青井秋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ一人で各地を旅している学者のベント×鉱石を食べる種族のイーリス
表紙の綺麗な絵に惹かれました。
花や鉱石の描き込みが細かい。
そして本編も期待を裏切らない綺麗な絵!
青井先生の王道ファンタジーを詰め込んだ作品だそうです。
鉱石を食べる、砂漠の金剛石と呼ばれた種族の生き残りであるイーリスは一人で生きてきた。
ベントとともに旅をする中で、イーリスは成長しベントや旅先の人とも心を通わせていく。
鉱石を食べ物にするという設定が斬新。
絵が綺麗なので読みやすいし、ファンタジーな世界観とも合っていると思います。
エロ要素はないです。
ベントとイーリスの関係はどちらかというと家族愛に近い気がしました。
寿命の長さが違うので、ベントが自分の死後、イーリスが生きる残りの時間を幸せに生きられるようにと、いろいろ残そうとするところには愛を感じます。 -
購入済み
切ないけどちょっと甘い
青井さんの作品てこう何かノスタルジックなセピア色っぽい切なさがあるんだけどキュキュンと甘さもあって深いな〜って思います。本作も所謂「好きだ〜!俺もー!」と華々しいが即物的な展開のモノとは対局のもっと精神世界みたいな心に沁み入るよーな温かさにホッコリです。エロなしでこーも満足出来る作品を作れて現実的なお話でもファンタジックな世界観を醸し出す、作風が無二なかなり特殊な作家さんですよね。なのに!星一つ欠けてるのは、最後のお話どっかで読んじゃってた〜、とゆー全くもって自分本位な理由からです(笑)
-
Posted by ブクログ
ページ数の横に添えられたきのこたちが可愛い。
表題作は、菌類学の教授と専門外ながら派遣されたバイト助手の話。
散りばめられたきのこや昆虫に図鑑を捲ってるような気持ちになりました。静かに空気感を楽しむタイプのお話です。おまけのモブ女性視点のお話がついてくるのとか私は好きなので嬉しい。
同時収録一本目は、さかなの体温。
ページ数の横にもさかな。
眠る人からふよふよと出てきて宙を泳ぐ様々なさかながみえる少年とその同級生。
二本目は、八月、夏の底。
ページ数の横にはどんぐり。
大学生と亡くなったその祖父と親しくしていた狐の少年。
どのお話も18禁描写はありません。
目で見て自然や生物を楽しむのをメインに彩られた作品です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ青井さんの(当時)新刊を発売日に買ったにもかかわらず、何故か読めないでおりました。
忙しいのもあったんですが、何故かファンタジー設定のBLって苦手な事が多くて。
多分、設定がファンタジーだと人外とか平気でいるので、ゲイなんてなんでもないじゃない!人間なだけマシ!という事になってしまうからじゃないでしょうか、何となく。
それで読んでみましたが、普通に良かったです!
もう少し早く読めば良かった!
よくよく考えてみたら、青井さんの著作でゲイだからっていう葛藤はほぼなかったですね。それよりも個人が受け入れてもらえるかとかそっちの方向性でした。
星を作る工場の話でしたが、美しい画面で綴られる淡々とした物語に癒されました。
あらすじ読んだ感じだと長野まゆみが好きな方にはいいかなあと思いましたが、あそこまでこてこてじゃない上に少年趣味でもないので、ちょっと外れてしまうかも。
逆に長野まゆみは卒業してしまった私には、とても好みです。
でも、青井さんの著作は「爪先に〜」の方が好きかなあ。
どちらも素敵ですけれど。 -
Posted by ブクログ
王室近衛隊士×凄腕エクソシストが繰り広げる壮大なファンタジーです。
いつものセンセ基準からすると、異色とも思える糖分の多さ。悪魔祓いの話なので、ファンタジーホラーとでも表現できそう。痛い成分は抑えられています。
イラストが青井秋センセのちょっと硬質だけど優しい絵柄で、今回の話にぴったりです。
オリエンス王国の王室警護を務めるクライスは、悪魔に憑依された王家の息女を救うためにヴァレンテ聖教国からやってきた天使のように美しい悪魔祓いのエリファスから、「守護者」の能力を買われて彼の警護役に抜擢されることに。
さすが六青センセらしく、緻密な世界観が構築されていて、すんなりと物語に入り込むことができます。
それほど痛くなかったので、安心してどっぷりお話に浸ることができてよかったです。
攻視点で書かれていて攻の心情がよくわかるのですが、なんか受より攻の方が痛い思いをしたのかも…と思わせます。
もうひとつよかったのは、クライスとエリファスのキャラクターです。いつもと違って、少しコミカルな人物像。
クライスは近衛隊士ですが、争いごとは嫌いでいつかは林檎農園を持ちたいと夢を持つ男。人がよくてエリファスにひと目惚れをした後は、ひたすら忠犬への道を邁進します。
一方のエリファスは今の立場になるまでに、数奇で波乱に満ちた人生を歩んできており、今では自由を色んな意味で奪われている身です。
…しかし!ただ単にエリファス薄幸の美少年ではありません。ツンデレというにはあまりにも予想外に乱暴なお言葉遣い!
それもいっそ清々しくて、彼の魅力のひとつになっているところです。そんなエリファスのキャラで、物語全体の雰囲気もいつもより親近感が出ています。
クライスは好きになってしまったエリファスのために、悪魔払いやクリストゥス教や恋敵のレギウスを相手に攻防戦を繰り広げます。というか、巻き込まれ?戦いは嫌いなのに愛する人を守るため、すごく頑張って活躍する攻め様でした。
恋敵の悪党レギウスがいい憎まれ役になっていました。なぜ、そこまでエリファスに執着するのかという理由が明かされたときには、ちょっと切なくなりましたが…
とても附に落ちるラストが用意されていて、胸が熱くなります。
エロ的にも要所要所でしっかり萌えツボ突かれました!甘いのと辛いのとバランスよく配合されています。
こういう六青センセもいいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大企業の元跡取り・橘清志郎×便利屋・高比良渉のカップリングです。
便利屋の渉は、以前清志郎と付き合っていたのに、
仕事で別れさせ屋として、行った先で
元の職場で一緒だった元恋人の清志郎と再会・・・
仕事の面では、ちょっと事件も起きますが、
それなりに結果を出せたし、再会後の復縁も
清志郎が頑張って渉をつかみとるって感じのお話です。
最近、再会ものを読む機会が多いなぁ~
再会ものって、タイムラグはお話ごとに違いますが、
会えなかった、もとい会わなかった時間も
お互いのことが好きだったってことだから、
結構好きなんですよねぇ(#^.^#) -
Posted by ブクログ
ネタバレ植物図鑑ならぬ、人間図鑑の一部を抜粋したような作品でした。
空気感は漫画というより詩集に近いです。
BL漫画という感じはあまりしません。
宝井理人先生の作品が好きな人は好きなんじゃないかなと思います。
収録されている話の中では「さかなの体温」がいっとう好きです。
人が眠っている時だけ姿を現す魚の姿が見える主人公、という設定が面白かったのでもっと掘り下げて欲しかったな、とも思いました。
ただファンタジーになりすぎないようにするには、これぐらいの見せ方で丁度良かったのかもしれません。
後日談SSの「午前0時の回遊」というタイトルにセンスを感じました。