【感想・ネタバレ】夏目友人帳 14巻のレビュー

あらすじ

おつかいの途中で二匹の小物妖怪に捕まった夏目。咽をやられ声が出せなくなったところに、祖母・レイコを知る別の妖怪が出現!窮地から救われる。ところが、今度はその妖怪の棲家へと連れ去られて…!?中級妖怪コンビが主役の特別編も収録。

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妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。

妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!

祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。

幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。

名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

夏目友人帳再読中!

「悪戯な雨」「変わらぬ姿」…どちらも夏目の優しさが光ります!

「音無しの谷」にでてくる妖怪がナイスです!


ぜひ〜

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2025年05月17日

ネタバレ 購入済み

夏目は、妖達との距離の取り方が上手くなってきたように感じた。
夏目とぽかぽか殴り合ったり、ぷんすか怒ったりニャンコ先生がかわいい。夏目に珍妙な姿と思われていて気の毒で笑った。
今回、レイコの正体が少しだけ明かされる。強くて優しくて孤独で…
心があったかくなるような妖との触れ合いに癒やされる。

#笑える #ほのぼの #感動する

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2024年05月09日

ネタバレ 購入済み

宝物

自分の宝物を奪われるかもしれないとなったときに、宝物のように大切な人たちがたくさん思い浮かんで心配する夏目…。よかったねぇ、と思いつつ、将来どうやって自分や周囲の身を守っていくのか、心配です。それにしても、次から次へといろんな妖が出てきて、ネタが尽きないのがすごい。

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2022年01月25日

購入済み

56話はかなりいい

タオルをもらった少女の妖が持ち主に何とか返そうとするストーリーだがただ返すだけでなくもう一度自分を認識してもらいたくてそれも叶わないという状況が切なかった。

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2019年10月25日

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8-14巻まで。お祓いの人との確執がどんどん進んで、それと戦うために少しずつ力をつけていく、みたいな物語になると思ったけど、それなりの緊張感は残しつつも、相変わらずのほのぼの感がそれを覆っていて、相変わらず良い雰囲気です。ちょっと緊迫したなって思うと、ふと温かくなる妖怪との触れ合い話が挟まれたり、緩急のつけ方も素敵。少年漫画的なケジメとか、大いなる目標に向かって、みたいな物語も大好きだけど、こういうほんわか系も大歓迎。無理な展開は期待してないんで、この調子で続いていって欲しいです。

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2018年02月28日

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話たくないことは、話さなくていいんだよ。

田沼の一言がとても心に沁みました。
レイコさんのこともだんだん明るみになっていきますね。巻が進むにつれ、レイコさんの笑顔が、笑顔ではなくて悲しそうに見えてくるんですよね。優しい人なのに、伝わらない。せつない。
『友人帳』という名前の理由が少しわかった気がします。

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2014年02月13日

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2012/11/28
【好き】夏目と妖怪の関わりがメインの巻。 見えない者との関係は不条理と哀愁が背中合わせになっていて涙がちょっと滲む。 生前の様子がほとんど謎な祖母のレイコが絡むと切なさ度が上がる。 子供妖怪も長い年月生きているのにピュアすぎて目頭が…。 人として守るものが増えてきた夏目にこの先、身を守る術を持つ転機が訪れたりするのだろうか? 妖怪に不法侵入されたり付け狙われたりする度にハラハラ度が増しているからなー(笑)

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2012年12月03日

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身を守る手段がゲンコツだけじゃ、限界を感じてきているみたい。この先またどういう方法で越えていくんだろう。

