あらすじ
空を舞う美しい白龍を目にした夏目。見てみたいというニャンコ先生と一緒に白龍探しをしていると、元気のないちょびを見かける。どうやら、お気に入りの櫛が壊れてしまったようで…?メガヒットあやかし契約奇談第27巻!!
...続きを読む
妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
夏目友人帳再読中。
「ちょびの宝物」…数あるエピーソードで一二を争うくらいラストに驚かされた名編。
「名の主来たりて」…妖のなかで造型がすきなキャラクター。
いや〜全てがよいのです。
ぜひ〜
匿名
チョビ〜!
まさかチョビが白龍だったなんて!!
確かに私は高貴だって言ってたもんね!高貴すぎるわ!!笑
ニャンコ先生が憑依されてぴよぴよ言ってるのもめっちゃ可愛かった!
Posted by ブクログ
空を舞う美しい白龍を目にした貴史。
見てみたいと言う先生と一緒に白龍探しをしていると、元気のないちょびを見かける。
お気に入りの櫛が壊れてしまった。
貴史は、いつものお礼を兼ねて櫛の材料を探す。
ふと見かけた白龍の落とす鱗を入手するために奔走する。
が。
白龍=チョビだった。
落ちた鱗が綺麗だという貴史に、本当の姿を見せてくれた。
小物から、穴ぼこが増えるという相談を受けた先生。
同時期に貴史は「カカ」という名を返していた。
名を返した妖は顔を奪われ、得体の知れない奴の元へ。
その顔に名を返したのだが、実は顔は2つ。双頭。
もう一つが名を返して欲しいと。
体が有れば…と探すために穴を開けてた名無しの妖。
体は封じの呪いがかけられ、「要らない」というカカ。
再度眠りにつくというカカを、埋めてやる。
隆史の友人北本のおじさんの家に泊りがけで遊びに行く事になった。
海釣り中にアヒルの浮き輪を発見し、親切で浜へ置いておく。
これ、ヒヨコ姿の妖が虹の雲へ旅立ちたいと用意していたもの。
虹の雲へ返すため、夜中の海に出かけて、海の上を歩き、ヒヨコを大魚の大ジャンプで虹の雲へ。
ファンタジーてんこ盛りで、夏目の世界観はコレ!
ってカンジです。
Posted by ブクログ
・108
壊れたちょびの櫛の材料にと、龍の鱗を考えた夏目。ちょび=龍というのは、読んでいて気づかずでした。
・109-110
まさかの「なりすまし」塔子の有人の靴を拾ったあやしい妖が素直に帰ったと安心したのに。わたしがね。
・111
かわいいくせに、ニャンコ先生を乗っ取るとは。
ぴよぴよ達の話
が好きでした。いつも一人でしか抱え込めないエピソードが多いので、夏目が北本達と妖に触れ合えるエピソードというのは貴重…そしてとても綺麗でした。
空を飛ぶ龍の話は、驚くと同時に登場人物たちのやさしさにほろっとしました。普段まわりに妖のことを話せない夏目が、友人たちと過ごした夏の日の話も秀逸です。
もっと読みたい気分
この巻も読みやすくて、話しもとても興味深かったです。夏目の田沼達に対しての気持ちや想いが表面されたことが気に入りました。やはり、アニメ化されて、夏目友人帳の世界にまた飛び込みたい気持ちです。
Posted by ブクログ
思い込みかもしらんけど、久しぶりに”名前を返す”行為に焦点が当てられた一冊だった気がする。友人と妖怪しか出てこず、妖力のある他の人間たちが一切出なかったのも一因か。翻って殺伐とした雰囲気が抑え目で、最初期の頃のような切なさが前面に出されているのも良い。浸れました。
Posted by ブクログ
妖であれ人であれ、繋いだ縁を大切にする、夏目。
そんな彼らの心温まる体験と、友人帳の話。
第百八話・・・空をうねりゆく白龍が落とす鱗。櫛が割れて
落ち込むちょびのために、拾おうと奮闘する結末は。
第百九~百十話・・・穴ボコ事件と塔子さんの話。そして妖の謎。
ミステリの鍵は友人帳にあった。妖と人との縁の妙。
第百十一話・・・海で起こった不思議な出来事。
親友たちとの体験はまるで夢の如くの特別な夜。
前巻の払い屋絡みの話から一転、近しい者たちとの話に。
何かと気にかけてくれる、妖たち。
何かと付き合ってくれる、親友たち。
さり気なくフォローしてくれる、田沼や多軌の存在。
1巻の頃からに比べても、見違えるように生き生きと行動する、
夏目の姿は、彼らとの縁を深めた成果に違いありません。
また、友人帳を介した事件では、祓い屋やレイコさんとの
妖の名前を介した縁という形も現れていました。
海での体験は、共有出来る親友たちと共に味わえた喜びが
詰まっている、宝箱のよう。なんか、ほっこり。
ぴよぴよたちとつぶらな瞳のニャンコ先生が、印象的でした。
優しく温かな
今巻は夏目の友、妖しのチョビのお話から始まり、レイコさんに名を奪われた妖しへ名を返したり、ピヨピヨ鳴く愛らしいヒヨコの妖しに協力して星を拾ったり。
どの話も心温まる優しいお話でした。
チョビの話は特に優しさ溢れるお話でした。
夏目友人帳はいつも読み終わったときに心温まる素敵なお話ですが、今回は特に夏目の友がたくさん出てきて彼の成長も見られて良かったです。
ゆっくり時間をかけて読みたい作品です♪
ぴよぴよ可愛い!今回もほのぼのしてて読むとほっこり切ない気持ちになる。漫画の舞台になった場所が被災してたとは知らなかった。最近災害が多くて恐ろしい。
心の変化かな?
