古賀史健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作に続きタコジローくんが主人公
悩みつつも読書に前向きになる姿に、読書離れの子供がこうなればいいな⋯という思いを抱かずにはいられない
本作を読書をしない子供に勧めたいと思いつつ、勉強は何故しないといけないか等の問いを、考えている子にならいいけれど、考えていない子にも問うてしまう作品はどうなんだろうとも思いつつ⋯
自分にフィットする本を読めばいいという発想は良いとは思う
ただ、フィットしない本や、自分の問や答えではないものを、本を読むことでそう思い込んでしまうところまで書いた方がよかったのでは、と思わなくもない
前作と変わらず、イラストと、文体や構成の読みやすさは良いので、勉強や読書が嫌いだけれど、ある程度文字は我慢すれば読める子にはハマるかもしれない
私もカラマーゾフに手を付けられていないので、どこかで読みたいと思う -
Posted by ブクログ
読書備忘録1006号。
★★★☆。
タコジローくんの続編を読んでみようかな、と言った手前読んだ。
前作はヤドカリおじさんに日記を書くことを教わった。
自分を読者として日記を書くことの意味を。
今回、タコジローはなんで勉強するのか?志望校はどうするのか悩んでる。
一言で言えば人生に悩んでるんですね。
そんなときくじら祭りでヒトデの占い師に出会う。
ヒトデ占い師は本を読めと。
本はお前に読んでもらうのを待っているのだ!と。
お前に読んでもらう本を見つけるのだ!と。
ということで本の選び方、読み方のティーンズ向け指南書です。
ジジイでも読みたい本を見つけるメソッドなどは非常に参考になった!
ただ、それだけ・・・かな。
作中に多くの作品が出てくるのでそれが楽しい。
そうそう!これこれ!って感じで。
そしてびっくりしたのは小説の1行目ってこんなにワクワク感があるものなんだと改めて知った。
1行目は声を出して読もう! -
Posted by ブクログ
筆者も性暴力を受けたことがあり、「同質性の高い壮年男性」の一人として本書を書いている部分が、女性の私からすると好ましい。←この文章を書くのも「女性の私からすると」を書かないと、きっと理解を得られないと思って書いている。
そうでしょう?
「尊重」とか「人権」とか何も考えずに生きてきた人(特に男性)にとって本書に書いてある内容は、異世界に近いものだろうから、きっと読み進めるスピードは遅かったんじゃないかな。
自分の地位が脅かされるかもしれない不安を「女性だから」という意味不明な理論で振りかざすことができるのは、組織に女性が3割未満の人数しかいない状況でしかできない。
筆者は社会が変わるためには、組織における女性の「数」を増やしたらいい、と言っているが、理想論でしかない。社会は変わらないよ。というのが私の意見である。
<驚いたところ>
・同じ会社(フジテレビ)なのに、キャスティングをする側(現場のプロデューサーやディレクター)とされる側(アナウンサー)の対立構造があることに驚いた。(P59)
・心理の専門職でもない佐々木アナが、今日死ぬかもしれない人のケアをすることを求められていたこと。(P94)
・メンバーを多様化したところで、結局同質化する。「性別も肌の色も関係ない」は、「われわれは皆同じだ」の理論に直結する。(P171)→でも、その人の個性を活かせる業務内容を行ったところで、今度は分断が起こりやすくなる「ローカルルールはローカルルールでしかなく、そこでの成果も全社的な評価はつながらない。結果的に地域ごと、支社ごと、セグメントごとの切断が起こりやすくなる」
<印象に残ったところ>
・不敗神話(ずっと勝ち続けてきた)をもつ組織は、考えが偏狭になりやすい(=自分たちのやり方に胡坐をかいている)
・不思議なことに凝集性の高い集団は、自らの道徳性や倫理性にゆるぎない信念をもつ(P132)
<その他メモ>
・集合的幻想
・凝集性の高いところでは、インフォーマルな規範(暗黙の了解)ができる。その最たる例が、ムラ、家族。凝集性が高いと、メンバーにとってそこが居心地がよくなる。そこで働いていることが、自らのアイデンティティとなる⇔逸脱者(集団に水を差す存在) -
Posted by ブクログ
フジテレビのアナウンサーが性被害を受けたことに端を発する一連の騒動に対する報告書を読んだ著者が、フジテレビの組織としてのダメだったところを分析した本。
組織の凝集性が高まる危険性や人権意識についてなどを示している。
印象に残ったのはダイバーシティについて。
男性中心の組織の中にたとえば女性が1人加わったとしても男性組織への同化を求められる。また、女性に合った仕事を与えると限られたキャリアしか歩めないようになる。
多様性を理想論で終わらせなきゃためには、数が必要で、「黄金の3割」と言うものがあり、3割を超えるとようやく少数派として認められるとのこと。それより少ないとトークン化してしまうらしい。
これを読んで先日友人とした話を思い出した。世の中には色んな考え方や信条を持った人がいて、そういう世間一般や自分たちに浸透した生活とは違うことをしている人たちを最初は異質だと思って受け入れられないけれど、それが社会にある程度浸透してくるとそう言う人もいる、と当たり前に思えてくると話していたけど、それも同じことではないかと思った。
もう一つ、心に留めておきたいなと思ったこと。人権意識と人権知識は違うということ。
意識を変えるのは難しいが知識を持つことについては、知らなかったことと知ったあとは明確にわかれる。一夜にして人は変われないが知ることはできる。知らないことは恥ではない。知ろうとしないことが恥なのだ。
わたしも無自覚にその考え方は如何なものかということを思っていることもあると思う。その考え自体は変えることは難しいかもしれないけど、知識を持って他者を尊重するということは心がけたい。 -
Posted by ブクログ
【書名と著者】
集団浅慮 「優秀だった男たち」はなぜ道を誤るのか?
