あらすじ
才能あふれる料理人・宇田が美食倶楽部を辞めたいと言い出した。より大勢の人を喜ばせるために、ハンバーガーショップを始めたいというのだ。最高の牛肉を手に入れ、いよいよ開店の日、海原雄山が宇田の店にやってきた。宇田のハンバーガーを一口食べた雄山は「こんなものは売り物にならん!」と一喝。一般の客たちも見向きもしない。山岡には、その理由が判っていた…。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回も個性豊かな面々の登場で、非常に面白かった。富井副部長の意外な一面が印象的で、この話からカワハギに興味を持つようになったと思う。師匠と弟子の仲を戻したり、事件を解決するなど、単なる食べ物の話を超えてすごすぎる。
Posted by ブクログ
・ハンバーガー。肉とパン、野菜どれもが負けてはいけない。バランスが大切。
・佛跳牆はお坊さんが壁を飛び越える位おいしいらしい。
・すじ肉は水と日本酒、ショウガと醤油を入れて弱火で2日、更に3日間煮込む。
・黒い刺身はカワハギのキモ。
・パスタの中に骨髄、子牛の脳みそ、レバーバラなど、色々入れる。
・日本は化学調味料を多く使って舌が麻痺している。
・肉は落として1週間から10日がイノシン酸の量が最大になる。
・おふくろの味はほっとする。
Posted by ブクログ
人はある程度自分が精通した分野の構造を見立てにして、新たに直面する問題の解決の糸口を探していくそうです。まさにこれは「食」を見立てにして周りの人生の問題を解決していく話。面白すぎます。お腹が空いた深夜に読み出すと止まらない。古本、少し異臭。