【感想・ネタバレ】剣客商売十三 波紋のレビュー

あらすじ

小兵衛の剣友を見舞った帰途、大治郎の頭上を一条の矢が疾った。心当たりはなかったが、これも剣客商売ゆえの宿命か。「お前が家を出るときから見張られていたのではないか」小兵衛の一言で大治郎は、次の襲撃を呼び寄せるように、下帯ひとつの裸身で泰然と水浴びをはじめた――「波紋」。旧友内山文太を想う小兵衛の心情を描き格別の余韻を残す「夕紅大川橋」など全5編。第13弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

剣客商売もはや13巻。あと5冊くらいか・・?

巻を追うごとに老いが感じられる小兵衛さん。
本巻も随所に出てて冬より夏がツライだの言ってるし、序盤に出てた好奇心旺盛な素振りも少なくなてきたように思う。なんとも寂しい限り。

今回は「波紋」という巻名の通りいろいろな人の生きざまがお互い様々に干渉しまう様があってなかなか趣深い。

大治郎と三冬さんの登場が少なかったのがちょっと残念。

0
2012年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

剣客商売 十三

本巻は全5編ということもあって(いつもは7編ほど)各話、筋立てが入り組んだ読み応えのあるものでした。
どれも過去の因縁や、思わぬ縁の繋がりが絡んでくる話でしたが、「剣士変貌」「夕紅大川橋」は小兵衛さんの知人や友人の思わぬ一面が明かされるという点で共通していたと思います。人というのは、たとえそれが長年親交のある友人であっても、秘めた部分があるものなのですな。
そして、「消えた女」では、御用聞き・弥七が直属していた同心の永山さんが殺されてしまい、結構いい人だっただけに、残念です。

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2020年10月26日

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