ゴブリン討伐だけで銀等級にまで上り詰めた稀有な存在、
それがゴブリンスレイヤー。(子鬼を殺す者)
一般的なゲームでのゴブリンは最弱のキャラクターとして扱われていますが、
もしゴブリンが現実にいたらどれだけ日常生活への被害があるか、生々しく描かれています。
「どきどきわくわくする楽しいファンタジー作品なので是非読んでください」とは申しません。
目を背けたくなるようなグロテスクなシーンもあるのです。
だからこそリアルに感じ、この作品にぐいぐい引き込まれてしまいます。
痛みを受け入れ乗り越えられる大人に是非読んでいただきたい。重厚なダークファンタジー。
(※イラストはとっても可愛いです。素敵なアレが窓枠に乗っているシーンもあります。)
感情タグBEST3
ペガーナの神々、ホビットの冒険、ゲド戦記、あとわからないもの多数?なのか そういうものがちょっとずつ話に取り込まれていてそれがどうにも良い雰囲気になっていて楽しく読めました。ちょっと今巻は風刺っぽいところもありましたが嫌味がないのでそれも良いです。
差別だ、不公平だと騒いで皆平等に並べるべしという昨今の欧米の考えに対する作者なりの思いが含まれているのかなと感じる内容でした。
ゴブスレ成分は少し少なめで、都のトーナメント祭りに関わるお話がメインです。
女神官も逞しくなりましたね。
かわりにいつも凛々しい受付嬢がオロオロしていたのが面白か...続きを読むったです。
まぁそんな人と出逢えば受付嬢の反応が当たり前で冒険者達が異常なんですけどね。
そして最後にレーア少女に万歳!