橋本紡のレビュー一覧

  • 九つの、物語

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    料理と有名文学にハマるきっかけになった小説。
    主人公の彼氏の心情がわからずやきもきしたけどお兄さんが稀代のイケメンだったので心の拠り所となりスッキリ読めた。
    少し寂しくなる最後だったけどあたたかい話だった

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    2022年06月03日
  • 流れ星が消えないうちに

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    『考えてばかりではなくて、
    動いてこそ、見えてくるものがある。
    状況は変わらないかもしれないけど、
    それを見る目が変わるかもしれない。』

    それは、大切な人が大好きな人がくれた言葉。
    その人が、突然、目の前からいなくなってしまった。もう二度と会えない場所へ。

    自分だったらどうなってしまうだろう…
    そう思いながら読み終えた。

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    2022年02月20日
  • 九つの、物語

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    切ないお話だけど、とても温かな気持ちになれる。
    9つの物語を知れば もっとこの物語にも深みが出そうで、読んでみたいと思わされた。
    そして、トマトスパゲッティがとてもおいしそう!

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    2021年12月12日
  • 九つの、物語

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    大学の近代文学の授業で教科書代わりに読んだ。この本単体でももちろん楽しめるし、近代文学に触れる糸口にもなると思う。女の子の「こんな兄が欲しかった」を詰め込んだようなお兄ちゃんが素敵。

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    2021年12月12日
  • ハチミツ

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    浮気性の父親と暮らす、全員母親の異なる三姉妹のストーリー。父親の家出から物語が始まるので、三姉妹と、それぞれの周囲の人たちとの交流で、物語が進んでいく。
    三姉妹の距離感がすごくいいなと思った。異母姉妹だし、年齢も離れているし、父親は結婚と離婚を繰り返していて三姉妹それぞれの母親以外の女性とも暮らしていた時期があるみたいで、とてもいびつな家族。私自身は一人っ子だから、この三姉妹のどこまでが一般的でどこからが一般的ではないのかわからないけど、誰かが悩んでいることには気づくけど踏み込まないとか、気まずいことがあっても一緒に食卓を囲めば落ち着くところとか、その距離感が素敵だった。

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    2021年05月29日
  • 九つの、物語

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    橋本紡さんの本は、
    私の日常も落ち着いた静かな気持ちにしてくれる。

    各章ごとに表題作となってる小説があるので
    読書意欲が掻き立てられるし、
    お兄ちゃんがつくるごはんがいつも美味しそうで
    食欲も湧いてくる。

    綺麗で静かなイメージの中に
    人間らしい感情(綺麗ではないそれ)が垣間見える描写もある。
    綺麗なだけではないところが好きなところ。

    (結末をもう少し長く読みたかったので星4だが、限りなく5に近い4ということは自分の中での備忘録として記したい。)

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    2021年05月02日
  • 流れ星が消えないうちに

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    何気ない日常の中でも幸せがある、ということの描写が織り込まれていて、すごく良かった。
    ラストが少し無理矢理感を感じたのが残念。

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    2020年11月19日
  • 九つの、物語

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    読み終わったあと、心が洗われる感じがした。
    ある日お兄ちゃんが幽霊となって戻ってきたというのは現実味のない話なんだろうなーと思っていたが、お兄ちゃんとゆきなのやりとり、登場人物、さりげない描写にどんどん引き込まれた。
    本書は各章の名前が作品名となっている点、さまざまな料理が登場する点がユニークだなと感じた。どちらもむりやり話に組み込んでいる雰囲気は一切なく、物語のエッセンスとして大事な役割を担っている。ちなみに登場する料理はどれもすごく美味しそうで、自身でも作りたいなと感じた。こんなお兄ちゃんがいたゆきなが羨ましい。
    優しい気持ちになれる本なので、たくさんの人に読んでほしい。

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    2019年10月06日
  • ハチミツ

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    重たい設定を軽やかに書くから驚かされる。
    3人とも、不器用なところがあり、日常生活を送る上での引っ掛かりを感じる。
    父も含めて家族みんなともかくまっすぐだ。
    そのまっすぐさが、痛々しくもあり、清々しくもあり、つい好きになってしまう。

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    2019年03月15日
  • ハチミツ

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    ネタバレ

    3姉妹の個性がそれぞれまったく違う。それぞれのお母さんのことをまるで他人事のように話す。
    坂本くんの言う通り、やっぱりこの家は普通ではない!
    まあお父さんが普通ではなさそうですからね。
    けれど、なんのまとまりもないけれど、杏のつくる美味しいごはんでつながり、お互いのいいところだめなところ全部認めあう、良い家族やなと思います。
    それぞれの鍵となる場面で頭によぎる、夜中の雨、アイスを買いに行く道すがら。
    こういう何でもないことが、人生を支える大事な一幕になるんですね。

    そして何よりすごいのは
    もしかしたら自分の子ではないかも知れない子を受け入れる決意をした香川さん。
    かっこいい!

