橋本紡のレビュー一覧

  • ハチミツ

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    父親が違う三姉妹の話。
    なんだかその三姉妹の関係が妙に羨ましく思いながら読み進めました。
    食事の場面がまた美味しそうなのです。
    映画化しそう。しないか。

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    2015年01月27日
  • 半分の月がのぼる空 1

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    一昔前に半月ブームを巻き起こした同作ラノベの完全文庫版ということで試しに読んでみました。
    青春小説として、とてもよかったです。軽すぎず重すぎず、思春期のどうにもならない閉塞的な感じとキラキラした感じ。箱庭みたいな病院で繰り広げられる、ごく普通のボーイミーツガール。これがラノベ読者層にヒットしたのは作者の力量でしょうね。作者の方はSNSでの問題発言が物議を醸したりして、ちょっと穿った見方をしていたのですが、作品は別だと感じました。エディプスコンプレックスの話とも取れますが、憎かった父親との心温まるエピソードなんかはホロリときました。全4巻とのことですが、挿絵がないので初稿ラノベ版も読んでみたいです。

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    2014年12月19日
  • 月光スイッチ

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    好きな雰囲気の本だった。
    不倫の話だけどドロドロしていないので
    あまり抵抗なく読めました。
    主人公のふわふわした感じ、セイちゃんの愚かさ。
    恋って理屈じゃどうにもならない。
    二人の周りの人たちも、それぞれに頑張って
    生きていて、暖かくて。
    人間らしい部分が共感できた。

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    2014年12月08日
  • 流れ星が消えないうちに

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    NAVERまとめで取り上げられていた一冊で、加地くんの死と向き合う奈緒子と巧、自分の夢と現実を天秤にかける奈緒子の父親、母と父の間に挟まれ悩む妹とそれぞれが悩みを抱える登場人物と時おり出てくる鮮やかな情景のコントラストに惹き込まれて一気に読んでしまいました。

    登場人物が経験を経て考えを変え成長していく姿の描かれ方は上手いなと感じました。
    激しいスパーリングや甘い恋愛観のある高低差もよかったですが、巧の姉のキャラも映えるなって感じました。
    ずるしてすき焼き肉当たる場面のところも好きでした。
    それぞれが流れ星に願いを託す場面で終わったところもは凄く好感もありました。

    なんかすっきりとしたさわやかな読後感があって恋愛小説ですが、人生観も考えさせてくれたりといい作品だと感じました。

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    2014年11月01日
  • ハチミツ

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    しっかり者の澪、おっとりした環、天然な杏は歳の離れた三姉妹。それぞれ母親が異なり、母親は皆とっくに家を出てしまっているにもかかわらず、料理上手な杏が作ったおいしいものを食べながら、女性関係にだらしないが憎めない、風変わりな父親と姉妹たちは仲良く暮らしていた。しかし父親が家出し、環の妊娠発覚をきっかけに、それぞれの人生に転機が訪れる。

    周りから頼られ、キャリアウーマンとしてばりばり仕事をこなす澪、頭は良いが不器用にしか生きられず、やっと就いた仕事で失敗ばかりしている環、少しずれたような感覚を持つ高校生の杏の三人の視点から、代わる代わる物語が語られる。母親が異なり、その母親もすでに家を去っている三人は通常の家族の形とは違うかもしれないが、姉妹たちはずっと同じ家に暮らしてきて、一番理解し合っている関係である。三人それぞれに日々を送り、職場で、学校でそれぞれに出来事が起こり、それぞれに考え、悩む。家に帰って食卓を囲むが、相手に何かあったのだろうと感じてもただ黙々と食事を続けて、決して踏み込んで尋ねたりしない。それは相手を思いやるが故の距離感で、大切なことはちゃんと話すし話してくれると互いに信頼し合っているのが伝わってくる。

    外で何があっても、家に帰ればおいしいものを囲んで、自分を変わらず受け入れてくれる人がいる。そういう安心感を感じることができれば、どんな形であってもその関係は家族と言えるのだろうと思った。

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    2013年11月16日
  • 半分の月がのぼる空 2

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    急性肝炎で入院した先で重病の同い年美女、里香と出逢った
    普通の高校生、裕一が主人公の物語。

    写真を撮って欲しい。
    セーラー服を着て学校に行ってみたい。

    幼い頃からずっと入院している里香の願いを叶えるため、
    裕一は病院を抜け出して家から一眼レフを持ち出したり、
    こっそり学校に行けるようにと奔走したり。

    そんな風に相変わらず里香に振り回される裕一だったが、
    里香の笑顔が多くなったことが嬉しくてたまらない。
    また、はっきりとそうは言わないものの、
    常に死を身近に感じ、諦観を抱いていた里香から
    ほんの少しずつ生への執着が見えるようになったことを
    喜んでいた。

