橋本紡のレビュー一覧

  • 月光スイッチ

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    どろどろした不倫の話やのに
    なぜかそう感じさせない
    のほほんとしたお話。

    主人公の女の子は
    救いようがないくらい愚か
    でもなんか憎めへん。
    「好き」ってだけで
    なんでこんなに盲目になれるんか、
    女って恐ろしい。。

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    2012年06月13日
  • 月光スイッチ

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    不倫のお話。
    彼の恋愛モノ読んでみたかったんだよね!やっぱよかったー。
    言葉とか行動で表してるわけじゃないのに、なぜか恋愛中のどうしようもない感情がうまく出てた気がします。

    それにしても、彼のタイトルはなんだかひかれますね。意味がちょっとわからないけど。

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    2012年04月01日
  • 九つの、物語

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    この人の作品は、いつもほんわかと温かくなるから好きです。
    このお話はファンタジー?現実とはちょっと違うけど、辛いことも受け入れて前に進んでいくには、お兄ちゃんの出現は大切なことだったのね、と思えます。

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    2019年05月26日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    短く話も読みやすかったので、すぐに読み切ってしまいました。

    ちょっと不思議な女の子兼教主さまと三人のお話。
    奇跡ってありふれた表現だけど、こんなささやかだけど大切なことがどこかに転がっているかもしれないと思うとちょっと嬉しい。

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    2012年02月16日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    教主様は小学生。どこにでもいるちょっと野暮ったい彩乃ちゃん。でも、彼女は先を見通せるチカラがある。彼女に関わった3人は、彩乃ちゃんのおかげでちょっぴり変わった。ちょっぴりっていうのがツボで。ほんわかとしたかわいい話。

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    2012年01月29日
  • いつかのきみへ

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    ネタバレ

    本誌連載で読んでいて、文庫(/笑)が出たら買おうときめていました。どのお話も胸に響きます。友達に貸してあげたくなる本。

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    2012年07月22日
  • いつかのきみへ

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    どの物語も優しく温かく、個人的に6篇の中で「清州橋」が一番好きです。社会人の女の人が主人公で、進学、就職のことで親ときまづい関係だった。一人っ子ではどうしようもなかったかもしれないが弟が主人公の背中を押してあげたりとても優しい子でした。こういう物語を読むといつもケンカしてしまうけれど、自分の兄弟も悪くはないなと思います。

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    2011年10月07日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    ネタバレ

    なぜだか教主さまを預かることになった。


    書き出しから興味をそそられる。
    とはいっても宗教的なことは殆ど関係なくって、ある宗教の教祖の孫である彩乃ちゃんと関わる人々のエピソード。

    小5なのに大人な彩乃ちゃんのやさしいお告げで、幸せな気持ちになれる。

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    2011年10月02日
  • 月光スイッチ

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    思い込みと運命の違い。

    『しょせんは仮の新婚生活なのだ。いや、偽りの新婚生活だ。
    だって本当の新婚生活は決してやってこないのだから。』

    頭は理解しても心が理解してくれないこと。
    みんな寂しい、みんな弱い、みんなズルい。

    意地。

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    2011年09月26日
  • 月光スイッチ

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    セイちゃんとの付き合いは止めたほうがいいけど、こういう女の子ってかわいいなぁと思う。
    仮の新婚生活でいろんな人に出会って、もっと世界を広げて、自分を大切にして、幸せになってほしいな。

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    2013年05月25日
  • いつかのきみへ

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    橋本 紡さんてライトノベルのイメージが強く、この作風を読み進めていくうちに、橋本 紡さんの意外性に引き込まれてしまいました。

    橋の両側で古き良き東京。開発の進んだ東京。この対比性を舞台にお織り成す人間ドラマ。ほっこり小説でとても好感が持てました。

    いつも車で渡る永代橋。もう少しイライラせず仕事に向う事とします。。。


    文庫化にあたり、「橋をめぐる」から副題である「いつかのきみへ」と何故タイトルをかえたのだろう。

    あと表紙のデザインと本の持つ雰囲気が全く違う。ノスタルジーであるけどベタ甘な小説でもない。

    不満はこのふたつ。早期に新丁判を求みます。

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    2011年08月06日
  • いつかのきみへ

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    あとがきの、読後感はあくまで清涼かつ安らかですという言葉。これが凄くしっくりきます。川の廻りの何気ない物語。さらさらと読めて言葉がとても綺麗です。

