あらすじ
原発事故後の福島県。「食」に携わる方々が様々な問題に取り組む姿を追った2011年11月から2013年4月の取材のうち、その後半を収録。そして山岡と雄山の確執がついに雪解けを迎える!?
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除染の実態など、知らないことが多すぎました。身土不二の精神が、無惨に踏みにじられてしまう悔しさや悲しさははかりしれない。10年経ち、福島の方が、差別や偏見にさらされることなく、この原発事故の体験とその後の生活の変化をありのまま発信出来ればいいのにと思います。そして、減思力にならないよう、もっと、原発や、エネルギー問題、放射線にいて、勉強したいと思いました。
それから、雄山先生と山岡さん、とうとう、和解ですね。山岡さんの発する、父さん、感動です。早く続き読みたいです。
重い、忘れてはいけない話
親子の和解や、海原雄山の青春が、重い舞台で語られた。最後の三巻でした。読んでなかったのでこの機会に知って良かったと思います。これは忘れてはならない事実です。東電の方の苦労も続いています。福島の復興を祈り続けます。
一区切り、と思っておこう
物議を醸した福島の表現はここでは置いておいて。
長い長い確執を経て本当の和解、ということに。
ペトリュスを一緒に飲んだ時点で和解してたような気もしたが。
若き雄山の啐啄同時、伴侶となる山岡母との出会い
その助けになるのが師の作品と仙人の食物ともいわれる桃
というのが印象的なエピソードだった。
しかし、作者がその出会いの場を福島と決めていたのかどうかは疑問で、3.11があったから福島になったのでは、という疑念が残る。3.11はそれだけ大きなテーマではあったが、この最大のクライマックスは、社会問題から離れた、純然たる「美味しんぼ」で見たかった、と個人的に思う。
この後休載の形であり、この巻が結局最終巻になるのか?
3.11の衝撃で、続けると作中で約束された日本全県味めぐりも吹き飛んでしまった感がある。
個人的には、行われないままの、「新・お菓子対決」は見たいのだけど。