橋本紡のレビュー一覧
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NAVERまとめで取り上げられていた一冊で、加地くんの死と向き合う奈緒子と巧、自分の夢と現実を天秤にかける奈緒子の父親、母と父の間に挟まれ悩む妹とそれぞれが悩みを抱える登場人物と時おり出てくる鮮やかな情景のコントラストに惹き込まれて一気に読んでしまいました。
登場人物が経験を経て考えを変え成長していく姿の描かれ方は上手いなと感じました。
激しいスパーリングや甘い恋愛観のある高低差もよかったですが、巧の姉のキャラも映えるなって感じました。
ずるしてすき焼き肉当たる場面のところも好きでした。
それぞれが流れ星に願いを託す場面で終わったところもは凄く好感もありました。
なんかすっきりとしたさわや -
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しっかり者の澪、おっとりした環、天然な杏は歳の離れた三姉妹。それぞれ母親が異なり、母親は皆とっくに家を出てしまっているにもかかわらず、料理上手な杏が作ったおいしいものを食べながら、女性関係にだらしないが憎めない、風変わりな父親と姉妹たちは仲良く暮らしていた。しかし父親が家出し、環の妊娠発覚をきっかけに、それぞれの人生に転機が訪れる。
周りから頼られ、キャリアウーマンとしてばりばり仕事をこなす澪、頭は良いが不器用にしか生きられず、やっと就いた仕事で失敗ばかりしている環、少しずれたような感覚を持つ高校生の杏の三人の視点から、代わる代わる物語が語られる。母親が異なり、その母親もすでに家を去っている -
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急性肝炎で入院した先で重病の同い年美女、里香と出逢った
普通の高校生、裕一が主人公の物語。
写真を撮って欲しい。
セーラー服を着て学校に行ってみたい。
幼い頃からずっと入院している里香の願いを叶えるため、
裕一は病院を抜け出して家から一眼レフを持ち出したり、
こっそり学校に行けるようにと奔走したり。
そんな風に相変わらず里香に振り回される裕一だったが、
里香の笑顔が多くなったことが嬉しくてたまらない。
また、はっきりとそうは言わないものの、
常に死を身近に感じ、諦観を抱いていた里香から
ほんの少しずつ生への執着が見えるようになったことを
喜んでいた。
それなのに、、、
手術を間近に控え -
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ネタバレ新聞の紹介記事(装丁買いのコラムで紹介)がきっかけで読んでみました。
ラノベとしてヒット後、改稿された単行本をもとにして再文庫化した作品とのこと。
もともとがラノベだけに気楽に読めました。
ヒロインの里香は心臓病で長期入院しており、死が隣人の状態です。主人公の裕一は個人的にはヘタレだと思いますが、愛すべきキャラクターです。
しかし、主人公の裕一は無茶しすぎです。肝炎で入院中なのに病院を抜け出すし、雨に打たれて風邪ひいて高熱を出す始末。
夏目医師はなにか哀しい過去があるようです。今後、明らかにされそう。
主人公の親友の司くん、看護師の亜希子さんがいい味だしてます。
続きも読んでみようと思い -
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父に溺愛されて育った娘は異性を見る目が厳しくなるらしい。ひとりっ子で両親、特に父の溺愛っぷりはネタになるほど、そのせいかどうかは不明だが親しい女友達には「男にキツい」と言われる…。
独占欲も強い方なので、二股や不倫には元より興味もない。わざわざ暴く気はないので、浮気するなら隠し通して欲しいと願う。だから、この本のセイちゃんみたいな男性は大嫌いだ。
妻の里帰り出産を利用して、愛人を家に連れ込むような男。それでも妻を愛していて、息子の誕生を心待ちにするあまり愛人に名前を相談してしまう男。遊び人にしては詰めが甘いっ!
香織はなんでこんな男を好きになっちゃったんだか。30手前の危うい時期なのに… -
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30代、20代、10代の美人の異母三姉妹と、
インテリだけど、いい加減な彼女たちの父親と、
それぞれのパートナーによる、ガールズ小説…。
異母といぅ設定と、
年齢が離れているといぅ設定のおかげか、
三姉妹それぞれのキャラが異なっていて、
かつ、それぞれに良い点悪い点があって、
お話に、程よく噛み合っていて、和みました…。
同じ場面が、
3人それぞれの視点で、繰り返し描かれますが、
そぅいう展開の仕方も、なかなかよかったです。
キャラも、お話も、決して純ではありませんが、
基本、キュートなキャラであり、お話でした…。
三姉妹と父親、といぅ設定…、
なぜだか、昔から、好きです…。よいです…( -
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高校時代から付き合っていた恋人・加地君が自分の知らない女の子と旅先の事故で死んでから、1年半。奈緒子は、加地の親友だった巧と新しい恋をし、ようやく「日常」を取り戻しつつあった。ただひとつ、玄関でしか眠れなくなってしまったことを除いては――。
深い悲しみの後に訪れる静かな愛と赦しの物語。
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すごくやさしくて不思議な空気がただよう作品。
死んでしまった元恋人の加治くんと主人公の奈緒子のかかわり方や雰囲気が好きな感じで、そこに家族も絡んでくる。
忘れられないなら、まるごと受け止める。
簡単なことじゃないけど、誰もがやっていくかもしれないことの経緯が描かれていて、いいな -
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奇跡っていうのはきっと、ほんのわずかな一瞬のことで、それを運んできてくれるのは出会ったばかりの少女だったりもする。
優しく素直な自分でありたいと、そう思わせてくれる物語だった。
凜とした彩乃ちゃんの姿に自分も励まされつつ、この小さな女の子にもどうか幸せになってほしいと、願わずにはいられなかった。
彩乃ちゃんのように「奇跡」を起こしたり、未来を見通すような力を僕は持っていない。
それでも、今までに自分が出逢ってきた全ての人がもし今、みんな幸せであってくれたら、
それは凄く嬉しいことで、それ自体が奇跡みたいなことなんじゃないかなと思ったりした。 -
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彩乃ちゃんは小学5年生の女の子。
とてもお行儀がよくて言葉使いの丁寧な女の子。
そして彩乃ちゃんは教主さまでもある。
素晴らしい力を持っているらしい。
これはそんな彩乃ちゃんがその素晴らしい力で人々を救う話。ではない。
ちょっと不思議な力を持ってはいるけど、本当は普通の可愛くて優しい女の子の彩乃ちゃんが、彼女の好きになった人達にプレゼントをして、彼女もプレゼントをもらう。
そんな心温まる物語。
お告げとか占いとか、絶対信じられないと思っていた。
でも、そのお告げが私の隣でいつもにこにこ笑っている、優しい女の子の言葉だったら…、その言葉をすんなり受け入れられそうな気がした。
この物語の中で彩