天狼プロダクションのレビュー一覧
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グイン・サーガ外伝23 星降る草原
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試し読み
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Posted by ブクログ
かなりの覚悟を持ってのことでしょうね、この展開。
ま、長く書き続けていく中で、自分の色を徐々に出していくよりも、最初から「五代ゆう・グイン」というテイスト前面に出していくことの方が良いのでしょう。
中途半端に「栗本グイン」を標榜すると、後々変な派閥争いみたいになりそうですから。
派閥が出来るのは仕方ないですが、神格化みたくなるのはイヤなので。
しかし、この方法でグインが続くのであれば、完結はしないのでしょう。延々と語り継がれていく物語になりそうです。
まさに、サーガ。
イシュトはいつになったら、やんちゃ親分から抜け出せるのか?アリがヨシュア殺したせいか。彼さえイシュトの元で育っていてくれたら、頼りがいのある兄貴として、立派な男児となっていただろうに。
カメロンが夢見て、惚れてしまう男児にね。 -
Posted by ブクログ
シルヴィアというのは、いつまでグインの足枷になるのか。本文では貝殻骨と表現されているけど、なかなか解決されない問題です。そして、今さらながらグインが王ではあるが皇帝ではないということが浮き彫りになる事態が…。サイロンの町中に溢れるトルクを相手にグイン自ら乗り出していく話で、トルクがなんとなく気持ち悪く早く次に進んでくれないかなと読んでいました。作者が亡くなり、続編が始まり、2冊めです。2人の作家がパロとケイロニアの話を交代で進めることになっています。(現在は1人)グインやイシュトヴァーン、リンダ、フロリーとスーティ、それぞれの未来を早く見たい。
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グイン・サーガ外伝26 黄金の盾
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試し読み
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Posted by ブクログ
グイン・サーガ最新作。今回は外伝。
同シリーズ外伝『黄金の盾』を執筆した円城寺忍さんの作。
クムのタイス。快楽の都を訪れたマリウスが、ミアイル公子殺害事件とナリス婚礼襲撃事件の直後にタイスに滞在した折の、遊郭での恋と冒険を回想するというもの。
タイスでは、遊女見習いの美少女が拐かされる事件が続発していた。そんな時、モンゴールのミアイル公子殺害事件の濡れ衣も晴らせぬまま、パロの義兄ナリス死亡の噂を聞いたマリウスは、調査を試みようとしていた、ところが、美少女誘拐の犯人に間違われ、遊郭で過ごすことになる。犯人疑惑は晴れたものの、どうもきな臭い。
おまけに花魁格の遊女ジャスミンは、マリウスをしっているようで…。
とまあ、1巻ではまだ導入。ここからどうなるのだろう?という引っ張り具合は上手い。逆に言うと、後続の残り2巻を、最後まで読まないと、事の真相はわからないのだろう。そのペース配分の妙は、流石だと思う。本編の栗本氏はじめ、他の執筆陣との違和感もない。
ここから、本編で既にパロの第一王位継承者になっているマリウスが、忘れがたく胸に残した恋が、如何に花開き、如何に散りゆくのか。勝負はここからである。さあさあ、さっさと続きにかかろう。うん。それがいい。 -
Posted by ブクログ
まずスーティがフロリーと再会。義弟ドリアン王子と母を引き合わせ、母子3人のささやかな家庭が再出発しはじめます。惜別の中、スカールやヨナ、ヴァレリウスはパロへ。ドライドン騎士団のブランは、帰着とともに、カメロンを殺害した、ゴーラ王イシュトヴァーンに復讐すべく懊悩します。一方、グインは、ナリス麾下の魔道師から逃れ、もと妻のシルヴィアの救出と、ワルスタット候ディモスの豹変に心を残しつつ、彼らを残してパロを脱出。シルヴィアの親友アウロラ姫を守りつつ、どうにかケイロニアに帰還します。
おそらくここから、対パロのナリスおよびヤンダル・ゾック/対ゴーラのイシュトに大きく話の筋が振られていくのでしょう。ただ、そこに沿海州諸国のパロに対する野心が覆いかぶさり、中原の真の大きな敵、竜王ヤンダル・ゾックを諸国一致して打ち払うところに至るには、まだまだ戦もあり、政治的な紛糾もある、長い道のりのようですね。
また、ここにきて、自己憐憫で引きこもっていたイシュトは、モンゴールの反乱を知って、我が子ドリアン王子を逆恨みし、トーラスを踏み潰す決心を固めます。たった二歳の王子を殺してでも守りたい、己の自我と権勢。ここまで無体な理屈を並べだすと、もう、作品開始当初の、粗暴だけど憎めない、頭の切れる陽気な青年は、どこにもいません。どんなに内心が脆く繊細であろうと、ただの精神を病んだ死神にしか見えません。こんなに印象が変わり果てたキャラも、小説世界の中にいないと思います。多少なりと彼に、悲哀を感じる部分があったのですが、次巻『トーラスの炎』での残虐、不安定で苛烈な精神構造を見ては、彼への同情や共感は持てそうにない。非常につらいです。
グインの落ち着きぶり、温かさ’がしみる分、苦しいですね。グインの帰国途上の、魔道をよくする老女と孫娘のエピソード、私はほっとして読みました。さあ、次はゴーラのトーラス攻め。ああ…。