第五十五話 音無しの谷
超鳥の超かわいい妖

背負っている物や出会ったもの、みんな大切で、そういうものみんな守って生きていくには、どうすればいいのだろう。

第五十六話 悪戯な雨
おばあちゃんみたいな小さい女の子の妖

「触れあわなければ
想いを残すことになんかならなかったんだ」

「ーー人は
とても多くの人と出会う

たった1度の触れあいに胸を焦がす妖と違って

出会いも別れもめまぐるしくーー…」

第五十七・五十八・五十九話 変わらぬ姿
カヤツボ
どんぐりが好きな巨人の妖

先生を封じた人って、どんだけ強かったんだろう。

身を守るのも、塔子さん達に隠し事をするのも、近いうちに限界がきそうだ…。
田沼がいてくれてよかった。

「見つけるんだ
おれにはおれの
大切なもの守りかたをーー…」

特別編12 夏目観察帳⑥
中級たちと夏目

「ど、どういうことだ!?
狸や猪だってあんなところへ連れて行ったくらいで病になどならぬぞ」
「狸やイノシシ以下ということかなんと弱っちい…。
あわれすぎる。あわれすぎますぞ夏目様…!!」

夏目犬の会仲良しだ。

「いつか散るとわかっていても
しょうこりもなく
みいってしまう」

15巻は1月発売。楽しみだな。名取さんも出るよ。

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2012年11月25日

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大好き過ぎて何を語ればいいかわからない(笑)

一言でいうなれば。。。。にゃんこ先生が切実に欲しい。

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2012年09月15日

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些細なことだけど、夏目は少しずつ成長してるんだなあと。作者自身もそう感じているようでした(*´`*)
夏目は、避けすぎたり介入しすぎたりというところから、人間とあやかしとの関わりの匙加減を、きっともうすぐ手に入れられるような気がします。
自分で自分を守れるようにというけれど、夏目には、人にもあやかしにも頼りながら、そして夏目もまた支えながら。
通りすがりの出会いにはやさしく触れるように。
そんなふうになってくれればと。
夏目友人帳は、いつも夏目を心配して、夏目の成長を微笑ましく思いながら見ている気がします(^o^)

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2012年09月05日

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放っておけなくて、妖のために奔走してしまう夏目が好き。可笑しくて、可愛くて、頼りになるニャンコ先生も好き。

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2012年08月31日

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今回は妖寄り、そしてレイコさんのお話が多かった。
謎に包まれたレイコさんの正体が少しずつ分かってくるんだけど…。
一話目の妖怪の話から、ずんずん胸にくる!!
あの最後の一言に涙腺が耐えきれなかった。
あー、泣ーいーたー!

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2012年08月21日

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 話は、レイコの過去につながっていって…。
 
 夏目が「良い話は聞けないんだ、だって祖母は」って言うから、もしかして、女性の身におこる最悪ともいえるこをと想像してしまったじゃないか。
 ま、この辺はやっぱり夏目は男の子なんだろうな。
 
 子供を産むってことは、紙切れ一枚に左右されることじゃないんだよ。
 ましてや人を愛した結果であるなら。

 うん、レイコさんはちゃんと愛する人と巡りあえたんだね。
 なんか、夏目友人帳の最大の荷が軽くなった気がするよ。

 にしても、相変わらず涙腺を崩壊させてくれます。
 小さい女の子のアヤカシの最後の言葉に、決壊してしまった。
 
 夏目の世界は、優しいね。
 この優しさを、そのままにゆっくり大人になっていってほしいよ、夏目。

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2012年08月17日

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やっぱりほんわかしてて面白い。ほんわかしてるんだけど、ちょっと切なくて、面白くて。なんとも言えない読後感があります。

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2012年08月02日

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ネタバレ

緑川先生がさらに大好きになった巻でした。今までもすでに限界まで尊敬していたはずなのに、その限界がさらにどんどん伸びていく感じです。出会えてよかったです、本当に。

物語もとうとう中盤に入り(多分笑)、クライマックスへの伏線が丁寧に少しずつ描かれていっている気がします。レイコさんは、親戚が言うように可哀想な人生を送ったのではなくて、幸せに笑顔で人生をまっとうしたんだよ、と思えるエピソードが初めて描かれました。もしかしたらこの事実こそが、夏目のコンプレックスや不安を救うのかも。

引っ越してきた当初と比べ、だんだん人と妖両方との関係を上手く続けていくのが難しくなってきた、という描写も、とうとう前面に押し出されて描かれるようになり、この先の展開が不安でもあり楽しみでもありますね。

次巻から最終巻まで、楽しみにしております(笑)

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2012年07月29日

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全巻読破、アニメを観てからはまりました。これはもう、名作でしょう!!どの話も良いです。個人的には妖怪じゃなく人が絡んだ話が好きです。(田沼やタキ、的場一門、名取、藤原夫妻、過去の夏目とか)人にも妖怪にも不器用すぎる夏目が少しづづ成長していく姿を、絶妙な距離で見守り支えるニャンコ先生。どの話を読んでも何かしら心に訴えてくるものがあります。

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2012年07月18日

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京極夏彦が推薦しててびっくり.

