ガッッチガチに外堀固めてきたじゃん???「壁凸」の意味を知って、ニヤニヤが止まらず歯を食いしばりすぎて歯を少し痛めました(バスの中で読むんじゃなかった)。いやー猫猫も大胆だなあもう。使いたければ使ってください言われても壬氏はそれ以上なんじゃないですかね。
Posted by ブクログ
羅門から出された宿題をこなした猫猫、桃、燕燕。
猫猫は無事?腑分けの作業に参加し、桃もできるようになるようにと野菜を切ることから始める。
西都行きも決定し、その中に羅漢もいるということに騙された!となる。
船旅の途中やぶ医者が行方不明という事態も起こるがなんとか解決。
今回も楽しく読ませていただきました。
進展?
おふたりの関係性に進展があったような、あまりなかったよう....???!!って感じでした。長期遠征とか好きなので今後の巻も楽しみです
猫猫は羅門の事も壬氏さまの事も近くで見ていて、何かしら特別な感情を持つからこそ、2人の行動に対して怒りを感じてしまうのだろうなと思うと、なんだかんだで猫猫も優しい人なんだなぁと感じました。猫猫可愛い...
亜南のバルコニーでの出来事は、ありがとうとしか言い様が無いくらい私の好きな猫猫が詰まっていて、ありがとうってなりました。
それから、個性の強すぎる雀が面白くて好きです。私にも個性が...と言って語尾がどうのこうのと言っていた猫猫はもしかして、にゃんとでも付けようと思っていたのか...?可愛い
ついに
マオマオ、ついに(無意識かもしれませんが)ジン氏への気持ちが行動に出てきました。この辺りはなろうでは描かれていないので、買って良かったです。
猫猫の性格確立期
合理的で論理的で、十分大人顔負けの冷静さを一巻の頃から既に持ち続けていた猫猫はいつも卓越してて性格も既に成長しきっているんだろうな〜〜と思って読み続けてきましたが、今回、彼女が自分の奥底の気持ちに気付いた最後の場面を見て、自身の新しい面、即ち、いつも合理的な理由で隠していた自分自身の優しさを受け入れた彼女を見て、更に大人になったのだなぁと思いました。それを通して恋にも素直になっていくのでしょうか。次巻は一年後かぁ〜待てません
待ってた
いやーー、、新刊待ってました。そんでもって期待通りの面白さ。
前巻の衝撃のラストの影響で猫猫大変そうでした。笑
今回のお話は新キャラが登場します!この子もだいぶキャラ濃ゆかったです。笑
待望の…
すごく楽しみに待っていたので、正直、これで終わり?という感が否めない。…これでまた、一年くらい待つのかな?つらい。
最近謎解き要素が減ってた気がするので、それがあったのは嬉しい。
猫猫と壬氏さまの関係は、進展していないようで、やっぱり猫猫の気持ちは変わったなぁと思いました。
続きが待ち遠しすぎます…
Posted by ブクログ
面白かった。
猫猫は、医官試験も合格して(腑分け)無事に?西都へ。壬氏の人選、思惑が凄かった。
雀さん、なかなかの曲者。馬の一族、濃すぎるわ。
高順が苦労してそう。
猫猫と壬氏、猫猫も壬氏を放っておけなくなってきてるな。
最後のお呪い(頬に口づけ)よかった~。
Posted by ブクログ
猫猫を手に入れるため?に、まさかの行動に出た壬氏、というか月の君の火傷治療のため、医術を学ぶ覚悟を決めた猫猫。
羅門からの課題もクリアし、再び西都へ行く月の君に同行することになるが……。
玉葉后と兄との関係もなかなかだな。
Posted by ブクログ
医術の進歩への弊害。
壬氏様を羅門に重ねる猫猫。
羅門の優しさと不幸体質に不満に思うところがあるからこそ、壬氏様にはそうなってほしくないと思うようになるの、良い。
二人なら、そこのところバランスよく生きていけるような気がするよ。
Posted by ブクログ
シリーズ第9弾。
前回ラストで行った壬氏の衝撃行動により、猫猫は薬師の領域を超えて医術を学ぶことに。
これまでも色々な場面で必要に迫られ、外科医に近いことを見よう見真似でしていた猫猫。今回は鬼のように厳しい劉医官指導の元、鶏、豚、牛、人間、と解剖の実技を次々とこなしていく。
さすが度胸あり向上心ありの猫猫。解剖をサクサクこなす姿を見ていると、このまま医官になれるといいのに、と思ってしまう。薬の知識もある実践向けの医官はどこでも必要とされるに違いない。
そんな猫猫、またもや壬氏について西都へ船で行くことに。
初登場の雀がいいキャラ。生真面目な猫猫と案外相性いいかも。
番犬・李白、乙女なやぶ医者と一緒の船旅はなんだか楽しそう。
雀のラストのセリフ「花街でも、宮中でも、人間は嘘をつきます。西都でもたくさん嘘つきがいますので、お気をつけください」は何かの前触れ?予言?
Posted by ブクログ
8巻より先に読む事をお許しください(*´▽`*)
前巻で壬氏が自分を傷つけ、猫猫が秘密裡に治療
する関係になったようだ・・・薬屋から外科医へ
転進ささえられるのか猫猫、医官の実習を受けて
(政治的な必要性から)西都へ幹部たちが向かう
活躍の場が後宮から広がったものだ
ドキドキ…☆
もう任氏様 可愛い!(あっ!今は違うのか!)
コミックで見た印象や初めの頃を小説版で読んでいた印象よりも21歳の歳相応いやいや世間知らずでこどもっぽい感じがもう気を許せる人が居ない甘えの様で!本人狙って居る訳ではないだろうけど猫猫にはぐいぐい押すより側に居てもらえそう。立場があるから難しそうだけど…それでもどうしてもと望んだ物は手の中に。それだけでも幸せだよねぇ~。
羅漢も顔がわかったただ一人の人。その子供だから猫猫の顔もわかる。違う意味での執着の訳も判らなくないけど…。こちらは大変そう。
好いた惚れたがないけど…人間関係だけで面白い!雀さん最高↗️
Posted by ブクログ
2020.3月発行
壬氏のお腹の焼印の治療を
猫猫がすることに
(本格的な医者ではない猫猫は
外科的技術を身につけたい)
意外だったけれど
変態軍師の一人
羅半(猫猫の義兄)の
男女の仕事観に共感した..
その通りだと思う
羅門が死体を解剖して
臓器を書き写していたことがわかる
この辺りは
江戸時代の"平賀源内”みたい
...だと思った
猫猫も医官達と腑分け(解剖)
を繰り返して
外科の腕を磨く
その後
壬氏達のお供で
西都へ船で向かう
途中 亜南に寄って
芙蓉元妃と再会(幸せそうにしていた)
元妃の代わりに亜南から
後宮に違う妃が入内予定
玉葉后の姪も入内予定
今回の後半は
雀(チュエ)さんが
面白い人物で面白かった
(動きが...可笑しい)