    それなのに、、、
    手術を間近に控えたある日、里香は久々に大きな発作に見舞われて…


    うーむ、やはり裕一の性格がどうも気に入らないなぁ。
    あと、良い奴なのか悪い奴なのかはっきりしない夏目先生も。

    けれども、少しずつ心境の変化を見せる里香と
    それによって変わりつつある二人の関係に微笑ましさを感じて
    展開が気になって仕方なくなってきた。
    一方で、里香が生きたいと願うようになった分だけ
    かえって余計に病状への絶望感が増し、憂鬱になるのも事実。

    手術、うまくいったのかな?
    安易に奇跡が起きてしまうのも、
    本当に絶望が訪れてしまうのも、
    どっちも嫌だなと思うと同時に
    ふたりのその後が気になってしまう。
    早く次が読みたい。

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    2013年07月30日
  • 半分の月がのぼる空 1

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    ネタバレ

    新聞の紹介記事(装丁買いのコラムで紹介)がきっかけで読んでみました。
    ラノベとしてヒット後、改稿された単行本をもとにして再文庫化した作品とのこと。
    もともとがラノベだけに気楽に読めました。

    ヒロインの里香は心臓病で長期入院しており、死が隣人の状態です。主人公の裕一は個人的にはヘタレだと思いますが、愛すべきキャラクターです。

    しかし、主人公の裕一は無茶しすぎです。肝炎で入院中なのに病院を抜け出すし、雨に打たれて風邪ひいて高熱を出す始末。
    夏目医師はなにか哀しい過去があるようです。今後、明らかにされそう。
    主人公の親友の司くん、看護師の亜希子さんがいい味だしてます。

    続きも読んでみようと思います。

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    2013年07月23日
  • 月光スイッチ

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    父に溺愛されて育った娘は異性を見る目が厳しくなるらしい。ひとりっ子で両親、特に父の溺愛っぷりはネタになるほど、そのせいかどうかは不明だが親しい女友達には「男にキツい」と言われる…。

    独占欲も強い方なので、二股や不倫には元より興味もない。わざわざ暴く気はないので、浮気するなら隠し通して欲しいと願う。だから、この本のセイちゃんみたいな男性は大嫌いだ。

    妻の里帰り出産を利用して、愛人を家に連れ込むような男。それでも妻を愛していて、息子の誕生を心待ちにするあまり愛人に名前を相談してしまう男。遊び人にしては詰めが甘いっ!

    香織はなんでこんな男を好きになっちゃったんだか。30手前の危うい時期なのに…ちょっとくらいお金持ちで料理上手で甘やかしてくれたって、、、と、ついお説教したくなってしまうけどそれが恋なんだよなぁ。

    自分の立場に罪悪感を噛み締めて、相手のずるさも、「新婚生活(仮)」がほんとは「新婚生活(偽)」なのも分かっていて、だけど一緒にいたい。

    解説の西加奈子さんと同じく、香織のこと愚かだなーと思うけど、どこかこの愚かさが放っておけないと言うか、結局この手の女子は意外にすんなり結婚していくような気がする。なんとなく。

    ガチガチで理詰めの女なんて可愛くないよなぁ、と我が身を省みる…。

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    2013年08月14日
  • 流れ星が消えないうちに

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    大学生奈緒子は最愛の恋人加地を事故で失った。悲しみに暮れる奈緒子に手を差し伸べたのは加地の親友の巧だった。
    奈緒子と巧は付き合うが、二人の間には加地がいた。加地のことを忘れられない奈緒子。加地から貰った絵ハガキを奈緒子に見せられない巧。
    二人の目線で交互に語られる切ない恋の物語。

    とても切ないですが、読みやすい小説だと思いました。

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    2013年05月26日
  • ハチミツ

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    30代、20代、10代の美人の異母三姉妹と、
    インテリだけど、いい加減な彼女たちの父親と、
    それぞれのパートナーによる、ガールズ小説…。

    異母といぅ設定と、
    年齢が離れているといぅ設定のおかげか、
    三姉妹それぞれのキャラが異なっていて、
    かつ、それぞれに良い点悪い点があって、
    お話に、程よく噛み合っていて、和みました…。

    同じ場面が、
    3人それぞれの視点で、繰り返し描かれますが、
    そぅいう展開の仕方も、なかなかよかったです。
    キャラも、お話も、決して純ではありませんが、
    基本、キュートなキャラであり、お話でした…。

    三姉妹と父親、といぅ設定…、
    なぜだか、昔から、好きです…。よいです…(笑)
    (現実は、とんでもないのかもしれまてんが…)

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    2013年05月15日
  • ハチミツ

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    橋本さんの小説には毎度丁寧に生きよう、と思わせるものがある。
    料理の描写が本当に素晴らしく、内容がどろどろしたものであろうと読後はすっとした気持ちになる。
    特に今回、白いご飯を食べたくなった。
    びっくりするような展開ではないのに、なぜか目が離せないストーリー。
    あと、全然関係ないけど澪という漢字が素敵だなあと思った。

