橋本紡のレビュー一覧

  • イルミネーション・キス

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    いろんな場面の、いろんなキスがあった。
    旦那さまとの始まりになったキスを思い出した。
    というか、思い出して買ったという方が正しい。

    キスは、したいからする。
    その人との繋がりを確かめるような感じ。
    お互いにしたいと思ってする、そこに気持ちが宿ると思う。

    「ハウスハズバンド・キス」が好き。
    家族のキス、主夫から働く奥様への労いと愛のキス。

    育休についてのくだりは、本当に同感だ。
    今はまだわたしは子供はいないけど、いつかできたとき、育てるとき、わたしか旦那さまか、状況に応じてどちらが取るかを選べるような社会ならいいのにと思う。
    育休を取るから出世できない、育休を取るなんて迷惑、育休なんて男が

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    2016年02月07日
  • ハチミツ

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    父親だけの血の繋がりのある、三姉妹の話。
    三方向からの話。

    キャリアウーマンな長女澪、37歳。
    不器用な次女環、20代後半。
    冷静な杏、高校生。

    澪はキャリアウーマンだったけど、仕事ができすぎて左遷。
    環は不器用でふらふらしてたけど、妊娠をきっかけに変わる。
    杏は先生のことが好きだったけど、妻子の姿を見て諦めをつける。

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    2015年11月17日
  • 流れ星が消えないうちに

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    初めての作家さん。
    装幀の綺麗さに惹かれて手に取る。
    軽めの文体でさらさら読める。でも読み終わった後になんだか少し前向きな気持ちになれる。そんな1冊。

    両親のいざこざのくだりで
    ー確かのこれは浮気なんかよりも厄介だった。生き方そのものの問題だ。(中略)決まった価値観の中でお父さんとお母さんは生きてきた。その中でなら同じ言葉で気持ちは通じた。たくさん話す必要もなかった。だけど、いざ外に出ようとすると違う言葉が必要になってくるー
    価値観の違いでー。よく聞く理由だけれども、つきつめていくときっとそうなのだろう。
    家族というのはよくも悪くも運命共同体。その中で価値観を共有し続けるというのはとても難し

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    2015年11月06日
  • 流れ星が消えないうちに

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    "ふっ切れた"というより、やっと"受け入れられた"という感じかな。単刀直入な山崎先輩の瑞穂への思いの方が流星めいて好きだな♪。

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    2015年09月11日
  • ハチミツ

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    橋本紡の小説を読んでいるといつもつい作者が男性であることを忘れそうになる。本当にこの人女の子を書くの上手い。母親がそれぞれ違う歳の離れた3姉妹。しっかり者の大企業総合職長女、要領の悪い派遣社員の次女、料理上手な高校生の三女。女癖の悪い父親は家にはほとんどいない。3姉妹の日常。それぞれが抱える悩みや日常が交互に語られる。三女・杏ちゃんの恋が可愛いね。いつもは料理上手な男性が出てくるけど、今回は三姉妹の末妹が料理上手なのね。2012/525

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    2015年04月16日
  • ハチミツ

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    久しぶりの橋本さん。

    相変わらず温かくて、柔らかい文章。

    どうも、セリフが今回はクサかったので★みっつ。

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    2015年04月06日
  • 月光スイッチ

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    香織って、只者ではないと感じたね。

    恋や男に目が眩んでしまっているはずなのに、自分がそのような状態であることを醒めて自覚している。そのくせ、その状況が自分に及ぼす悲しみや寂しさ、どうしようもない敗北感などの影響にも普通に晒されてる。いわば「感情の波に翻弄されながら、翻弄されている自分を画用紙に写しとる」なんて離れ業をやってのけているような。

    自分の中から起こる願いや衝動に対しておとなしく従いつつ。その結果による自分の感情の起伏を予期しながらもそのまま受け止めつつ。次の瞬間には、それをすっかり消化してしまい、私たちが気づく頃には、少し素敵に成長している。

    日常のよくある風景からはちょっぴり

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    2015年01月31日
  • いつかのきみへ

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    橋は「こちら」と「あちら」をつなぐ橋。

    子どもだったり、会社員だったり、婚約中だったり、壮年だったり、登場人物が色々の短編集。どれも読後感がほっこりする、橋本紡らしい小説。深川という場所は土地勘がないけれど、いくつかの小説でその下町の良さを感じる。

    最初の「清洲橋」で友香がリベットの感触を思い出し楽しむところと、最後の「永代橋」で千恵がリベットの感触を記憶するところがつながって、友香にも千恵のような時代があって、千恵にも友香のような未来が来るのかなと、幸せな記憶を感じた。

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    2015年01月25日
  • 流れ星が消えないうちに

