ゴブリン討伐だけで銀等級にまで上り詰めた稀有な存在、
それがゴブリンスレイヤー。(子鬼を殺す者)
一般的なゲームでのゴブリンは最弱のキャラクターとして扱われていますが、
もしゴブリンが現実にいたらどれだけ日常生活への被害があるか、生々しく描かれています。
「どきどきわくわくする楽しいファンタジー作品なので是非読んでください」とは申しません。
目を背けたくなるようなグロテスクなシーンもあるのです。
だからこそリアルに感じ、この作品にぐいぐい引き込まれてしまいます。
痛みを受け入れ乗り越えられる大人に是非読んでいただきたい。重厚なダークファンタジー。
(※イラストはとっても可愛いです。素敵なアレが窓枠に乗っているシーンもあります。)
感情タグBEST3
都市の冒険のはずが結局ゴブリンを追うことになり、広野を徒歩で歩きゴブリン達と大立ち回りを演じるのがいつものゴブスレさんの冒険だなぁと楽しかったです。
水の街へ向かう道中の馬玲姫と女神官達が語らい妖精弓手が草笛を鳴らすのどかな瞬間がとても愛おしく、それだけに次の場面の「ドラゴンでも出てくれば良いのよ...続きを読む!」「全滅するのも一興ですなぁ!」がどこか楽しそうでワクワクしました。
Posted by ブクログ 2021年09月27日
小鬼退治以外をしても良い、と思うんですよ。
強迫観念じみてゴブリンが出てくるからゴブリンスレイヤーがゴブリンを殺す羽目になっちゃってるけど(苦笑
とは言うものの、やはり巻が進むにつれ舞台を変える必要性には迫られます。…ホントに延々穴蔵でゴブリン退治ばっかりやるわけにもいかないですし。
結果的にワ...続きを読むールドガイドや種族や民族の生活手引のようになっている感はありますね。TRPGのワールドガイドとしては良質、と言えます。
とりあえず、競技場の様子に、ついタイムリーだなーと思ってしまうのはご愛敬。そもそも女性走者しかいないような気になってしまうのは何故だい…?
馬人(ケンタウロス)、草原の民の矜持が何とも独特で興味深かったですね。…つい、馬人の服の事情とか、羞恥とかどうなのかな、と思ったりなんだり。
今回も(結局)ゴブリンが出て以下略なのですが、英雄譚の定番、お姫様捜索の体になっているのが何とも感慨深いです。
作中、ゴブリンスレイヤーに関わる人々が皆同じ心境になってるというのが、また。
誰もが彼の生業、そしてこれまでの功績を軽んじてはいないけれど、それでも彼自身の人生が復讐だけで占められてしまう事を心苦しく思っているわけで…良い人ばかりなんですよねぇ。
結果として、変わらないと思っているゴブリンスレイヤーが少しずつ変わってきている、それが嬉しくはある。
…特に最後辺りは誤植かな?って思うくらいに(苦笑
女神官が一端の冒険者になった結果、「―崩しましょう!」って言っちゃうのは最高ですよね(笑)
Posted by ブクログ 2021年10月10日
そうか。この世界ウサギ人間がリアルにいるから単なるコスプレか。
・・・それはなんか違和感だよなぁ。
リアルウマ娘の回。勝負服を纏って競争してるんだからまさにそれ。
昔ケンタウロスの槍使いと二刀流剣使いの戦闘シーンのあったファンタジー映画を見たことがあって、ケンタウロスのチャージって落馬しないし、い...続きを読むいな、と思った記憶がよみがえった・・・どんだけTRPG脳だか。
ベルセルクやSAOが小ネタに出てくるのは予想外だった。
ウマ娘のパロディにもなっているのかもしれないが、ゲームもやっていなければアニメ等も見ていないので定かでない。