樺沢紫苑のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「毎日を楽しめる人」って、どんな考え方をしているんだろう?
そんなことが気になって、樺沢紫苑さんの本なら読みやすそうだと思い、手に取ってみた。
内容には少し極端に感じる部分もあったけれど、「仕事を無理に楽しもうとしなくていい」「仕事の人間関係に期待しすぎなくていい」「嫌いなものや苦手なものを無理に好きになろうとしなくていい」というメッセージは、とても印象に残った。
「今は我慢しよう。耐えた先には、きっと楽になる。」
そんなふうに考えることって、よくある。
でも、ふと思った。
「本当にそうなのかな?」
もし“今”を楽しめていないなら、将来も同じことを繰り返すだけなんじゃないか。
最近は、そんなふうに思うようになった。
実際、自分自身も仕事が終わったあとの通勤時間に本を読んだり、休日は仕事を忘れて思い切り遊んだりするようになってから、以前より落ち込むことが少なくなった気がしている。
どんなことでも、少しの「あそび心」があるだけで、楽しめる余地は生まれるのかもしれない。
もちろん、仕事は真剣に、一生懸命取り組む。
でも同じくらい、意識的に力を抜く時間をつくったり、自分なりの楽しみを持ったりすることも大切なんだと思う。
張るところと緩めるところ。そのメリハリがあるからこそ、心にも余裕が生まれ、結果的に仕事の成果にもつながる。
そんなことを改めて考えさせてもらえた一冊だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ学校では絶対に教えてくれない、「生き方」に関する知識を教えてくれるのがこの一冊。「つらい」や「いきづらさ」を解消するための方法として7つの能力を紹介している。具体的には、整える(整える力、レジリエンス力、コントロール力)、つながる(つながる力、読解力)、好奇心(アウトプット力、好奇心)の3ステップに分けられる。本書では読んだ本の内容をこうしてアウトプットすることが脳内に情報を定着させるために重要だと書かれていたので、それぞれの内容を自分用に簡単にまとめる。
①整える力
まずは体の調子を整えることから始めよう。ポイントは、「睡眠、食事、運動」だ。特に睡眠は本書の中で最重要項目としてとらえられており、高校生活で一番やらないといけないことと言ったら睡眠だと述べている。事実、高校生が抱えるほとんどの悩みは睡眠不足と日々の過剰なストレスによる「お疲れ」が原因となっているので、十分な睡眠をとることで改善が期待される。具体的には、毎日8時間の睡眠をとること、寝る30分前にはスマホなど電子機器の使用を控えることが大事。僕の場合夜は日記を書いたり明日の計画を立てたりするときにスマホを使ってしまっていたので、計画は朝に建てることにして、寝る前は読書の時間をとるようにしたい。
運動に関しては、筋トレでも大丈夫。1週間で2時間以上の中程度の強度の運動を習慣化することが大事だという。僕の場合は1教科の勉強が終わるたびに腕立て20回のように椅子に座り続けることを避けるようにしたい。
食事に関しては言うまでもなく、朝食を食べること、炭水化物ダイエットをしないことなどが大事。
②レジリエンス力
そもそもレジリエンス力とは、ストレスを真に受けずにやり過ごす力、すなわち心のしなやかさを意味する。嫌なことを我慢し続けていると、いつかは壊れてしまう。そうならないように、ダメージを受け流すことが必要だ。レジリエンスにたけた人物は、失敗の原因を分析して、自分の行動を改善することができる。学力やビジュアルなど単純な能力よりも重要かもしれない。そして、レジリエンスを高めるためには、まずは100回失敗すること。学生はモラトリアムに守られているので、失敗してもやり直せる。次に、「中庸(メソテース)」の考え方を持つこと。スマホは触りたいけど勉強しないといけない。じゃあとりあえず読書するか、といった感じで、0-100思考に陥らないようにしよう。最後は、中立的(neutral)な視点を持つこと。それに一番役立つのは「日記を書くこと」だ。悩みがあるなら、言語化しよう。言語化することで、私たちの悩みは文字という形で一般化され、客観的な視点で判断を下せるようになる。もしくはそれを友達やAIに送ってアドバイスを求めるのもいいかもしれない。日記を書くことは個人的に一番お勧めできることだ。