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    文体の違いはあるけれど、今はなき恋人が主軸になっているところが、よしもとばななの作品を思い起こさせた。
    主人公を取り巻く家族や友人は人間味があり優しくて、温かさが伝わってくる作品。高校の学園祭の時の普段と違ったハイな感じとかは上手く書けてるなと思った。

    巧君の存在は奈緒子にとってとても貴重で、だからこそ本当ならば、まだ心の整理が出来ていないうちに付き合うべきではなかったよねと思いつつ、お互いそれも分かった上でのことだろうから、まあいいかと。
    巧君のことを加治君と言うフィルターなしで評価して、彼のいいところをいっぱいいっぱい好きになって、迷いなく一番好きと言える様になればいいなと、書かれていな

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    2014年11月25日
  • 流れ星が消えないうちに

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    よく文化祭で手作りのプラネタリウムを見るが、流れ星マシン?は見た事が無いので、ちょっと見てみたい。貧乏旅行で無くなった恋人への思いに一つの解決を見せる物語。ストーリーは単純だけど、巧君のお姉さんが作るホットミルクとか高級松坂肉とかいろんな場面が暖かい

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    2014年10月27日
  • ハチミツ

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    父親は同じだけど、母親がみんな違う
    澪、環、杏の3姉妹。
    次女の環が妊娠したことで、3人の関係が微妙なものに。

    杏の作るご飯、おいしそうだな。

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    2014年09月20日
  • ハチミツ

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    三七歳の澪、二七歳の環、一七歳の杏。それぞれ母親の違う三姉妹ながら、それなりに仲良くやっている。父の女癖の悪さにも慣れ、度々の家出にも慣れ・・・
    しかし次女、環の望まぬ妊娠(父親も分からない)はそんな姉妹たちにとっても大事件だった。

    それぞれの思いと恋愛の行方は。。。

    マヌカハニー、我が家には常備されてます。
    ちょっとくせがあるけど体に良いらしい。

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    2014年06月02日
  • 半分の月がのぼる空 2

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    あ~~~ぁ。せっかく里香が想ってくれているというのに裕一は何してんだか・・・やるせない気持ちはわかるけどね。でも流されちゃダメでしょ。早く続きが読みたい。

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    2014年05月24日
  • 半分の月がのぼる空 1

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    裕一アホやね~~~。こんなんありえへんって思ってても、読み続けずにはいられない。自分を振り返ると、高校生の頃って恋愛自体に憧れて、好きな子に夢中になって、エッチなことも想像して、今から考えると赤面するような愚か者であったかも・・・裕一頑張れ!もっと深く考えて行動できるようになれ!(ってそうなったら話が面白くなくなるんだけど。)

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    2014年05月24日
  • 半分の月がのぼる空 2

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    このまったり進展のなさが耐えられず、ちょい読みをしてようやく2巻目をクリア。
    久々に読んだからか、クライマックスに近づいたからか、ちょっとスピードをあげて読める内容に。
    2時間の映画だったら中だるみしなくて楽しいのかもしれない。

    それにしても、相変わらず登場人物が好きになれない…だから感情移入できないのかな?
    それでも、次はもう少しおもしろくなりそうと期待。

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    2014年04月27日
  • ハチミツ

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    読み始めはなかなか進められないかな、、?と思ったけど、断食道場で一気に読んだ。
    んー、よかった。
    橋本さんって女性なのじゃないのかな?って思うくらい、女性の心の描写がすごいって思う。
    また橋本さんの本読みたいな。

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    2014年04月14日
  • 月光スイッチ

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    作者の性別が分からないまま読み始め、男性だと知った時には本当にびっくりしました。
    男性でこの主人公のような人生を書けるのはスゴイなと思ったのが一番の感想です。

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    2014年04月14日
  • ハチミツ

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    淡々としている印象。
    こちらも淡々と読み進めた。
    でも、実は父親の存在がこの個性的なちょっと壊れている娘たちにかなりの影響を与えていたってこと。
    そんな風に感じた。

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    2014年03月27日
  • 半分の月がのぼる空 1

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    勧められてからずっと探していた本。やっと入手。しかも巻を追うごとに高評価だったので、大人買い。
    しかし、1巻は前半退屈で後半からスピードアップしたものの…
    やっぱりラノベだからかな?ラノベのわりには丁寧にじっくり書いてる気もするけど…エロ本の下りや喧嘩中がやけに長かったり…極め付けは、どれも登場人物が好きになれない。司だけはぃぃ人です。
    ただ、単に期待しすぎた感じかな?
    すごいつまらないわけではないんだけど。
    大人買いしたので頑張って読みます!

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    2014年01月28日
  • 彩乃ちゃんのお告げ

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    教祖さまの孫で不思議な力を持つ彩乃が3つの奇跡を起こす。ほんのちょっとのきっかけで、すごく人生が変わるわけではないけれど、確かに一歩幸せになれる。そんな3つのストーリー。

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    2014年01月04日