あらすじ
ジャムカはテムジンの部将を討ちとった際に深傷を負ったが、それも癒えつつあった。テムジンはケレイト王国のトオリル・カンと結んでおり、ジャムカ、タルグダイ、アインガは、それぞれ単独では対抗できない。タルグダイの妻ラシャーンはタルグダイの意向をふまえ、ジャムカと二人きりで密かに話す機会を得る。タルグダイはすでにアインガとは会っていた。あとは、ジャムカ、タルグダイ、アインガの三者が出会い、共通の敵について語ることができるかにかかっていた――。モンゴル族の各氏族、メルキト族、ケレイト王国が二つに割れ、草原の覇者をめぐる一大決戦の幕が開ける、好評第七巻。
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Posted by ブクログ
思っていたよりはあっさり、テムジンが〝民族統一〟を果たす。日本で言えば関ケ原、大草原を二分する見応えある戦いは、とりあえず、誰も首を取られることなく決着した。生き延びた者たちの関係性は新たな局面を迎えることになるのだろう。今後の展開がますます楽しみに。