ムーギー・キムのレビュー一覧
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いつものように面白かったのですが、今回は霊長類学の山極先生、宗教学の島薗先生、哲学の中島先生、心理学ではアドラー心理学の岸先生、脳科学の中野先生の話をキムさんが独自の視点で消化し、行動原理を解き明かすということにトライしてくれているところが良かった。宗教学とか哲学とか、やっぱりもう一度向き合わないといけないなと改めて思いました。
結局、脳科学的には、「幸せとは何か」という思い込みや、単に「帰属先から承認されて」脳の報酬系に刺激が欲しいという欲求が、強力な行動原理になっているらしい。つまり、自分たちが自由意志や幸福だと思っていたものが実は壮大な思い込みで、単に本能的欲求や帰属先からの承認欲求を -
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自主性があるかどうか。セルフスターターかどうか。が国際企業の基準。
幼少期に自分が何が好きで、何をしたいかを考えさせる。
*自由を与え、自分で探させる。
子どものことは子どもに決めさせる。
子どもを大胆に信じて、決定権を広め、認めていく。
*子どもに目標を設定させる。
*進路に関し、子どもの意思を尊重する。
*自主性は尊重しても、アドバイスは十分与える。
放任と放置は違う。
*選択肢を示し、最終選択は子どもに任せる。
*過保護に育てない。
過保護は失敗を通じて学ぶ機会を子どもから奪っている。
*個性を尊重する。人と違ってもいい。
*人に迷惑をかけるな。より、役に立て。
*小さいことから自信を -
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著者は慶応義塾大学卒業後、インシアードにてMBA取得。英語・日本語・韓国語・中国語の4か国語を操り、グローバルな勤務経験とMBA留学を通じて親交を深めた80か国にわたる世界のトップエリートたちと日々交流しつつ、はるか遠い海外から、国際的な視点でユーモアあふれるコラムを東洋経済オンラインに寄稿している。
本書では、投資銀行、戦略コンサルティングファーム、公開株運用会社、プライベート・エクイティ、そしてMBAで出会った世界中から集うエリートたちの働きぶりから得たスキルや教訓の数々が記されている。
本書の構成は以下の7章から成る。
①世界のトップエリートに共通する7つの特徴
②投資銀行のトップエ -
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久しぶりに自己啓発系の本を読んでみたが、それなりに解像度の高い本であったとは思う
基本コンサルという仕事目線で書かれているとは思うが、概ね賛同できる部分は多い(とはいえ、一部は業界によってまるで違うこともあるのも事実)
また、この手の本で読者が一番留意すべきことは自分のステージ・環境に合わせてどのマインドを使うか意識しないといけない
間違ってもただのアルバイトでこの本の多くを実行しようとすれば病むこと間違いなしであろう
読めば分かるがかなりのエリート階級向けには全てが大事なこととなり得るが、そうではない人で高みを目指したい人は一つずつ環境を変えるところから始める必要があり、マインドだけ変 -
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ネタバレ日韓の関係や諸問題について分かりやすく書かれている。
「国民1人1人は温厚で優しく文化も素晴らしいが、政治となるとあまり良い印象を持たない。」
これは両国で共通した相手国への見方らしい。
つまり政治においていかに友好的な関係を築いていけるかが重要となってくる。
時代背景や洗脳教育、メディアの印象操作など足かせとなる障害物 はまだまだ根強く残存しているが 、グローバル化が進み国境を超えていろんな国の文化が飛び交うようになった今、希望が全くないわけではない。
一部の極端な意見を世論と捉えてしまうように日頃から正しい情報に触れメディアリテラシーを身につけていくことが大切だと思った。 -
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日本と韓国、どちらに対しても愛情を持ってニュートラルな視点で書かれている本で、日韓問題を肌で感じて来られたキムさんだからこその熱量を感じられる本だった。
日本は死んだ人間の罪をいつまでも問い続けることはなく過去を水に流す。責任を取る時も、責任者が辞任することで解決しようとする。
一方で韓国は、儒教文化の影響で우리(=私たち)精神があり、目上の家族にも敬語を使うことにも表れているように、先祖を大切にする。
韓国は人との距離が近く、すぐにお礼を言うことは水くさいと考える。一方で謝ることは非常に重視する。
このような違いから、日本は歴史問題を軽視し、韓国は過去の謝罪を求め続ける平行線の状 -
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凄すぎる周囲の人々を、ゆるーく紹介してくれます。
大概、美味しいものを食べながら、やたらインドの結婚式に呼ばれながら、数々の教えを乞うムーギーさん!
毎回、ご当地美味しいものを食べながら、あーだこーだと色々教えてくれます。
仕事のできる人は、頭脳より、いい大学より、IQよりも人間力がすごい。っていう話。
学歴やスキルでも、いい人には敵わないっていうムーギーさん。
周りの超大物たちの、ゆったりした個性と独特の雰囲気に読んでるだけで会いたくなる人ばかりでした!!!!
この方の本、また読みたい^ - ^!!
#ムーギーキム
#面白い
#会いたくなる
#面白い人ばかり
#気になる
#大物
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ分厚くて飛ばしたところもありますが、内容が充実してて読みやすくて良書と出会えたよ〜
本格的にTWICEファンになってはや一年
TWICEさんたちは本当に素晴らしい一方で、知るほど日韓関係悪化やそれに伴うトラブル、ビジネス構造等、負の側面もあり、自分が無意識に加担しているような気持ちがあったので、
こうやって勉強したい気持ちを受け入れる中立的な本が出版されるのは本当にいいことだなあと思う
歴史のパートの説明を読み返しながら、頭に叩き込んだ年号の語呂合わせは思い出せるけど、出来事の内容ストーリーは全然出てこない
暗記科目でしかなくて、自分のルーツとして捉えてこなかったことを恥ずかしい