橋本紡のレビュー一覧
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すごく綺麗なストーリー。
でも、巧と奈緒子の間に加地が生き続けるってのは、親友とはいえ、男としては複雑で、同感できなかったかな。。
葉書に書かれてた「キスだけ」ってのは、絶妙なレベル感だと思ったけど。。Posted by ブクログ -
短編集。
「イルミネーション・キス」は既視感たっぷり。恋愛小説にありがち。
「ハウスハズバンド・キス」は、妻はなにしてるんだろうと思ってしまう。私は古い人間なのか。
会社なんか自分がいなくても回っていくもの。子どもにとってのお母さんは自分しかいないのに。Posted by ブクログ -
恋人の加地を海外で失ってしまった奈緒子。そんな奈緒子と付き合い始めた加地の親友、巧。お互いに加地のことを忘れようとすればするほどふたりのなかで加地の存在は大きくなっていく……
そんな20歳のふたりの物語を40歳の僕が見ていると感情移入するより、素直に応援したくなる気持ちがわいてきました。
「世の...続きを読むPosted by ブクログ -
いろんな場面の、いろんなキスがあった。
旦那さまとの始まりになったキスを思い出した。
というか、思い出して買ったという方が正しい。
キスは、したいからする。
その人との繋がりを確かめるような感じ。
お互いにしたいと思ってする、そこに気持ちが宿ると思う。
「ハウスハズバンド・キス」が好き。
家族の...続きを読むPosted by ブクログ -
初めての作家さん。
装幀の綺麗さに惹かれて手に取る。
軽めの文体でさらさら読める。でも読み終わった後になんだか少し前向きな気持ちになれる。そんな1冊。
両親のいざこざのくだりで
ー確かのこれは浮気なんかよりも厄介だった。生き方そのものの問題だ。(中略)決まった価値観の中でお父さんとお母さんは生きて...続きを読むPosted by ブクログ -
文体の違いはあるけれど、今はなき恋人が主軸になっているところが、よしもとばななの作品を思い起こさせた。
主人公を取り巻く家族や友人は人間味があり優しくて、温かさが伝わってくる作品。高校の学園祭の時の普段と違ったハイな感じとかは上手く書けてるなと思った。
巧君の存在は奈緒子にとってとても貴重で、だか...続きを読むPosted by ブクログ -
よく文化祭で手作りのプラネタリウムを見るが、流れ星マシン?は見た事が無いので、ちょっと見てみたい。貧乏旅行で無くなった恋人への思いに一つの解決を見せる物語。ストーリーは単純だけど、巧君のお姉さんが作るホットミルクとか高級松坂肉とかいろんな場面が暖かいPosted by ブクログ