③コントロール力
とある信頼性の高い調査機関の報告によれば、私たち高校生の平均的なスマホの使用時間は5時間に上るらしい。安全に使用できる限界は3時間までなので、これは深刻だ。ただ、「別に全部が全部ショート見てるわけじゃないし」「勉強に使ってるからOk」というような反論があるだろう。僕もそう思う。友達との連絡手段や、勉強のツールとして、スマホは非常に有用だ。ホリエモンもそういってる。だから、スマホを使うときに一番問題なのは、「見たくないのにスマホがやめられない」ことであり、目的をもってスマホを使う分には僕は時間は問題にならないと思う。一言で言うなら、「目的を達成するための手段としてスマホを使え」ということだ。
④つながる力
個人的に一番苦手なところ。人間はポリス的動物なので、何をするにしても、人とのかかわりは切っても切り離せない関係にある。僕は人と話すときに緊張してしまい、何も話せなくなってしまうことが多々ある。同じ部活の同期など仲のいい友達でも同様に緊張してしまい、「距離の近い友人に対しても心を開いて話せない自分には本当の友達はいないんだろう」と落ち込んでしまいがちだ。そんな自分にアドバイスをしてみようと思う。まず、樺沢氏の調査によれば、コミュニケーションが苦手だと考えている人は全体の8割もいるらしい。自分と同じような悩みを抱えている人は想像以上にたくさんいるのだ。加えて、「中高生時代に友達がいたか」というアンケートでは約20パーセントがほとんどいなかったと回答している。「自分はなんてダメなんだ」と自尊心を傷つける必要はない。そして、この問題を解決する具体的な方法。まずは、「自分から話しかけること」だ。友達でもいいし、あんま話したことのないクラスメートでもいい。自分から話題を提示して「つながる意志」を示そう。ただ、話す話題がないというのはごもっとも。話題作りに関してはこの本にはあまり書かれていなかった。まあそれに関しては他の実用的なテクニックが載っている本を見てみよう。そして、「ハードルを下げる」ことも大事だ。友達といっても定義は千差万別。まずは一言でも話せたのならOK。そこから3、5、10とハードルを上げていこう。いきなり親友のように話しかけるのは筋違いだ。そして、悩んでいることがあったら積極的に人に相談することも大事だ。自己開示は立派なコミュニケーションツールの一つであり、相手に「この人は私に心を開いている」ということを伝えることができ、信頼関係の構築にも役立つ。なにより、一人で考えていると視野が狭くなるので、相談は非常に大事だ。そしてなにより、「楽しむ」ことが大事だ。これが一番忘れがちだが、コミュニケーションもつらいと思いながらやっていると続かないので、自分が楽しいことを忘れないで。
⑤読解力
さすがに疲れてきたのでここからはシンプルに済ませる。悩みを抱えている人は視野が狭いということは先ほど述べたが、そういう人ほどネットで解決方法を調べたりしていないことが多い。人に相談するのもいいが集合知を頼ることもできるということを覚えておこう。あと読書もいろいろいいことあるからめっちゃ大事なんだけど、こんなかんじでアウトプットをしないと定着しないから話すなり書くなりしてアウトプットしよう。
⑥好奇心
これは人生を正しい方向に進めるためのコンパスとなるものだ。好奇心が強い人は、身の回りの楽しいことに気づくことができ、自分の強みにもいち早く気づける。創造性をつかさどる物質として「アセチルコリン」というものがあり、新しい経験をすることによって分泌される。好奇心を強くするためには、まず新しい人に出会うこと。これは例えば部活であまり話したことのない後輩に話しかけたりでもいい。なんでもいいから話してみることが可能性を広げる。また、行ったことのない場所に行ったり、やったことないことをやるのもいい。④のつながる力にもかかわってくるが、クラスメートとの間に話すことがないのは共通の話題がないからかもしれない。そしてそれを得るためには、興味のあることにチャレンジしてみて、それに同じく興味がありそうな人がいたら勇気を出して話しかけることだ。
