妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2015年05月07日
ついに名取に友人帳のことを打ち明ける夏目。自分からではなく妖の口から名取の耳に入るというのが、何とも夏目らしい。でも何も聞かなかったことにすると言う名取に、知られてしまったのならと自分の言葉で伝えようと決めた夏目の瞳が意外な強さで少し驚いた。本当に強くなったんだなあ。名取がこれまで以上に気に病まない...続きを読むか心配ではあるけれど、漸く話せたことで肩の荷が下りたようでほっとしました。
Posted by ブクログ 2014年12月13日
読み終わりました!
第七十二話。。
名取さんに、ついに友人帳のことが知られて
「大丈夫、大丈夫だよ。何も聞かなかったことにする」と言った言葉も表情も切ない……
と一瞬、思ったけどその後の夏目の言葉が
次どうなるのとページを捲るのドキドキしました////
少しずつこの二人の関係が変わ...続きを読むってきたような感じがして
嬉しくなりました(〃ω〃)
これからどうなるんだろうと楽しみです♪
名取さんと夏目の絡みが大好き♡
主様。。妖かしと一緒楽しそうだけど
心のどこかでは寂しいんだろうなと思う
人恋しいと…
木の葉を眺める後ろ姿が切ないよ。。。
今回もかわいい妖かしさんが沢山出てきました♡♡
梟さん。。ふわふわモフモフしてそうで触りたくなりますね(笑)
もしタキだったら飛びついちゃっていたかもですね!
一番最初の妖怪さんもかわいかった。。
アケとシロ良いコンビだと思います!
アケはきっとシロのことが好きなのではと
勝手に想像してしまいました////
夏目のこと、モヤシ兄さんと……名前がツボです(≧ω≦。)プププ
他にも色々な名前を言われてましたww
それにしても。。夏目…よく吹きますね(笑)
そういうシーン面白くて好きです!
最後の特別編のお話。。切なかったです。:゚(。ノω\。)゚・。
夏目の気持ちが痛いほど分かる……
しきたりはしきたりなんだけど…
こんな結末は切ないよ。。
もしかして夏目と出会ったことまで忘れちゃったということ?
そんな。。切なすぎる(ノω・、) ウゥ・・・
ふと。。『夢十夜』という言葉が浮かびました
あの女の子。。レイコさんやタキに似てますね!
最初見たとき、レイコさん!?と思ってしまいました(^^;)
時空を超えてニャンコ先生や夏目に会った不思議な話なのかと…
でも全然違ってた。。笑
Posted by ブクログ 2014年11月16日
ついに夏目は名取に…。
なんだかんだと名取は、夏目に親身になっているし、ま、悪い人じゃないんだと思う。
が、本当にこれでいいのかと、疑心暗鬼になっているのだ。
うん、名取がなにも抱えず、払い屋をやっているなら普通に夏目のいい兄的存在で、って思うのだろうけど、あの体を這うモノの影が、あれの存...続きを読む在が名取をただのいい人という所にとどまらせてくれない。
闇は、闇を呼ぶし、同時に光に焦がれる。
名取にとって、夏目は光の象徴であるように感じてならないのだが。
まぁ、ニャンコ先生がいるからいざとなったらなんとかなるはずなんだけどね。
にしても、妖とかかわり、人間とかかわり、ってそういう日常の中で、夏目の存在がだんだん妖に近寄ってるようにかんじてならない。
本人は、まっとうに高校生活と家庭生活を送ってこれ以上なく人間らしく生きていると思っているのだろうけど、むしろその安定が彼を妖に近づけているように思う。
ようするに、彼は優しすぎるのだ。
と、同時にいざとなったら斑が助けてくれるという、安心がないとは言い切れない。
そういう一種の傲慢さの上にある優しさなのだろう。
結局のところ、彼はまだ子供なのだ。
自分が<守られるべき存在である>ということに気づき、それを受け入れている子供なのだ。
そうやって、遅れた子供時代を経て彼は大人になっていくのだろう。
がんばれ。
Posted by ブクログ 2014年11月12日
名取さん...彼は彼で抱えてるものがあるし夏目のことを彼なりに気にかけてるのもわかるけどあれはフラグですよね
的場さんと夏目に挟まれて?ある意味彼が一番つらい立場かもとか思わなくもなかったり。
箱崎邸のお話もなんだかな...
龍も箱崎さんもさみしいよ...そういうの好きだけど!!
