青井秋のレビュー一覧
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購入済み
透明感が眩し過ぎる
清廉という言葉が合うかどうかだが、表題作他作品全体に透明感があり過ぎて、人間の生々しさや匂いの感覚が全くと言って良いほど無くて、物足りなかった。BL初心者には向いているかもしれない。
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購入済み
らしい
青井さんらしい大自然に手が触れるような感覚の世界観、BL、と括られるのかやや微妙な空気感も然り。濃厚だったりネチっこいのを好んで読み耽ってる身として、いやぁ心が洗われるよーですね(笑)。
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Posted by ブクログ
ネタバレ契約先担当・保科貴哉×着物デザイナー・津島志信
きたざわ氏らしいお話で安心して読める。
誘拐されたりはしなかったけれど。
記憶喪失などと結構劇的なエピの割にはあっさりで、人違い勘違い部分での相手の気持ちへの確固さに重点があったかな。
何かの成果を成すといった意味では(恋愛でも仕事でも)いつも若すぎる感はあるけれど、お花畑のお話と思えば、作者の趣味であろうし、私も萌られるので、そこは割り切って楽しむことにしている。
なんか今回『てにをは』が「ん?」ってな所が何箇所かあって気になった。
P207も『気色』より『喜色』のほうがしっくりくるんだけど、こ~ゆ~のも文字の使い方やニュアンスの好みだし -
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。まず目を引くのは、背景や植物の描写の繊細な美しさ。所々に散りばめられたモノローグと絵柄がとても詩的な雰囲気を醸し出しています。
ストーリー的にはもう少しインパクトが欲しいかな…かえって短編の方がその独特な世界観を表している気がします。
特に二作目の「さかなの体温」は、ファンタジーなのかリアルなのか高校生同士の純愛話に不思議な浮遊感が漂っていて印象的です。
背景や動物、植物描写は素晴らしいのですが、人物の内面にもっと深みが出ればもっと面白い作品になるのではないのかなと思います。これからが楽しみな作家さんですね(*^^*)