⑦アウトプット力
インプットの2倍アウトプットしよう。興味があることがあるなら何か自分で作り出してみよう。今の時代AIなどを使うことによって簡単に挑戦できるようになっているはずだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書をしようと思っている人にまず読んでもらいたい。
読書のモチベーションが上がる一冊。
印象に残った内容
・情報と知識の違い
現代はネットの"情報"を多くインプットし、体系化されたものとして残らない。本は体系化された"知識"を学べる
・自分のレベルに合った本を読むべし
初学者ほど、読書しない人ほど、難しい本を読みたがる。その結果分からずに挫折する。自分は守破離のどの段階なのか理解して、自分のレベルに合った本を選ぶことが大切。
・自己成長を目的に読むのではなく楽しむことを目的にすべし
自己成長のために読むと苦しくなり、記憶にも残りにくい。楽しむと続くし、脳内物質的にも記憶に残りやすい。
・アウトプットすべし
ハイライトを引く、本を勧める、レビューを書く(こんな感じで)など3回は行う。と記憶に残る。 -
Posted by ブクログ
タイトルどおり、アウトプットの大切さから具体的な手法までを網羅した一冊。
これまでの自分は、本や映画などのコンテンツに触れて心から感動しても、少し時間が経つとその内容の詳細を覚えていなかったり、その感動をうまく誰かと共有できなかったりすることが多かった。おそらく、自己啓発本を読んだり、仕事に関わるセミナーを受講したりした際も同じような状態だったと思う。
だからこそこの本を手に取ったのだが、やはりアウトプットをしなければ記憶は定着せず、自分の糧や成長にもつながりにくいことを改めて実感した。
この本の中で最も実践したいと思ったのは、素晴らしい体験をした後に、出来事や気付き、感動をすぐに書き出して保存するという考え方だ。
実際に、感動した映画やドラマについて文章にまとめ、noteに投稿したことがある。その結果、その作品について誰かと話す際に、より解像度の高い会話ができるようになり、とても楽しかった。
今後も感動するコンテンツと出会ったり、研修などを受講したりした際には、その直後に文章としてアウトプットすることで、記憶への定着と自己成長につなげていきたい。 -
Posted by ブクログ
本書の軸になっているのは、「視座の転換」「言語化」「行動化」の3つ。内容としては、著者の他の本やYouTubeで語られていることともつながっており、自分にとっては復習や再確認にもなりました。
特に印象的だったのは、「過去ではなく今にフォーカスする」という考え方です。どうしても過去に囚われる場合は、「それは何年前の話か」「何時間前の出来事か」をあえて口に出すことで、脳が“もう過ぎたこと”として認識しやすくなるという話は面白かったです。また、「それはそれとして、今できることは?」と自分に問いかけることで、感情と行動を切り分ける考え方も実践的でした。
「ネガティブ発言は1回まで」という“一回ルール”も印象に残りました。ガス抜きは必要だけど、繰り返すことで記憶に定着してしまうというのは確かに納得感があります。
また、ポジティブ思考だけを推しすぎず、「普通(ニュートラル)」という視点を持つことの大切さも共感できました。無理に前向きになるのではなく、一歩引いて現実を俯瞰することで、ストレスを減らしながら冷静に考えられるという考え方は、自分にも合っていると感じました。
さらに、本を読むことで他人の視点に立ちやすくなるという話や、人に親切にすることで幸福感が連鎖するという話も印象的でした。自分の悩みばかりに囚われず、視座を外に向けることの大切さを改めて感じました。
結局は、学んだことを少しでも行動に移すことが大事。不安は考えるだけでは消えず、行動することで和らぐ――そのメッセージが特に心に残る一冊でした。