面白いと思って読み続けて来ましたが、25巻以降少し違って来ている様に思うのは、年齢のせいでしょうか?
もちろん、良い話だと“じんわり”させて頂いてます。
素直に感謝しています。
ついに…高貴なあの方の正体が…
夏目と塔子さん滋さん夫婦や、同級生ズ、それに犬の会メンバーとの心の距離感や関係性が深まってる事が伝わる素敵なエピソードばかりでした。
ドキドキの謎解き要素もあったり、美しい情景や夏目が幸せを感じてるんだな…というのが伝わって見ている此方まで嬉しくなったり…ホッコリなお話が詰まってます。
今回は祓い屋さんたちはお休みですが…
何度も読み返したくなるエピソード満載です。
Posted by ブクログ
大好きな作品なので今回も楽しく読みました。
チョビの正体はビックリ…。
でも何故…?あまりにも唐突というか。
龍といえば箱崎さんの式なのでそっち方面の進展を期待したのですが、特に関係ないんですかね。
夏目友人帳って線が細くて繊細なタッチのイメージがあって、悪くいうと全体的に絵がスカスカで、しかしそれが逆に得体の知れない不気味さを醸し出してるというイメージだったのですが、なんか今回は背景やモブの書き込みとか、手書きのセリフやツッコミの描写がやたらと増えたように感じました。
セリフも「!?」とか今までこんなに使ってなかった気がするですが…。
なんというか全体的なノリというかテンションが若干変わった気がします。
物語の進展は特に無かったのですが、全体的に今回はポップで面白かったです。
今回は以外な人物(?)「ちょび」がメインの話と学校の友人達交えた話が2つありました。
クスッと笑える可愛らしいシーンや時々ドキッとする怖い描写もあるけど個性的なキャラクターと問題を解決していく姿が微笑ましいです。
最近、学校の友人の出番が増えたなと…それだけ夏目と仲良くなってるって事だよね。良かったね、夏目。。。
Posted by ブクログ
ちょびの正体、意外ー!美しいじゃないか・・・。
今回は日常の延長上のお話が多くて、私好みでした。ちょっと怖いところもあったけれど、どれも良いお話だったなぁ。あと、夏目の想い出が増えていくのを嬉しく思いました。
それにしても、みっちりひよこは可愛すぎた。ニャンコ先生のつぶらな瞳も、破壊力がすごい。キューン!としました(笑)。
最初に読んだ時からもう10年以上たっています。こんなに続くとも思わなかったですけど、ここまできたら本当に友人帳にのっている名を返せるかもしれないですね。
Posted by ブクログ
名前を取り違えるという話は今までそういやなかったような。しかし顔だけ見えるのは何回見ても怖い。
海の話は微笑ましくてよい。つぶらな瞳には笑った。
心が浄化される
毎巻心が浄化される思いです。
気づいたら泣いてるのが夏目友人帳クオリティ。
塔子さんはやっぱりこの漫画のヒロイン。
夏目が来る前は同窓会もこんなに楽しめなかったんではないかと思うと違う意味でも泣ける。
チョビの話も友達ズの話も好き。
夏目友人帳らしい
近頃は的場さんとか祓いや界隈のいろんな複雑な人間キャラが出てきて、ちょっとゲンナリしてたけど、今回は初期の友人帳を思わせる幻想的なお話でした。久々にレイコさん登場に懐かしさがいっぱいになりました(笑)。そろそろレイコさん関連の話を進めて欲しいです。
Posted by ブクログ
星4.5!
相変わらず泣きたくなるほど優しくリリカル。
特にこの巻は3話すべて独立した短編で、夏目と学校の友達と犬の会メンバー達とのステキな穏やかなお話しばかりでした。
ちょびの正体がなんとっ!判明したり。
ちょっと不気味な妖しとレイコさんの思い出を分け合って助けたり。
北本くんの親戚の海の近くのお家に、西村&田沼と泊まりに行ってみんなで冒険したり。
個人的には3話目がかわいくてもう……っ(悶)
しかし、にゃんこ先生、大物のくせに憑依されすぎだぴよ。
Posted by ブクログ
夏目が仲間と和気あいあいとしてる話だった。このマンガの妖怪は、得たいの知れないとこもあるけど、隣人って感じだな~、先生もなんだかんだ言ってるけど凶暴じゃないし。
白竜の話…本性とかあったんだ…と驚いたけど、先生もそうだった!
カカの話…長めの話で、だんだんと真相がわかるのが楽しかった。妙に色んな人が登場するし!ちょっとドキドキしたけど、絵が爽やかなせいかあんま怖くはないな…てか、カカは危険そうなやつなのに、命や力に執着したりしないんだな。名前返すとこ好きだから、久々にみれて良かった。
海の話…この親戚の家に友達と泊まるって、今でもあるのかな?確かに妖怪ってより、童話とかファンタジーだったな。
そういえば、このマンガって時間経過どうなってたっけ…?