ミネット・ウォルターズのレビュー一覧

  • 女彫刻家
    太った醜い愛されない女虜囚と
    女虜囚について書かなければいけない作家が
    太って醜悪で誰からも信用されない女虜囚を無実だと
    信じ、捜査を開始する。
    いかれたぼこぼこにされた元刑事。
    面白い。
    エピローグ要らん。
    ミネット・ウォルターズ論要らん。
    野崎六助、ひどい。
  • 氷の家
    ウォルターズ作品では、3番目に読みました。最初は主人公3人が嫌な感じの人かと思ったり、刑事さんも誰が中心になるのか分かりにくくて、読みずらかったのですが、途中からとても面白くなり、一気に読みました。いつもながら、意外な展開がよかったです。
  • 女彫刻家
    ウォルターズ作品としては、2番目に読みました。彫刻家が、醜女なので、会最初は好感を持ちにくかったのですが、しぶとい調査で意外な真実が明らかになっていくところがよかったです。
  • 鉄の枷
    ウォルターズ作品として認識して読んだのは、これが最初です。インパクトの強い鉄の枷や、今とは異なる時代に生きた女性の生きざまが、衝撃的で、一気に読みました。
  • 氷の家
    1992年に書かれ、舞台もその頃の小説なのだが、
    なんだか、戦前の香りの漂う小説だ。

    もっとも、時代に閉じ込められたような、
    田舎の村の古めかしいお屋敷が舞台だけに
    そういう書き方は正解で、しかもそれが見事に書かれていてすばらしい。
  • 氷の家
    以前読んだときはもっと怖いと思っていたんだけど、私がそうとう図太い人間に変わっちゃったんだろうな…。
    最後まで二転三転する犯人の正体にはさすがストーリーテラーとしか言いようがない。でも、これより「黒い薔薇」の方が万華鏡みたいにくるくると視点が変わって読後の騙された感が強かったような気がする。
    「黒い...続きを読む
  • 病める狐 上
    一番最初は話の展開がさっぱり見えずとまどったし、前半部分は舞台装置を整えるための状況説明とかでなかなかまだるっこしかったけれど。弁護士のマークが違う観点から事態を見直したあたりから、ドミノ倒しのようにパタパタパタパタとそれぞれの登場人物が動き出し、ドラマもありアクションもありの結末までの流れはさすが...続きを読む
  • 女彫刻家
    内容は恐ろしいんですが、引き込まれるようにどんどん読んでしまいました。オリーブの恐ろしさの描写が秀逸でした。「鉄の枷」もお勧めです。
  • 女彫刻家
    前作「氷の家」はピ〜ンとこなかったが本書は私のツボを押しましたね〜。主人公のロズはフリーライター。取り組んでいる仕事は実の母と妹を惨殺し25年の刑に服しているオリーブ。面接を重ねて打解けていく。そして彼女がオリーヴの無実をつきとめるのですが、本人は自分がやったと言い張るのは何故か?など真実を聞くとび...続きを読む
  • 悪魔の羽根
    大好きなミネット・ウォルターズも本作含めて残りあと2冊となってしまいました
    次がラストってことですな
    うーん、なんとかならんかね?
    未訳作品がまだ残っておるのだよ
    創元社さん頼むよほんと

    今作はちょっとごちゃごちゃし過ぎかな?って思いました
    またいつものミネット作品にある終わり方の爽快感も少し控え...続きを読む
  • 養鶏場の殺人/火口箱
    大好きなミネット・ウォルターズも本作入れて残り3作
    大事に読んでいきたい

    ミネット初めての中編集、制約のある中で書かれたものらしく、ミネットらしい朗らかさがあまり感じられなかったので残念

    『養鶏場の殺人』
    うわー、こんな女いるよなーというかなりめんどくさい女性が登場
    そりやそうよね実話がもとらし...続きを読む
  • 女彫刻家
    久しぶりに何か面白いエンタメ小説が読みたいなと思って、1996年のこのミス海外部門第一位というコレを手に取ってみたのだが、この年は不作だったのか、このミスなんて最初から信用すべきでないのか、96年当時はこの程度でも面白いと思われていたのか、まあプロットといい伏線といいサスペンスといい今一なことこの上...続きを読む
  • 悪魔の羽根
    凶悪犯に拉致監禁された女性の一人称形式で話が進むのだが、これがなんとも疑わしい。
    真実を隠しているのであっても、読者には理解しようがないからだ。
    そんなモヤモヤした気分を抱きながら、しかも、隠棲先の奇妙な人間関係も不可解なことばかり。
    最後まで判然としなかった。
  • カメレオンの影
    「女彫刻家」で強烈なインパクトを残した作家さん。主人公の始め3分の2と後が人格が変わったのが気になった。うーん、未消化な感じが残った。
  • 氷の家
    なんでしょうか?
    単なる謎解きと思えば、意外性もあってそれなりに面白い。

    ただ、事件の背景や原因となる事があまりにおぞましい。イギリスの田舎町ってこんな感じなのかと絶句する。日本の村八分とあまり変わらないというか、もっと陰湿かも。

    あまりカタルシスのないお話でした。
  • 遮断地区
    積読をやっと消化。期待しすぎたかな、。 。
    パトリシアコーンウェルを読んだときのどきどき感はなかった。
  • 女彫刻家
    このミス海外編、1996年版1位。古いイギリス、ミステリーだけどやっと最近のやつに雰囲気近づいてきた。比較的読みやすいし、テンポも良い。作家の女性が猟奇殺人犯として服役中の女彫刻家と呼ばれている人を取材し事件の真相(冤罪?)をあばいていく話。主人公の女性が元警察官で現料理人の男性と一緒に丁寧に関係者...続きを読む
  • 養鶏場の殺人/火口箱
    彼女の作品としては珍しい中編集。とは言っても読み応えは十分。養鶏場の殺人はワタシ的には今ひとつでしたが、火口箱の方は良かったです。思い込みってだめですね。色々見えなくなってしまう。面白かった。
  • 悪魔の羽根
    こういう展開は全く予想しておらず。
    勝手に「こんな話だろう」とイメージしていたものとあまりにも違って、むしろすがすがしい。
  • 破壊者
    『惨い。酷い。辛い。』読む前からおどおどしてしまう帯付きの長編ミステリー、いつもながら読み始めると止まらないミネット・ウォルターズ。男性側から女性に対して勝手に貼られたレッテルについて注意を喚起するというのが本書の隠れた目的であるという解説の一文があった。犠牲者は遺体となって登場するので彼女の言い分...続きを読む