大分話が進んできたが、この頃最後の夏目とにゃんこ先生のやりとりをみていると,すごい切ない気持ちになる。
夏目とにゃんこ先生のつながりが、互いを大事に思うに気持ちが強くなってきている証。

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2012年07月14日

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「お化けと人との関係は、このくらいが丁度良いんです。ほんと。」
全日本妖怪推進委員会 京極夏彦推進!

おつかいの途中で二匹の小物妖怪に捕まった夏目。咽をやられ声が出せなくなったところに、祖母・レイコを知る別の妖怪が出現!窮地から救われる。ところが、今度はその妖怪の棲家へと連れ去られて…!?
中級妖怪コンビが主役の特別編も収録。
あやかし契約奇談第14巻!!

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2012年08月21日

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こんなに穏やかに流れるコミックは良いですね。
ゆっくりと流れる中にも、妖したち、
友人たちとの関わりにも少しずつ変化が見られ、
かつ、レイコさんへの興味が深まってきたようで、
夏目自身の成長を追っている気分になれます。
田辺も良い友ですなぁ。

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2017年10月23日

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何も変わらない日常(というには、非日常的すぎるけれども)を繰り返しているようでいて、ちょっとずつ、ちょっとずつ、話が進んでいく。こういうの、何かいい。

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2014年09月13日

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ネタバレ

1巻から一気に読みました。
夏目の優しい性格でどの物語もあたたかみがあって、妖って怖いはずなのにあまりそう感じることがありません。
ニャンコ先生の優しさもとても好きです。続きが楽しみです。

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2014年08月12日

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ネタバレ

読み直し月間で読み直したんですが、
最初に読んだ時の感想が残っていたのでそのまま残しておきます。

確かに今読んでも、特別編の中級主人公の短編が一番うるっと来ます。
人間が野生動物とかかわりを持った時と同じような気持ちなのかもしれないですね。
当時評価は3でしたが、あげて4にします。

以下、読んだ当初感想。

大好きな夏目シリーズ最新刊ですが、
期待度大だっただけに、今回はちょっといまいち。
初期の頃の感動系が薄くなってきた感じがします。
やっぱり、夏目が成長しちゃったからなのかな。
最後の中級の短編が一番、夏目っぽくてぐっときちゃった。
中級、これからも名前なしでいきそう。

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2012年12月24日

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相変わらず夏目の存在が脆弱な感じがしてドキドキするが、この強さでしか紡げない物語がこの友人帳なのだろう。

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2012年09月18日

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夏目もレイコさんも人に誤解を受けやすい。誤解を受けることを諦めてしまっているところがまた切ない。傷つくことに慣れないでいて欲しい。レイコさんは子ども(夏目母)が産まれたとき幸せだったのだろうか?そうであって欲しいと願う。

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2012年07月30日

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この巻の最初に出てきた梟のような妖が可愛くて好き。
サムズアップ知ってるのとかww
にぎやかなのが好きで、嬉しいことが好きで。

壺女は怖いけど、元々理が違う生き物だしねぇ…。
理屈通じない相手は怖い。人間でも妖でも。

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2012年07月29日

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ネタバレ

ほのぼのとした妖怪と人間の関係もよいけれど、やはりそれは特別で、べったり共存できないのだとは哀しいながら思う話。
今回はレイコさんのことがだんだんと明らかになってきて、不可思議で人よりも妖怪によっていたようなレイコさんの人間との関わりと哀しさ。
楽しみな展開になってきました。

