ミネット・ウォルターズのレビュー一覧

  • 遮断地区
    ムッサオモロかった!

    低所得者層(社会的底辺の人々)向け住宅街に、前科のある小児性愛者の二人ずれが引っ越してきた。という情報が流れ、そこからその地区で大暴動が起こるさまを描いた小説。

    ミステリー要素は薄く、パニック小説の様相である。ちゃんとしたミネットファンは「どうしたんだ?」と言ってるくらいに...続きを読む
  • 遮断地区
    「氷の家」と同じ作者だったので。

    パニック小説とか、非常事態とかあまり興味がないので、
    最初は小児愛者をめぐっての貧困地区の騒ぎは、
    少女の行方不明の背景だと思っていた。

    だが、ジミーが登場してから、がぜん暴動の動きの方が気になっていく。
    刑務所から出たばかりで、
    自分が指紋を残して犯人と思われ...続きを読む
  • 氷の家
    ネットで見かけて。

    「フレッド・フィリプスが走ってる」
    すごい始まりだ。
    思わせぶりなところはなにも無く、ただ事実を述べているだけなのに、
    それがわざわざ語られなければならないところに、インパクトがある。
    あっという間に作品に引き込まれる。

    行方不明者と身元不明死体。
    田舎の村とスキャンダル。
    ...続きを読む
  • 遮断地区
    すっごく面白かった!
    さすが、英国ミステリーの女王の小説だわー。

    ストーリーも構成、スピード感、キャラクターの設定など上手く組み立てられてて、読むのを飽きさせない。
    翻訳も上手く訳されて読みやすかった。

    みんなそれぞれが、良けれとやったことが裏目にでて酷いことになったなぁーと。
    そんな中、やっぱ...続きを読む
  • 養鶏場の殺人/火口箱
    「火口箱」は人生ベスト級の中編。素晴らしい!!読みやすさを意識して書かれているので、初心者にもオススメ。オチを知って再読すると、この中編の凄さがよりわかった。
  • 悪魔の羽根
    英国ミステリの女王ミネット・ウォルターズの作品。
    誘拐された女性記者が立ち向かったのは‥?!

    コニー・バーンズはロイター通信の記者。
    アフリカのシエラレオネで連続暴行殺人事件が起き、犯人は逮捕されたが、コニーは傭兵のマッケンジーに疑いを抱く。
    後に、コニーは何者かに誘拐される。
    当時、記者が誘拐さ...続きを読む
  • 悪魔の羽根
     コニーは、ロイターの記者で、彼女が殺人犯ではないかと疑っている男に拉致監禁される。三日後彼女はほぼ無傷で開放されたが、彼女の証言は曖昧でしかない。そして彼女は、イギリスの田舎に隠れ住む。

     なんとも難しい設定にしたもんだと思った。
     主人公が記者で、しかも彼女の視点のみで描かれている。つまり、彼...続きを読む
  • 遮断地区
    星4つにするか、5つにするか迷った!迷って星5つにした理由は全体に途切れることなく続いた疾走感がたまらなく良かった。謎解きではないが、ハラハラドキドキが止まらない作品でした。
  • 養鶏場の殺人/火口箱
    中編二作。どちらも面白いが、「養鶏場の殺人」のほうは、ミステリーの手法としてとても斬新な気がした。dそれほど特異性のある事件ではないにもかかわらず、ホラーのような怖さを感じさせる。ちょっとしたことが様々な連鎖によって恐ろしい事態に発展していくのは、最新作の「遮断地区」とも共通している。
  • 遮断地区
    設定が日本ではちょっと想像がつかないような状況なのだが、ありきたりの社会に潜む病巣のようなものが描かれていてぞっとした。まかり間違えば、暴動など簡単に起きてしまうのではないかという思いにかられるほど説得力がある。
    登場人物が多いが、個性的な人物造型で、魅力的だった。
  • 遮断地区
    ミネット・ウォルターズの本は初めて読んだが、最後に救いがあって良かったと思う。
    悪意のある一言が引き金になってもたらされた事件。
    悪いことに悪いことが重なって、落とさなくてもいい命を落としてしまったことは、とても残念。
    他の著書も読んでみたい。
  • 遮断地区
     団地で起きた暴動と少女の誘拐の話が平行して語られる。

