最愛の母を亡くし、テント暮らしの女子高生・透をひょんなことから迎え入れてくれた草摩家。
そこに住んでいた同級生の美少年・由希を始めとする、草摩の一族には、異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという秘密があった。
かつて十二支を結んでいた遠い約束に、今も彼らがとらわれていることを知っていった透は…。
ファンタジーの設定を盛り込みながらも、家族の在り方や友情について優しく包み込むように描く作品。
草摩家を筆頭に、個性豊かなキャラクターが次々に登場。
同年代女子がそろえば推しメンについて討論になることもしばしば。
由希派?夾派?という問いには皆が一家言持っていることでしょう…!
ラストに向かうにつれ、それぞれの心をときほぐしていくモノローグに涙の連続です。
再アニメ化にも納得の、何度読んでもあたたかい気持ちになる名作!
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Posted by ブクログ
全巻読み返し&買い揃え記念に6巻登録。
この巻以降の展開がエグすぎてアニメ化できなかった(のと原作もいろいろあって大変だった)んだろうけど、最近懐かしいの復活ブームがきてるし?えぐいの結構あるし、再度全部アニメ化してほしいなあとわたしにしては珍しくしつこく思い続けている作品。
どこから読んでも何度読んでもすごい。
当時は女一人に男二人~って子供っぽく読んでたけど、全部読んでからまたこの巻を読み返すと、こりゃあ由希もこうなるわって思いました。主人公カップルが仲よすぎる…
あと何回読んでもおっつかない。
何回読んでも、別のところを深く拾ったりしてこの作品全部読み切るのにこれからどれだけかかるのかなあと思う作品です。何回も読んでるのに別のところで泣いたりする。こういう濃密なのが、また読みたい・・・。
鈍感な女の子ってともすると圧倒的に「かわいい」以外はうざくなっちゃうんだけど、透くんはなんというかどうしても「あー傍に行きたい」って「傍にいてほしい」って思えるから素敵。好き。
トラウマもちがたくさん出てくる漫画だけど、なんというか頑張って生きてるっていうのが伝わってくるからみんな好き。ぐれさんはあれだけど←
匿名
夾の過去と本当の姿が明かされ、とっても苦しかったです。十二支の中でも猫憑きというさらに特殊な中、愛し方愛され方が難しかったんだなと思いました。
それでも受け止めようとする透の強さに心打たれました。
猫つきの秘密
夾の猫つきとしての秘密、夾の過去(母親との関係)が描かれています。母親への夾の思いに関しては、個人的には「そんな高度な愛情を求められても無理だよな」と思うけど、夾も母親の死で傷ついているから仕方ないとも思います。第三者が母親と夾を離せたらよかったのにと思いました。