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    2013年04月21日
  • ハチミツ

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    母親の違う三姉妹と、お父さんの、家族の物語。特殊な家庭環境で、ちょっとズレた三人姉妹ですが、なんでだろう、ちゃんと家族です。

    三人の視点でくるくると物語は進みます。同じ状況なのに、それぞれの視点によってちょっとずつ違っていて。特に杏からの視点は、他の2人にはない観察力で中々のもの。

    橋本紡さんの本は、読んでいてホッとします。ホロリとして、キュンとして、ちゃんと地に足をつけて読める本。どんでん返しも怒涛のストーリー展開もないのに、目を離せなくて一気読み。うん、なんだか、とってもいい本、でした。

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    2013年04月11日
  • 流れ星が消えないうちに

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    どうにもならない事を、どうすれば良いのか悩んで、悩んで、悩み抜いて、苦しんで、そして結果を出せたのなら、結果が出ないとゆー結果が出たとしてもそれは良かったことなのだと思う。

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    2013年03月29日
  • 月光スイッチ

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    橋本紡さんの作品が好きです
    失敗もしてしまう ふつうのやさしい人ばかりが出てきます
    みんな一生懸命生きています
    心根のいい人ばかりなので 読んだ後、ホッとします。明日から また、がんばれます!

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    2013年02月18日
  • 流れ星が消えないうちに

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    高校時代から付き合っていた恋人・加地君が自分の知らない女の子と旅先の事故で死んでから、1年半。奈緒子は、加地の親友だった巧と新しい恋をし、ようやく「日常」を取り戻しつつあった。ただひとつ、玄関でしか眠れなくなってしまったことを除いては――。
    深い悲しみの後に訪れる静かな愛と赦しの物語。
    ______________

    すごくやさしくて不思議な空気がただよう作品。
    死んでしまった元恋人の加治くんと主人公の奈緒子のかかわり方や雰囲気が好きな感じで、そこに家族も絡んでくる。

    忘れられないなら、まるごと受け止める。
    簡単なことじゃないけど、誰もがやっていくかもしれないことの経緯が描かれていて、いいなぁと思った。

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    2013年01月13日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    小学五年生にして教祖さまの彩乃ちゃんと関わった三人の物語。将来に少しの不安を抱える人たちが彩乃ちゃんの助言に背中を押され前向きに歩み出す。ほっこり優しい。
    彩乃ちゃんも幸せにしたみんなからちょっとずつ大事なものをもらう。役目におしつぶされることなく彼女にも幸せになってほしいな。

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    2012年11月08日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    奇跡っていうのはきっと、ほんのわずかな一瞬のことで、それを運んできてくれるのは出会ったばかりの少女だったりもする。
    優しく素直な自分でありたいと、そう思わせてくれる物語だった。
    凜とした彩乃ちゃんの姿に自分も励まされつつ、この小さな女の子にもどうか幸せになってほしいと、願わずにはいられなかった。

    彩乃ちゃんのように「奇跡」を起こしたり、未来を見通すような力を僕は持っていない。
    それでも、今までに自分が出逢ってきた全ての人がもし今、みんな幸せであってくれたら、
    それは凄く嬉しいことで、それ自体が奇跡みたいなことなんじゃないかなと思ったりした。

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    2012年10月31日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    特別な力を持っていて、教主さまと呼ばれる彩乃ちゃん。彼女の過ごした大切な夏の話。
    小学5年生なのに、しっかりしてて、大人の振る舞いが出来る。
    けど、やっぱり子供な部分もみえてほっとする。
    薄くて、文章も難しくなくて、すぐ読める。彩乃ちゃんの話としては繋がってるけど、話は3つだから、休憩にもってこい。
    石階段が一番好きだったかな。

    そして、河原千恵子さんの解説が良い。
    自分がいつも何気なく過ごしている日常の中に、小さなメッセージが隠されていないだろうか。
    202p引用

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    2012年10月26日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    彩乃ちゃんは小学5年生ですが、関わる人々の近い将来が視えるようです。3つの連作になってますが、みんな彩乃ちゃんに「ポンッ」と背中を押されて、次の一歩を踏み出します。誰もが、持ち合わせるであろう「迷い」や「悩み」、それは、いつしか不安となって誰かに打ち明けずにはいられなくなるのは良くあること。彩乃ちゃんのように、「そっと周りの人を幸せの方へ導けたらいいなぁ」、そう思わずにはいられないホッコリする小説でした。

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    2012年09月09日
  • 流れ星が消えないうちに

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    ネタバレ

    人は生きているうちにいろいろ抱えていく。
    簡単に忘れられること、たぶん一生忘れられないこと。
    それでも終わりが来るその時までは、そういったものを抱えて生きていかなくてはならない。
    主人公を始め、登場人物たちもそれぞれ、その人なりにいろいろなものを抱えている。忘れたくても忘れられない思い出を抱えている人もいる。耐え切れずに逃げちゃう人もいる。
    そういったものを全て受け入れて、それでも前を向いて歩いて行ける強さを持ちたいと思える作品でした。

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    2012年09月04日