見えなくて辛...続きを読むい人もいれば見えて辛い人もいて世の中上手くいかないなーっていうのがもう
Posted by ブクログ 2014年10月04日
今回の表紙可愛い~*^^*
いつもながら、優しくほんのり切ない妖達の物語に、
心がホッと温かくなります。
このシリーズの核である友人帳の事について新展開もあり、
緩やかながらも物語は進んでいるんだなぁ、と実感します。
今まで何でも一人で抱え込んでいた夏目が、
少しずつ周りとの距離感を縮めているあ...続きを読むたり、思わずホロリときますね!
最後のフクロウの妖のお話が素敵でした。
女の子目線で描かれていると、夏目がかなりミステリアスに見える(笑)
また次の巻も楽しみにしています♪
Posted by ブクログ 2014年09月10日
相変わらず…泣きそうになってしまう(●´艸`)とても優しいお話(๑′ᴗ‵๑)18巻と長く続くお話にもかかわらず、こうも温かく素敵なお話がかける緑川先生は凄いなぁと思います(*゚∀゚)ああ、ダメだ!泣いてまうやろー!!!好きだー!!
Posted by ブクログ 2020年07月10日
祖母(夏目レイコ)が残した友人帳により、妖怪の『名前』を返還したり襲われたりしている 主人公は夏目貴史(たかし)。
今回は龍の变化のお話と
名取と「箱崎氏」の遺産騒動。
そこで箱崎氏の式(龍)と話し、式が遺産を燃やす。
実は男性で、夏目に似た人と会った事が有るという式。
それは誰??
残った物を拾...続きを読むい集める夏目と名取。
去ってしまった龍。友人帳の事を話す夏目。
森の中で出会った少女「タマミ」。
白梟に赤い石のリングを返しに来たと言う。
出会った夏目は一緒に探すことに。
実はその梟は夏目の探す森の主の変わり身。
そして。
タマミの記憶を消して、その場から去る。
公園のベンチで目を覚ますタマミ。
手には一欠片らの赤い石。
相変わらず、やんわり、切ない…。
Posted by ブクログ 2017年10月16日
もう18巻・・・でもやめられません。
なにげない心の交流、行き違い、想いなど、
ほっこりする内容が多いから・・・読んで良かったと、
満足できるからなのでしょう。
さて、名取に友人帳の存在を明かしてしまいました。
また、祖父?もレイコさん同様の視える人だったのか?
これまた先が知りたい事が出てきてしま...続きを読むいました。
Posted by ブクログ 2016年05月01日
遂に名取さんに友人帳の事を告げた夏目(・・;)はたして吉と出るのか凶と出るのか…(--;)今回は妖かし達の切ない想いの話が多かった(*´-`)それにしても「もやしニイさん」「ナツメグ」って(*^。^*)
Posted by ブクログ 2016年02月13日
相変わらずやさしくて、切なくなるような話
主人の死後、その研究結果を守ろうとする式や、あやかしが忘れられたくないと思ってしまうような少女がでてくる
Posted by ブクログ 2015年12月30日
夏目が名取へ友人帳の存在を語るのには、唐突感が。指輪物語の指輪みたいな感じですかね。レイコ以外の存在をしれっと放り込んできましたよ。
Posted by ブクログ 2015年05月24日
名取と友人帳問題が以外とあっさり解決?少し名取の感じに不安があるが。特別編では女の子視点のため、もやし兄さんがミステリアスな存在に感じておもしろい。
Posted by ブクログ 2015年08月14日
作者のあとがきまで読んで「・・・そーだよな。作者がわかってないとこういう風にキャラが動かないよな」って納得しました。名取さんのことです。
この巻は、名取さん巻だわ、龍が二連続だわでちょっといきあたりばったりなのかな?
