あらすじ
紅葉(もみじ)の誘いで、草摩家の別荘へ避暑にやって来た透たち。海水浴やクワガタ採りなど楽しい日々を過ごしながらも、由希や透の胸には何かが起きる予感がざわついて…!?一方、草摩本家を訪れた紫呉(しぐれ)は、慊人(あきと)にある提案を――!?
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最愛の母を亡くし、テント暮らしの女子高生・透をひょんなことから迎え入れてくれた草摩家。
そこに住んでいた同級生の美少年・由希を始めとする、草摩の一族には、異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという秘密があった。
かつて十二支を結んでいた遠い約束に、今も彼らがとらわれていることを知っていった透は…。
ファンタジーの設定を盛り込みながらも、家族の在り方や友情について優しく包み込むように描く作品。
草摩家を筆頭に、個性豊かなキャラクターが次々に登場。
同年代女子がそろえば推しメンについて討論になることもしばしば。
由希派?夾派?という問いには皆が一家言持っていることでしょう…!
ラストに向かうにつれ、それぞれの心をときほぐしていくモノローグに涙の連続です。
再アニメ化にも納得の、何度読んでもあたたかい気持ちになる名作!
感情タグBEST3
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紫呉の黒さや闇、が見えた巻だったと思います。繭の過去が苦しくてたまらなかったです。このあと2人で幸せを開けたらいいな。
ひろの大人になりきれない生意気さが可愛いです。その中でも、減点と教えてくれる春が本当にかっこいい!
繭子の恋
透たちの学校の先生である繭子の恋について描かれています。佳菜とはとりが付き合っていた頃から繭子ははとりに好意をもっていたようで、その頃の話や紫呉との話です。