     いかに人はいい加減かということや、集団の怖さが、それぞれの立場で緻密に描かれていてとにかく濃いです。
     小説版「24時間」って感じ。

     きっかけは、無責任な人の一言だったんだけど、それが転がっていくというか延焼していくさまがとにかく怖い。...続きを読む
  • 遮断地区
    英国ミステリの女王の新作。といっても翻訳の上でですが。
    推理小説というよりパニックものだからか、翻訳する順番が後になったようです。
    スリルと爽快感があり、面白かったですよ。

    低所得層が暮らすバシンデール団地。
    1950年代に建てられた団地は、しだいに孤独な老人や未婚の母と父親のいない子供でいっぱい...続きを読む
  • 遮断地区
    寡聞にして知らなかったのですが、書評家・川出正樹氏によれば著者は英国推理小説界の女王との事。
    本書はそんな著者がイギリスの貧困地区で起きた暴動の発端から顛末までを描いた小説です。
    コントロールできない混乱に翻弄される人の無力さや力を有効活用できない警察、しかしその様な中でも状況に立ち向かう個人の姿を...続きを読む
  • 破壊者
    英国ミステリの女王ウォルターズの新刊。

    イングランド南端のチャプマンズ入江。
    男の子の兄弟が、浜辺で女性の死体を発見する。
    あわてふためく二人をなだめて、事態がよくわからないまま携帯で通報したのは、たまたま散歩していた俳優のスティーヴン・ハーディング。
    そこへやって来たのは、近所の馬預かり所の経営...続きを読む
  • 破壊者
     海岸に女性の遺体が打ち上げられる。その海岸から離れた街では、彼女の三歳の娘が保護されていた。

     レイプし殺した犯人を追うということは、被害者のことも知るということになる。この被害者の人となりがわかればわかるほど、憂鬱な気持ちになっていくのだ。人は誰だって秘密があり、暗部がある。皆それを隠して生き...続きを読む
  • 氷の家
    面白いー!!

    身元のわからない朽ちて食われた死体が一つ。
    見つかったのは10年前の夫殺しの噂のある屋敷。
    人殺しのレッテルのした、毅然と見えるフィービと
    心優しいダイアナ、頭脳明晰の皮肉屋アン。
    同性愛者だ、魔女だ、人殺しだと警察からさえ信用されない
    不遇の女たち、
    そして妻に逃げられたアル中寸前...続きを読む
  • 病める狐 下
    シェンステッドの名家ロキャー-フォックス家の問題多い子供達レオとエリザベスはとうに家を出ていた。当主ジェイムズの妻の不慮の死、犯人と疑われたジェイムズは次第に追いつめられていく。折しもクリスマスの時期、女性軍人ナンシーがジェイムズの弁護士と共に不審な出来事に立ち向かう。個性豊かな登場人物が描き分けら...続きを読む
  • 病める狐 上
    新ミステリの女王ミネット・ウォルターズ、「鉄の枷」に続く2003年のCWA最優秀長編賞受賞作。
    ドーセットの寒村シェンステッドでは、不穏な空気が渦巻いていた。狐は次々に罠にかかり、ある子供は虐待され、深夜に嫌がらせの電話がかかる。
    移動生活者(トラヴェラー)達が地主のいない空き地を占拠し、権利を主張...続きを読む
  • 病める狐 下
    イギリスのドーセットの村の旧家付近で起こる不思議な出来事。フォックス・イーグルと名乗る謎の男が数々の事件の中心にいる。女性軍人ナンシーの生き方・考え方にも共鳴する。