最後の話がよかった。というか夏目と「女性」(ただし七瀬さん以外)が絡むと空気があ...続きを読むったかくなる感じがするからいいなあ。
Posted by ブクログ 2014年10月01日
たかしくんが成長していく姿に毎回感動させられています。読みはじめてからずいぶんたちます。だんだんと見方も変わっている自分に気付けます。やっぱり好きです。
Posted by ブクログ 2014年10月01日
「人」はやはり「人恋しい」もの。一途に主だけを思い「持っていく」妖に、人の家を散々荒らした祓い屋達が「忌々しい」と言った所が、なんともいえない気持ちになった。名取の「悪用を〜」も結局は「私達の」都合だ。人間とは、身勝手な生き物だ。だってそこに妖の「気持」は無い。「夢幻」ではさらに、夏目がなんだか、視...続きを読む点が妖寄りになってきた気がする。
Posted by ブクログ 2014年09月27日
ついに『友人帳』のことが名取さんにバレてしまいました。しかもそれは、夏目の口からではなく、妖怪の口からという最悪な形で。
夏目がしまった、という顔をしたのがわかって「大丈夫、聞かなかったことにするよ」って、そう言って笑った名取さんがすごく大人で、すごく寂しかった。
Posted by ブクログ 2014年09月26日
なんだか・・・最初の頃と比べると、夏目が随分しっかりしてきたなぁ、と思いました。
まだ色んな迷いはあるにしても、自分がどうありたいのか、何を優先したいのか、なんとなくわかってきたんでしょうね。
それにしても、「ナツメグ」には吹いたわw
皆ノリノリで呼ぶところ(しかも真顔で)、18巻で一番笑いました...続きを読むww
Posted by ブクログ 2014年09月16日
ふくろうちゃんの話が胸にきたなぁ。切なかった。この切なさは夏目独特です。あと、夏目に似た男の人の話が出てきましたねー!気になるなぁ、祖父?の影。
Posted by ブクログ 2014年09月15日
今回もどことなく切ないお話でした。
夏目がだんだんしっかりしてきた分、名取さんの頑なさが少しずつ露わになってきたような・・・。
互いに相手を思いやっている分だけに、名取さんの今後の行動が気になるところ。
Posted by ブクログ 2020年05月20日
読み直しも18冊目。
こちらは、大妖の弟子二人のすれ違いに夏目が巻き込まれる話「できること」、妖怪研究の大家の遺産に絡めた名取さんと夏目の話「閉ざされた部屋」、そして最後が普通の女の子と神守クラスの妖と普通の女の子が関わってしまった「夢幻のかけら」の3話構成。
連続で龍が出てくるというのはなんか夏...続きを読む目としては珍しいような。箱崎さんの話は家族とのつながり、妖とのつながりがいつもに比べると深堀されなかったような気がしました。
それにしても、その後、友人帳の件で名取さんとは何もなかったようなと書いていたら、なんと次の巻でちゃんと回収してるじゃないですか。知ってても特に何もしなかったから印象に残ろなかったのかな。記憶ってあやふやなものですね。
Posted by ブクログ 2014年12月18日
ついに名取さんに友人帳のことを知られてしまい、話すことを決めた夏目…!
夏目は友人帳について秘密を貫くつもりでいた反面、自分を心配してくれる人たちに肝心なことを話せないでいるもどかしさもあったと思うんで、きっかけはどうあれ自分の言葉で伝えられる時がきたのは、それはそれで良かったんじゃないかなーと。ヾ...続きを読む(´ω`o)
少なくとも名取さんは、基本的に夏目が悲しむようなことはしないと思うので(妖に対してはわからんけど)、その辺は大丈夫かなと。
巻末収録の特別編16は、珍しく(?)感じのいい女の子が出てきて、少し切ないけど温かくなる話だった*
Posted by ブクログ 2014年10月13日
持っていて困るくらいなら、燃やしちゃえばいいのに、という考えは人間としては正しい。
でもね!
燃えちゃったらこの漫画おわっちゃうの!(爆
Posted by ブクログ 2014年09月27日
おかしなレイコを嫁にした男だもの。普通なはずがない。。。よな? すっごい優しい普通の人だったりするのだろうか。夏目に面差しが似ているというのも気になるす。レイコのだんなは妖がいいな~~
ところで全サのニャンコ先生の顔型座椅子がちょっと欲しいじゃないか。応募者負担は雑誌と2500円……ああ……
Posted by ブクログ 2014年09月11日
名取さんに友人帳のことを話す夏目
話してよかったのか
はたまたそれがもとで新たな展開となるのか
ゆるりと進む物語ではありますが
毎度毎度楽しみな一冊です
さて。
また一巻から読み直ししましょ
Posted by ブクログ 2014年09月10日
★3・5
ついに友人帳のことを名取さんに教えた夏目。これで今度どうするのか…。名取さん、本心では何考えてるわかんないからイマイチ信用できないってか、してない(苦笑)基本、夏目と同類の人たちは信用してないので、夏目が辛い目にあったりしなければいいんだけど。あと夏目と似てる男の人っていう新たな謎が。
龍...続きを読むや梟のお話、ほっこりして暖かい気持ちになるんだけど、でもせつなくもなる。