最愛の母を亡くし、テント暮らしの女子高生・透をひょんなことから迎え入れてくれた草摩家。
そこに住んでいた同級生の美少年・由希を始めとする、草摩の一族には、異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという秘密があった。
かつて十二支を結んでいた遠い約束に、今も彼らがとらわれていることを知っていった透は…。
ファンタジーの設定を盛り込みながらも、家族の在り方や友情について優しく包み込むように描く作品。
草摩家を筆頭に、個性豊かなキャラクターが次々に登場。
同年代女子がそろえば推しメンについて討論になることもしばしば。
由希派?夾派?という問いには皆が一家言持っていることでしょう…!
ラストに向かうにつれ、それぞれの心をときほぐしていくモノローグに涙の連続です。
再アニメ化にも納得の、何度読んでもあたたかい気持ちになる名作!
感情タグBEST3
匿名 2021年05月15日
リンの過去、どうしてあんなに必死に呪いを解こうとするのか春への想いが伝わってきました。リンの強くて弱いところが好き。春が小さい頃から優しかった((涙
由希が透へ抱いている気持ちの正体も最後に明かされました。
Posted by ブクログ 2020年05月02日
今回は透とリンの回だよなぁ。リンは美しいですね。さすが馬って感じです。透くんはほんといろんなものを包み込んでくれる人だよなぁ。彼女みたいな人になりたかったけど、無理ですね。少しくらい近づけたら良いのに…
Posted by ブクログ 2012年08月21日
?春と別れて、必死に何かを探す依鈴。つき動かされる様に訪れた紫呉の家で倒れてしまう。偶然居合わせた透は驚き、痛々しい姿をただ抱いてやる事しかできない。しかし依鈴がずっと一人で草摩の呪いと戦っていた事を知り――!?
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ISBN:459217884X
【ストーリー】
最愛の母を亡くし天涯孤独の身の上の女子高生・透は、草摩家の人々の好意を受け共同生活をしている。この草摩一族は十二支の物の怪に憑かれていて、長である慊人(あきと)に支配され、呪縛から逃れえないという。本編(14巻)では、依鈴(いすず)の過去と心の傷に焦点...続きを読むを当て、
また、呪いを解く方法を模索する彼女への透の強い共感をえがく。
【感想】
この作品は、優しい場面でも苦しい場面でも毎巻泣きどころがあるんですが、この巻はまたとてもよかったです。深く感動しました。とても温かくて素敵です。段々、過去の謎と呪いの核心にも迫って来ているようなので、最後まで見守りたいと思います。
依鈴ちゃん、何かあるんだろうなーと思ってたけど、ヘビィだった…!苦しかったね…そして、やはり彼女も癒してしまう透ちゃん…やはり女神やな✨
からの、由希くんの「想い」はそっちだった!ビックリ!でも分かる…ような気が……しないでもない。