あらすじ
「ゴブリン退治はもう飽きたっ!」
「なんじゃい、そんなら竜退治にでも行くんか?」
夏、妖精弓手や鉱人道士が騒がしいギルドの酒場に、女商人が訪れた。
「お願いしたい冒険があるのです」
砂漠の広がる東の国境にゴブリンが増えているらしい――。女商人は東国に商談に向かう護衛として、彼ら一党に同行して欲しいという。
「やはりゴブリンか。いつ出発する? 俺も行こう」
文化の異なる砂漠の隣国、そこで待ち受ける残虐な罠、たまさか出会う砂漠の民、交錯する仕掛人。紅砂の先、彼らは邪悪な企みを知る――。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第11弾!
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
ゴブリン討伐だけで銀等級にまで上り詰めた稀有な存在、
それがゴブリンスレイヤー。(子鬼を殺す者)
一般的なゲームでのゴブリンは最弱のキャラクターとして扱われていますが、
もしゴブリンが現実にいたらどれだけ日常生活への被害があるか、生々しく描かれています。
「どきどきわくわくする楽しいファンタジー作品なので是非読んでください」とは申しません。
目を背けたくなるようなグロテスクなシーンもあるのです。
だからこそリアルに感じ、この作品にぐいぐい引き込まれてしまいます。
痛みを受け入れ乗り越えられる大人に是非読んでいただきたい。重厚なダークファンタジー。
(※イラストはとっても可愛いです。素敵なアレが窓枠に乗っているシーンもあります。)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
砂漠冒険回。
女神官と女商人と妖精弓手の仲良しさが微笑ましいです。
砂漠嵐に空飛ぶマンタに虫の人にゴブリンの悪用に、いろいろ盛り合わせでした。
そして最後にドラゴンも出て、どんどん冒険してますね。
今回はゴブスレさんが普段活動する王国の西方辺境からは、遙か遠い東の隣国の砂漠地帯でのお話。
東の隣国は混沌の勢力に侵されているのか、前国王が崩御し、王女が即位できぬままに宰相が暗躍し…。
そんな中、侍女二人を外部へ逃がして形勢逆転を図るも…。
また、王国側もゴブスレさん一党とは別にならず者らを動かし、何処で関連しているのか、或る台詞は誰のモノか、なかなか難解で読み違えている箇所もあるかも…。
ところで砂海鷂魚の登場タイミング、2回目は予め判っていたのか謎。
未だ帰国してない筈ですし、続きがありそうだが次巻は短編集?
女神官ちゃんが青玉に昇級するか否かは、西方辺境に戻ってからのお話?
という事は13巻以降までお預けか…。
Posted by ブクログ
ランナー稼業をしている赤毛のエルフ、密偵ら。女商人の願いで砂漠のゴブリン退治にきたゴブリンスレイヤーたち。
砂嵐に巻き込まれ荷駄を全て失うが、砂船にのった蟲人に助けられる。
王が死んで宰相が暗躍し姫が孤軍奮闘する砂漠の国。
国境付近の砦で兵とゴブリンが組んでいるということを知り、女商人が表から陽動で入り、ゴブリンスレイヤーたちは地下から侵入。
砦をサンドマンタを呼び寄せて崩壊させ、サンドマンタの背を渡り、遺跡へ。赤竜にのったゴブリンと対峙、ゴブリンを斬り竜を眠らせて脱出。
竜のうろこを牛飼い娘のお土産に。
Posted by ブクログ
今回は、登場人物が多く、少しごちゃごちゃしてて読みづらさはありましたが、お話は面白かったです!
早く続きが読みたくてウズウズします。
次回は、新しい登場人物の方の詳しい話がでるのかな。
扉絵
扉絵に勇者が出てくるので 今回は主人公パーティーとがっつりな絡みなり共闘なりあるのかと期待してたが 出番すらなくゲストキャラの会話の中で匂わされる程度 閑話すら無いのは驚いた
Posted by ブクログ
ゴブリンスレイヤーたちが貴族商人のお供で砂漠の国へ。
相変わらずゴブリンを倒すんだけど今回はドラゴンまで相手に。
ずいぶん遠くまで来たもんだと。
ここ何巻か、作者の思いと筆力(失礼を承知で言えばですが)が伴っていないのかいまいち読みづらいというか余計な挿話がちょっと多いかな?という感じ。本編をもうちょっと丁寧に描いてほしいなぁと。
サンドマンタの揚げ物を食べるグルメ場面は個人的には好きだけどね。