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    2018年05月26日
  • ハチミツ

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    装丁がかわいいしタイトルもかわいい。
    出てくる女の人たちもかわいい。
    話は、かわいいだけじゃないけど。

    おいしそうなごはんといい言葉もたくさん。
    「痛いだろうさ、それはもう。
    だけど立ち止まっているよりはマシだ」

    そして男の人たちがみんなかっこいい。
    顔はわからないけど、絶対かっこいい。

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    2018年04月15日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    本嫌いな中高生の読書感想文用にもおすすめかも。
    まず薄い。(本嫌いにとっては超重要)
    文章が読みやすい。(橋本先生はラノベ出身)
    国内の日常ものなので、親近感が湧きやすい。(かも)
    しかも3話構成なので1話1話はさらに短く、モチベーションを保って読める。(気がする)
    ちょっとほっこりしたい時にもおすすめ。

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    2016年10月15日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    じわっと暖かくて少し不思議で希望があってとても良かった。橋本紡が本当に断筆してるのだとしたら惜しいな。

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    2016年10月14日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    全部で3つの物語が併録されているが、共通する人物は何かの力を持った「彩乃」だけである。
    もちろん。この人物が物語の鍵となるのだが、さて3つの物語を読んで何を感じ取ったのか、感想はどうなのかと云われても書けないのが現実。
    それが、この小説の持つ力なのかもしれない。

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    2016年05月09日
  • ハチミツ

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    姉妹っていいな。この話は3人とも母親が違う姉妹だからちょっと特別なのかもしれないけど。それでも姉妹ってあこがれるな。それから,家に帰ってみんなでご飯食べること。外からいろんな気持ちを持ちかえってくるけど,それでも家族として食べるということを共有できるってなんかほっこりする。
    会話の中にイエモンのjamが出てきたから聴こっかな。本中では,シリアスな場面だったけど。

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    2016年04月08日
  • ハチミツ

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    同じシーンを姉妹、3人の視点で繰り返される箇所が何箇所かあって、面白かった。
    しっかり者の澪、おっとりした環、天然な杏、と紹介されているが、杏もかなりのしっかり者だ。吉野家の食卓を切り盛りしているし、姉2人をいつも静観している。
    悪いけど、環みたいな人が同僚にいたらやっぱり嫌だなー。頭もいいし、美人なのに仕事はイマイチ。しかも、中途入社した会社で妊娠が発覚し、すぐに産休…って。
    3人は姉妹というより、親友同士の様で楽しそうだった。お父さん、いなくてもいいんじゃないかと思ってしまう程。でも3人はそれぞれにお父さんを必要としている。お父さん、幸せだね。

    2016.2.24

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    2016年02月24日
  • 流れ星が消えないうちに

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    橋本紡さんを知ったきっかけ。

    物語のはじまり。
    玄関に布団、のくだりがせつなかった。

    ありあまる優しさは少しずるい。

    真夜中に静かな音楽をかけながら
    もう一度読みたい。

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    2015年11月19日
  • ハチミツ

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    父親が違う三姉妹の話。
    なんだかその三姉妹の関係が妙に羨ましく思いながら読み進めました。
    食事の場面がまた美味しそうなのです。
    映画化しそう。しないか。

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    2015年01月27日
  • 半分の月がのぼる空 1

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    一昔前に半月ブームを巻き起こした同作ラノベの完全文庫版ということで試しに読んでみました。
    青春小説として、とてもよかったです。軽すぎず重すぎず、思春期のどうにもならない閉塞的な感じとキラキラした感じ。箱庭みたいな病院で繰り広げられる、ごく普通のボーイミーツガール。これがラノベ読者層にヒットしたのは作者の力量でしょうね。作者の方はSNSでの問題発言が物議を醸したりして、ちょっと穿った見方をしていたのですが、作品は別だと感じました。エディプスコンプレックスの話とも取れますが、憎かった父親との心温まるエピソードなんかはホロリときました。全4巻とのことですが、挿絵がないので初稿ラノベ版も読んでみたいで

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    2014年12月19日
  • 月光スイッチ

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    好きな雰囲気の本だった。
    不倫の話だけどドロドロしていないので
    あまり抵抗なく読めました。
    主人公のふわふわした感じ、セイちゃんの愚かさ。
    恋って理屈じゃどうにもならない。
    二人の周りの人たちも、それぞれに頑張って
    生きていて、暖かくて。
    人間らしい部分が共感できた。

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    2014年12月08日