古賀史健
【目的】
知的エリートを自認するであろう人たちの集団が狂った決断に至るメカニズムに興味があった。
【読後感】
2章くらいまでは集団浅慮のはなしと認識できた。
3章から先は着地の見えない暴走列車になる。リベラルなワードを並べて多様性やら人権意識やらで「同質性の高い壮年男性」を叩く。
この本の出版に関わった方々の集団浅慮も感じ取れる、さまざまな読み方ができる一冊。
フジテレビ問題を契機にした男性叩き本なのかも。
【印象に残ったポイント】
・論理展開のジェットコースター
フジテレビの分析から集団浅慮を予防する具体論に行くかと思いきや
・リベラルな言葉で奇跡は起きない
相互理解、尊重といった頭の中の話で浅慮が防げると考えているようだが、一方で「同質性の高い壮年男性」に対する尊重は感じられない。
・集団浅慮を防ぐには?
あくまで会社の話に閉じるが、ムラ化させないための人事異動と、人事異動を前提にした暗黙知の形式知化、会社に引き留めておける待遇の設定、組織内の仕事と人事の責任所在の明確化
なのかなと思った。
ただ、私人ながら顔を出して仕事するような業界だと違うのかも。
わたしは失礼ながらアナウンサーそのものがらんと思ってるけど(アナウンスなら自動音声で足りる)、社内外で仕事をもらうためにアプローチするという点と凝集性の高さが守られない社員を作ってしまうのだなと悲しくも感心した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ正直全てを理解することはできなかったかな。説明が難しくてもう一回読まなければならないなと思った作品。会話形式で、具体例が、私の生活と似ているところが多く内容が入ってきやすかった。刺さった言葉も多くあって大事にして生活していきたい。他者と比べて生きてきた私に対して、それは自分の人生ではなく他者のための人生を生きているっていうところがすごい刺さった。変えることできない「わたし」をもっと大事に愛していきたいかもって思えるようになった。私は人間関係を全て縦で見てたことにも気づいた。見下したり、能力があるから縮こまることが当たり前だったけど、「同じじやないけど対等」っていうのを聞いてハッとさせられた。どんな人だって、対等に横で見ていきたい。まだ、理解しきれてないところがたくさんあるから何周もしてアドラー心理学について、もっと深めていきたい。
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Posted by ブクログ
ストーリー付き「日記のススメ」。
読書の感想をノートに書き始めたのをきっかけに、なんとなく日記も書くようになりました。人生初、続いている。
この本で提示されるような「自分と向き合い、深く思考していく為の日記」は書けていないしこれからも書ける気はしないけど、参考になる部分も沢山あったし、何より「書くことって素晴らしいんだよ〜!」という前向きで愛あるメッセージを受け取り、私も継続頑張ろうと思えました。
タコジローと同世代かつ気付けば内省してしまってしんどい、みたいな若者に特におすすめだし、その年代でこの本を読めるのが羨ましいなあと思う。
ストーリーはオマケみたいなものだけど(?)、タコジローの教室での立ち位置や、何で自分はタコなんだろう…という根本的でどうしようもない悩みに共感した。トビオとウツボリは想像力の欠けた嫌なやつ。一緒にいたら常時不快な気持ちになりそう。彼らにも色々、あるんだろうけどさ。