あらすじ
「ゴブリンってやっぱ雑魚だな!」
棍棒剣士と至高神の聖女に白兎猟兵の一党は、活躍の場を広げていた。
だが、勝てない敵もいる訳で――。
「騎士に魔術師、神官、野伏とそろったらやる事は一つだろう?」
女神官は、女騎士の発案で、魔女と妖精弓手の四人で冒険に出かけていき――なぜか砦の攻城戦に巻き込まれていた――。
「ま、簡単な仕掛だから」
水の街の仕掛人は、ヤクの売人の始末に向かい、死体に出会う――。
そしてゴブリンスレイヤーは再び槍使いと重戦士に誘われ――。
四方世界で紡がれる、十の物語。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第12弾!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
ゴブリン討伐だけで銀等級にまで上り詰めた稀有な存在、
それがゴブリンスレイヤー。(子鬼を殺す者)
一般的なゲームでのゴブリンは最弱のキャラクターとして扱われていますが、
もしゴブリンが現実にいたらどれだけ日常生活への被害があるか、生々しく描かれています。
「どきどきわくわくする楽しいファンタジー作品なので是非読んでください」とは申しません。
目を背けたくなるようなグロテスクなシーンもあるのです。
だからこそリアルに感じ、この作品にぐいぐい引き込まれてしまいます。
痛みを受け入れ乗り越えられる大人に是非読んでいただきたい。重厚なダークファンタジー。
(※イラストはとっても可愛いです。素敵なアレが窓枠に乗っているシーンもあります。)
感情タグBEST3
前巻レビューで、女神官ちゃんの昇級結果は13巻以降か、追伸までして書きましたが、短編集の中にあっさり組み込まれていましたね。
という事で、今巻は様々なキャラによるショートストーリー群。
普段はあまり語られる事ないキャラたち、或いはあまり絡みの無い組合せ、懐かしい存在も示唆されたり、予定と異なる遭遇で冒険に至るお話やら…。
また冒険者ならざるならず者たちにもアクシデントだったのか必然だったのか…。
四方世界の大きな流れが垣間見えた今巻。
そして次巻、改めてゴブリン・ゴブリンになる筈も、例年とは異なる冬至の催しとは…?
Posted by ブクログ
棍棒剣士、白兎猟兵、至高神の聖女の3人がゴブリン退治の後ワイバーンに追いかけられる。
妖精弓手と女神官は砦へのお使いで、暗黒の軍勢の猛攻と夜鬼とのリドルに。
密偵と赤毛の森人たちは麻薬をめぐるいざこざに巻き込まれる。
牛飼娘はセーターを編みながらゴブリンスレイヤーを待つ。
王様は勇者らや冒険者を使い邪悪な軍勢の拠点を掃討しようとする。
槍使いと重戦士、ゴブスレは蜘蛛の化け物や目玉の悪魔?と戦う。
勇者、剣聖、賢者は死人の王と戦う。
そして皆が一段落してまたいつものパーティで受付嬢からゴブリン討伐の依頼を受ける。
ゴブリンがスレイされない
今作はゴブスレさんはゴブリンと戦わないです。
ゴブスレさん以外の色んなキャラクターの成長や進展が描かれます。
ぶっちゃけ外伝とかで各々主役のエピソードが読みたくなるのは本家ニンジャスレイヤーに似てるかも
次も楽しみ
Posted by ブクログ
それぞれ別々の冒険だったり日常だったりの短編集。
新米たちはワイバーン遭遇から生きて帰り、女神官は女性パーティで悪魔を倒し、裏稼業のタッグの仲睦まじさがあり、牛飼娘がセーター編み編み待つ日々に、男3人(+1人のご無沙汰魔術師男)の冒険に、と主要冒険者勢揃い。
ゴブリンは1体も出てこなかったかな?
次巻はまた、ゴブリンが出てくるから倒す物語になるようで、、乞うご期待。
冒険者たちは各々の戦場へ
各パーティ視点が切り替わる短編集
ゴブスレ、重戦士、槍使いの脳筋パーティのクエスト
棍棒剣士一行のドタバタ逃走劇
自らの弱い力を自覚した少年魔術師たち
問題に嬉々として首をつっこむ妖精弓手、女神官、魔女、女騎士のザッピングパーティ
王や女商人もまたそれぞれの地で戦いに挑んでいる。
そして、牛飼娘たちだって恋愛という戦いの野に出るべく、武器を磨いているのだ
人と人との関わり合いに、登場人物たちの成長を感じる第12巻
Posted by ブクログ
6/10.
仕掛けの件は分かりづらかった。なんだか最近の数巻で秩序のパーティーらが圧倒的に強くて、あまり面白い展開や戦いがない。もうちょっと拮抗のある、だれかが重症したり死んだり、負けて逃げるしかなかったようなシナリオが読みたい。
Posted by ブクログ
短編集。本作は登場人物の固有名称が出ないので主要キャラ以外については記憶を探るのが大変。個別の話も特に感じるものもなく。できればいつものパーティーでの冒険譚を読みたいところ。おまけの☆3つで。
短編集だが…
ゴブリンはほとんどでてきません。
メインの人たちの活躍も抑えめで脇役(勇者を含む)の活躍が多めでした。
でもやっぱりタイトル通りいつもの人たちがいつものようにゴブリンを倒しに行く話のほうが面白いと思います。