あらすじ
盲目の武士をやさしくいたわる托鉢僧――旅の途中で出会った、年老いた二人連れが何故か秋山大治郎の心に残った。江戸に帰った大治郎は、偶然試し斬りされかかった件の老僧を助け、二人が二十八年におよぶ仇討ちの敵同士であることを知る。人知をこえたその絆の不思議さを描く「隠れ簑」。小兵衛が小金持ちの隠居と見られて盗賊に狙われる「徳どん、逃げろ」など、シリーズ第7弾。
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Posted by ブクログ
剣客商売の第7弾
秋山大二郎が三冬と所帯を持ってから以降のお話。
と言っても父小兵衛と大治郎の縦横無尽な活躍が胸をすくシリーズ。
もうこれは読むしかないでしょう(^^;;;
Posted by ブクログ
剣客商売第7巻。巻を進めれば、当たり前なんですが、小兵衛や大治郎の過去にまつわる人々がたくさん出てきます。それによって、また二人の人物像が着色されてゆき、世界が深まっていく。今回も小兵衛の弟子が出てきたり、大治郎が修行旅に出ていたときにあった僧に出会ったり。
どの人も癖があったり、奇怪な事件に巻き込まれたりと、ほうぼう苦労しているんですが、そこを腕と頭で切り抜ける。読んでいて最後にしっくりおさまるのは気持ちいですね。
個人的には大治郎夫妻が活躍する話を読みたいなぁ・・・。