橋本紡のレビュー一覧

  • いつかのきみへ
    深川付近とそこにある橋を舞台とした短編集
    老若男女さまざまな人間関係と、ありきたりな生活風景
    下町の穏やかな時間が流れる、心温まる作品
    特に大きな事件が起こるわけではなく、生活の一部分を切り取って見ている感じ。
    深川とその周辺の橋に興味をもつようになった
  • 月光スイッチ
    吉本ばななの「白河夜船」みたいな感じ。

    愛人生活をしてる女の子が、何かのきっかけで外の人と知り合って変わってくのとか。
  • 月光スイッチ
    橋本紡さんの作品は二作目。

    ほのぼのとした情景が浮かんでくる。
    今回はいろんな登場人物が出てきたが、憧れる人はいなかった。けれど、登場人物がいろいろと絡んでくるのは、面白いと思った!そのためか、物語の流れが淡々と流れるのではなく、ゆっくりと流れてるような感覚であった。


    個人的には、弥生さんみた...続きを読む
  • 月光スイッチ
    不倫のお話

    主人公の年齢が20代後半なのだけれど
    まったくそんな感じのしない 話し方や思考の持ち主で
    なんだが同年代の存在に思えてきたりしました
  • 月光スイッチ
    女の子が、不倫相手の奥さんが里帰りしている間に、
    不倫相手と仮の新婚生活を楽しむ。というお話。

    不倫の話って好きじゃないんだよなー。

    橋本紡の作品は好きなのだけど、
    読み返したくなる話ではなかった。

    コンビニで出会う姉弟はいいな。
    あのふたりはいい。

    どうでもいいけど、解説が西加奈子だった。...続きを読む
  • 月光スイッチ
    疑似新婚生活を送る主人公の身の回りの出来事が描かれる。
    愚かだとわかっていても、それでも好きなものはしょうがない。その気持ちが凄くよくわかって、でも冷静に考えればどうにかしなくちゃいけなくて。でもどうにもできない主人公のどこかに自分の影を見たりするのかもしれない。
    主人公の周りの登場人物たちがとても...続きを読む
  • 流れ星が消えないうちに
    恋人の死をテーマに書く恋愛小説がありふれているせいで平凡な話。おなじテーマにしても、セカチューや、吉本ばななのムーンライトシャドウ、特に本書の「綺麗さ」が後者に似ていると思ったんだけど、あれくらいに美しい話ならもっと心に響いたと思う。
    綺麗にまとまってるしいい話なのに、「この表現いい!」とか「あのシ...続きを読む
  • 流れ星が消えないうちに

    文体が合わなかった

    主人公や父親、恋人が抱える問題などがどう解決へ進んでいくのかが気になり読了しましたが、文体が合わず同じことの繰り返しのように感ぜられ(恋人、主人公で同じ過去を思い出していたせいかと思いますが)、それらが気になり満足感が得られませんでした。
    題材が興味深かっただけあり残念です。