あらすじ
警視庁サイバー特別捜査隊の真田夏希は、自宅のコミュニケーション・ロボットの不気味な動作を体験した。リクエストと異なる暗い音楽を流しはじめ、不愉快な言葉を発したのだ。サイバー特捜隊の本部でも、同様の事象が報告されており、クラッキングの可能性が浮上する。さらに、アルマロスと名乗る者から犯行声明が──。企業を狙った犯罪か、特捜隊への挑戦なのか。夏希たちは、特捜隊の威信にかけて捜査を開始するが……。
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Posted by ブクログ
今回もサイバー犯罪特捜隊としての物語。
iotのセキュリティーの脆弱性をついて人々を混乱させようとするクラッカーからの挑戦を受けた形に。
クラッカーは黒幕に子供を人質に取られた母親であり、また、犯人自体も企業の評判を落として株で儲けるだけの経済班であった点がイマイチであった。
題材的には、高層住宅での電源喪失によるエレベーターがストップしたことや電気コンロが使えなくなり家事ができなくなる事例が発生していることから、その点での啓蒙に満ちた作品にしてほしかった。
Posted by ブクログ
珍しくあっさりとしたお話。夏希は変わらず警察庁の所属ですが、今回は神奈川県警の面々も活躍します。
人を食ったような声明文の感じと犯人の印象がちょっと一致しないかな。あとこれだけの面々がそろってて、初めの事件の時点で犯人の意図に気づかない、推測しらしてないのは、ちょっと不自然な気がします。
Posted by ブクログ
夏希がサイバー特捜隊に異動になってから3作目のお話。他の方も仰っているように、IoTデバイスのセキュリティの脆弱性をつかれ、クラッカーと対決するお話。2/3位まではスローテンポな展開だが、後半一気に話が動く。いつもながらに面白い作品なのは間違いないが、でも個人的には神奈川県警で福島捜一課長、加藤さん、石田さん、沙羅、小川さん、アリシア、小早川管理官、佐竹管理官や上杉さん達と活躍していた時のお話の方が好きだなぁ。織田さんも上杉さんとの絡みや神奈川県警のメンバー達といた時の方が味があった気がします。夏希、また元の部署に異動になってくれないかなぁ。