しかし、表紙の妖怪人形達がかわいいわ。
ところで夏目、にゃんこせんせいは招き猫の姿、そんなに嫌がってない気がするぞ(笑)

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2012年07月22日

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好き過ぎて、
登録&レビューが億劫になってしまうシリーズ。

今回は55話の妖(梟みたいな)がすごく好きだ。
切なくて、でも、切ないでしょ?という押し付けがなく、
なんとも物悲しいような、
でも心の中にぽうっと灯がともるような、
優しい余韻を
いつもありがとう。

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2012年07月20日

Posted by ブクログ

今回は最初の短編両方ともあまり印象に残らなかったのですが、最後レイコさんの回はページめくるのがもどかしいくらいに先が気になってノンストップで読んでしまいました。

人の中に混ざるレイコさんは初めて見て、人間の心ない言葉に傷つく彼女が、それでも平然と笑っているのに胸が痛みました。

レイコさんは人一倍気を使う分、頑なに一人を守ることで相手も自分も守ってきて、
孫の夏目も出方は違えど同じくそうなってしまう危うさがある。

でも夏目の場合は周りの人たちにいっぱい助けてもらっているし、妖怪と関わる事でレイコさんの「結果」を見ているから、切り捨ててはいけない物をそれでも離そうかどうしようか迷いながら一生懸命持ちこたえているところが苦しいですね。
だから今回田沼に相談できたのは一歩前進だと思う。

巻を追う度に成長している夏目は14巻目でもまだまだ色褪せないです。

番外編は友人帳関係なしの話が多いので心配ごとがなくてほっとします。中級達…いいやつでした。

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2012年07月19日

Posted by ブクログ

温かくて、優しくて、ホッとする。

夏目を読むと、いつも「あぁ帰ってきた」という気がするから不思議。
今回のお話も、ほんのりと懐かしくほろ苦さのようなものがありました。

妖から見れば、人間の一生など儚いもの。
だからこそ、人間と妖が共有する時間は何物にも代えがたい。
「タオル」のお話は、妖の視点からみるとあまりにも切なかったです。

このシリーズはずっと続いて欲しいですね~^^

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2012年07月14日

Posted by ブクログ

"「ーー最近 変わった人に会ったのよ
人間のくせにこの私に話しかけてくるの
木に登ってたら危ないから降りなさいとか
もうおそいのに外を出歩くなとか 男のくせにこうるさくて苦手なんだけど
ーー多分他の町に住んでいて たまに ふらっとこの町にくるみたい
その人が時々お饅頭を買ってくれるの
七辻屋っていうとてもおいしいお店なのよ」"

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2016年10月17日

Posted by ブクログ

人と妖。それぞれのいいとこどりをしようとか、どちらとも適当な距離をもって付き合おうとか、そういうことを思わない夏目だからこその葛藤が切ないです。

視える人間。力がある人間としてはレイコさんや名取さんや的場がいる(いた)けど、「夏目貴志」が目指す道はそのどれでもないんですよね・・・。
この先不安と困難をどう乗り越えていくのか。元々繊細な物語ですが、さらに繊細になっていきそうです。

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2012年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1巻から14巻まで一気読みしました。
夏目の不安定さや繊細さがなんだか気になる、全体を通しても繊細な物語だなぁと思いました。
心の成長が丁寧に描かれているなぁと思いました。
オーケストラなアニメの方も見てみたいな。
きっと新たな表現が加わって素敵なんだろうな。

五十五話の妖怪さんが好き。
全巻通して、唯一笑ってしまったコマはこの話の
「超 薬 探してくる」と「超 魚 とってくる」w
凄く可愛かった(笑)
あとは、意外と一巻のツユカミのじいさんの話が好きだったりします。

作者様のネタばれの各話解説コーナーとあとがきが好きです。
「おつかれさまでした。」から始まる心遣いがにくいです。
素直な作者様に好感。

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2012年09月19日

Posted by ブクログ

前巻が人との関わりの話とすれば、こちらは妖との関わりの話。物語の大きな展開はないものの、主人公の祖母レイコの過去も交えて安心感のある巻。

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2012年07月15日

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