青井秋のレビュー一覧
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「真面目。よく言われる。言葉自体の意味はともかく、自分に向けられるそれはあまりいい意味ではないことを信也は学習していた。融通が利かない、とかつまらない、とかの言い換えだ」
私も小さい頃から、真面目とよく言われましたが、信也と同様、褒められているとは思えずにいました。
それが、融通が利かないとかつまらないという意味に感じていたことが、この文を読んで、はっきりとわかり、長年もやもやしていたのが、スッキリしました。
エピローグのレンと信也のエピソードを読んで、じんわり温かな気持ちになりました。
根っから悪い人がひとりもいない、とても優しい物語でした。 -
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購入済み
一度読み終わり、表紙作が一番好きだなって感じたのと、どの話も独特な世界観あって惹き込まれる。
二度読みで、あれ?そういえばBLってなんだっけ?あれ?ってなって、三度読みで心が洗われてくってこういう事なんかなーと(笑)
どの作品も話重視なので、そういうの求めてる方には向かないかも。 -
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ネタバレレーベルが消失したため、途中で終わってしまった「妖魔な俺様と下僕な僕」を角川文庫で完全リライトして発表したもの。前作よりも司野が大人びていて、高級マンションに住むよりも古びた昭和の店舗兼住宅に住む方が合っていて私は好き。司野の俺様ぶりは相変わらずたけど、正路の心の中のツッコミが面白くてツボる。BLとしては5巻目はキスシーンもなかったし、このままプラトニックな関係が続くのかと思うとちょっと物足りない気もするけど、2人の心が近づいていくのを温かく見守っていきたい。リライト前のは9巻目まで出てたけど、カギロイとの決着がつかないまま終わってしまったので、今作は決着が着くまで続いて欲しい。5巻目には奇談
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購入済み
純文学みたいなお話。
青井先生の作品はずっと変わらない雰囲気で、純文学のようです。
何より、特筆すべきは精緻な作画で、
このお話でも、途中のカラーイラストはそれだけでもう素敵な作品で、
しばらく眺めてしまったくらいです。
本作は文学青年2人のお話ですが、作中にこの2人の述懐が多く散りばめてあって、
私には少し読みにくかったです。
どこでより相手に惹かれたのか、、とか。
恋なんてそんなものかも知れませんが…。
作画を眺めるだけでも、私的には十分楽しいくらいなので、買って良かったです。 -
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▼あらすじ
子供の頃、薬草摘みの最中に倒れた妹を助けてくれたのは、異形の男だった。
十年後、マルセルは嫁ぐ妹を見送ると「一緒に来い」と言われた約束を果たすため、彼のもとへ向かう。
死の覚悟をしていたが──
「友になって欲しかったのだ」
存外に優しい目をしている彼、ギーゼルベルトの孤独を知り……。
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ストーリーの完全度:普通
トーン:せつない・ほのぼの
エロ度:無し
萌え度:普通
総合評価:★4.0
初読みの作家さん。表題作を含めて全部で5つの物語が収録されています。
雰囲気はとても良かったです。あと、何よりも素晴らしかったのが植物や背景の描き込み。“自然”を描くのが得意な作家さんな -
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ネタバレ人も土地も結晶化してしまう銀砂嵐が人為的なものだっとと知り、ティトと共にその原因となる旧大陸へと向かったセッカ、と物語が急速にクローズへと向かう3巻である。
綺麗に序破急の形式で3巻完結となった形だが、おそらく語るべきはすべて語られているのではないかと思われる。二人の物語は丁寧に描き終えられている。
丁寧な世界観構築やその美しさなど魅力は色々あった一方、ドラマとしてはやや淡々と描かれ過ぎていた印象は残っている。
前巻の感想でも触れているが、やはり全般に棒立ちでの会話が主体になっていて、動きが少ないのだ。
その意味で言えば、この作品は多分に舞台劇の要素を含んでいて、あるワンシーンの中 -
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ネタバレラノベというよりは、青少年向けファンタジー。
初め、表紙イラストの可憐な王女と黒髪の凛々しい騎士を見て、TLの恋愛小説かと勘違いし、帯の「女装の王子は宿命に挑む」というアオリから今度はBLかと勘違いした私は、とても愚かです。
設定も登場人物の王女(実は王子)ララを初めとした黒髪の騎士ユージーンや乳兄弟のネムルなど、細部まで丁寧で、しかも好感の持てるキャラです。
ただ、私が普段から読んでいる小説群に比べると、やはり全体的に「あっさりとして」います。
あっさりしているというのは何もハードな描写があるかどうかというだけではありません。上手く言い表せないのがもどかしいけど、大人向けにアレンジする -
Posted by ブクログ
触れたものを「フラグメント」という結晶に閉じ込めてしまう銀砂嵐が猛威を振るう世界での物語の二巻である。
作品の核心に少しずつ迫るような、謎の少年・ティトとセッカの旅は少しずつ進んでいる。
銀砂嵐の正体に少しだけ触れ、それが人工的なものであるならば止めることもできる、その決心を固めた二巻となっている。
本格ファンタジーのニュアンスの濃い作品で、その点でやや説明が多めになっているのはいいとしても、やはり気になるのは絵の強さである。
おそらくは雑誌連載を基準にした絵の組み立てなのだと思うが、単行本で読んでいる限り、どうしても登場人物が遠すぎる。コマの扱いが弱い印象を受けてしまう。
物語 -
Posted by ブクログ
風景を閉じ込めてしまう結晶「フラグメント」の存在が特徴的なファンタジー物語の第一巻である。
ここでの物語は、フラグメントを細工している細工職に見習の少女・セッカと、そんな彼女を危機から救ったティトの出会いの物語である。
フラグメントとなってしまった故郷の村を追い求め、違法なフラグメントを取り扱う商人たちを捜索する物語であるが、ここで少し気になるのは描写の淡泊さだ。
淡泊というと正確ではないかもしれないが、物語が重要性の軽重やシーンの速度感に関わらず、一定のペースで展開している。
端的に言えば、バトルシーンと日常風景の物語方が同様なのだ。複雑な世界設定と合わせて、一読では読み込み切れな