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    2011年08月02日
  • いつかのきみへ

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    今、書名を検索して気付いたのだけど、わたくし、橋本紡さんと中村航さんを本日までなぜか混同しておりました。どっこも文字はかぶっていないのに。作風だって違うのに。強いて言えば、苗字二文字で名前一文字くらい??作風が違うのには気づいてて、作風に幅のある人だなあ。こんなのも書くのかぁ。と思ってました。私のバカバカバカ―。で、内容。深川にかかる橋をめぐる物語です。東京の下町ってあまり知らないのだけど、この本のように人情あふれる土地柄なのかな。そうだといいなあ。とても優しい物語たちです。「八幡橋」の親だけど女っていうの、わかるようでいてわからなかったりする。だって、私、女という生き物ではなくて、母親という

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    2011年09月12日
  • いつかのきみへ

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    舞台は東京の下町深川。
    近辺の橋がそれぞれの短編で大きな役割を。

    両親との関係に悩む娘、秀才と不良の幼馴染、バツイチママの恋、
    町内のごたごたを仲裁することになるバーテンダー(小路幸也さんっぽい展開)、
    新居を探す婚約者、子供の教育方針で衝突する両親に困っている娘と祖父。

    個人的には婚約者の話が面白かったなー。
    この本は全体的になんとなく哀切感が漂っているのですが、
    この話と最後の話は爽やかな展開でした。

    全体のテーマとしては、「対人関係の悩み」なんだろうな。
    それぞれの主人公がそれをどう解決していくのか、あるいは
    それを抱えたままうまく付き合っていくのか、
    そのあたりに注目して読むとい

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    2011年07月25日
  • いつかのきみへ

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    東京の下町・川・橋に対する憧れが倍増した。

    行くたびに趣が増していく感じがする東京。

    これからますます物語の舞台として、
    魅力的になっていくんだろうな。

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    2011年07月15日
  • 月光スイッチ

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    「最後どうなるんだろう?」と終始思いながら、読み進めた。物凄い出来事を、淡々と、淡々と一人称で描いていく視線は、阪急電車を書いた有川浩の視点に似ているのかもしれない。もちろん作風は全然違うけど。

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    2011年06月23日
  • 流れ星が消えないうちに

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    加地君が死んでしまい、友達だった巧君と付き合い始めた奈緒子。
    対照的な2人をそれぞれ好きだけれど
    まだ加地君との思い出が濃い部屋では眠れない。
    ある日転勤で別々に暮らしていたお父さんが家出してきた。
    家族の不和の問題と、昔の恋人の死の問題に
    なかなかうまく向き合えずにいる。
    写真:Pete Turner/Getty Images
    装丁:新潮社装丁室

    島本理生を彷彿とさせる状況設定です。
    恋人との死別に区切りをつけようとする女の子。
    手作りのプラネタリウムなんてロマンチックすぎます。
    青春の塊みたいな回想。
    「世の中には動かなきゃ見えてこないものがあるんだよ。俺はそういうのをずっと避けてきたん

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    2019年01月16日
  • 月光スイッチ

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    今の自分とかぶるところが多くて読んでいて痛かった。細かいエピソードがうまいと思った。恋の終わりは案外このくらいあっけないのかもしれない。

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    2010年02月15日
  • 月光スイッチ

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    甘くない現実を甘く生きる。そんな感じがする。
    奥さんの里帰り出産中の新婚生活(仮)。
    せっかく一緒に住んだのに押入れじゃないと眠れない。
    綺麗な世界。
    解説が西加奈子なのもうれしかった。


    ―ただ、人はたぶん、電柱のことだけ話して過ごすわけにはいかないのだ。

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    2010年01月30日
  • 月光スイッチ

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    解説にもあるが、この作品の人々は駄目な人間ばかりだ。

    けれど、読んでいて嫌な気はしない。優しい気持ちにさえなる。

    許すことが心地よい。

    私の気性には合わないが。

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    2025年04月06日