青井秋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ繊細な絵とお話を描かれる作家さんです。
多分好きなものが自分と近いので、毎回モチーフのどれもが素敵で。
ステラリウムと一緒に購入しましたが、どうもBLでファンタジーが苦手のようでこちらの方が好みでした。
緻密に描かれた植物がたまらないです。
多分、鉱石もお好きじゃないかと思っていたら、Cannaで連載していらっしゃるお話が鉱石絡みのようで、矢張り!と思ってしまいました。
描かれた二人の関係も、穏やかでこういうBLもいいものですね。
少年趣味とも違うのですが、初期の長野まゆみの雰囲気が好きな方はお好きな作家さんではないでしょうか。
木造校舎の夜の理科室なイメージです。 -
購入済み
やっぱりイイなぁ
青井さん独自の世界観は緻密で美しく関係性はBLだと言い切るには曖昧な雰囲気があって人間愛のよーな印象。平素の私であれば物足りないっと感じる類いなんですが、作品の持つ異次元感とそこに住む人々の「温度のなさそうな優しさ」に呑まれちゃうとゆーか読了後は不思議な満足感があります。本作のは表題作とスピンオフに一つ短編入ってますがどれもユルりと淡い展開で絵の構成も文句なく美しく外国の絵本のよう、思いっきり青井さんの世界が堪能出来ますよ。
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Posted by ブクログ
隅々まで堪能しました。控えめで繊細な作風だけど、いつまでも心に残ります。
タイトルがいいですよね。星を製造するなんて、夢だったりファンタジーだったりSFだったり…あらゆる想像ができてしまいます。
なのに、先端を行くというカッコよさじゃなくて、どことなくノスタルジック。
自然や宇宙をテーマにした作品に接すると、いつでもいずれかの思いを抱くことになりますが。
特によかったのは、人としての思いに優しさがあふれていたところです。
星を作る研究材料に、亡き恋人を思って零してしまった涙が混入してしまい、星の子が製造されてしまいます。
本来ならば星以外の製造物は廃棄するきまりなのですが、カナタは自分の作り出してしまった少年にアルレシャという名前を与えて育てることに。
やがてアルレシャは、亡き恋人を思って苦しむカナタの魂を救う存在へとなっていきます。
自然の摂理と相反するようなアルレシャですが、すべてが繋がってめぐりめぐっているのだと改めて考えさせられるストーリーです。
「埋み火」は同じ星製造所に勤めるキケとレオシュの話。
キケはカナタと同僚で、優秀な彼に密かに憧れと嫉妬を抱き、劣等感にも苛まれていました。そして、カナタの苦悩に気づく事が出来なかったことでさらに自信を失い仕事を辞めようと思いつめます。
そんなキケに、レオシュは励ましの言葉を伝えるのですが、キケが気付かなかった真実がそこにあったのです。
年の差愛。すてきでした。
描き下ろしの「窓辺にて」が、すごくよかった…!
アルを見つめるカナタの優しい視線が何ともいえません。キケとレオシュもいい関係だとわかるのがうれしいです。
「真空庭園」では、こういう話に弱いということを再認識。
互いに選択の余地がなく、依存しつつも与え合う関係。ツボです。
そして相手の幸せのためにその関係に悩み苦しみ、ある決断をしようとする透。
そしてそのことが透とはるかの間に誤解を招くことに。
こういう展開、弱いです。うるっときました。逆転ギャップ萌えもありの。
またまた、ノンブル脇のミニイラストにきゅんときました。かわいい。 -
Posted by ブクログ
超好み。どこに惹きつけられたか説明できないほど理屈抜きによかったです。肌に合うかんじ。
絵柄が、硬質なのに繊細で美しくてストーリーの世界観そのもの。ボタニカル風な緻密さにもうっとり…
しかしながら、他の方の小説でのイラストでお見かけした時には、何の食指も動かなかったんですよね。パッと人目を引くというほどじゃなかった。
やはり、作品に漂う静寂な空気と微弱で優しい体温のようなものが魅力の大部分ではないかと。
細かい筆致とか、優しさあふれるストーリーとかもいいんですが、登場人物がまたいいんです!
表題作の菌類学者の室田とバイト助手の大学生である岩井。
萌えツボど真ん中でした。
いつもは研究に没頭していて身なりに頓着しない室田が…
岩井じゃないけど衝撃的でした。
おとなしくて真面目な岩井が、ひっそりと山野に生育するキノコの菌床さながらに、恋心をどんどん深く大きく潜行させていく姿にも、たまらない萌えを感じてしまいました。
こんな萌えは、昭和のもーさま以来。
「さかなの体温」は高校生もの。だけど、一味違った味わい。
秘密の片想いが、不思議なおさかなのせいで思ってもいなかった展開に。
ファンタジーの極みです。
そして、魚の描写が繊細で美しくて見事。二人のピュアな想いそのものです。
これは描き下ろしの後日談がよかった。説明が無くて二人の会話だけなんですが、それだけでその後の様子が全部理解できます。
「八月、夏の底」は、もふもふファンタジーの良作。
萌え萌えしまくりでした。山の草花、きのこのお供えがかわいすぎて、身悶えまくりです。
いじらしいし、かわいいし。
おじいちゃんとこうの関係も、すごく温かいものだったんだろうなと思わせてくれます。
もっと、春彦とこうの後日談読みたくなりました。プリーズ!
ノンブル脇のミニイラストが細かい萌えでした。 -
購入済み
世界観
やっぱり青井先生の世界観がとても綺麗で好きです
じれったいなと感じたところもあるけど
やっぱり「見えるものの存在」を認めて貰えるかどうかは
相手を好きであるほど怖い -
購入済み
作者買いです。
美しい画集を読むような静かな気持ちになる
この静謐さが好き
短編でもあるのでよみやすさも加味されていてやっぱり良き。 -
Posted by ブクログ
時は昭和初年。「おそれながらおたずねします」とみつば百貨店銀座本店に突撃する森山翠。突然の突撃で自身を採用してもらえないか尋ねたのだ。採用は難しいと断られ落胆している中、車椅子の老紳士と出会い、実は百貨店の会長でこの出会いをきっかけに百貨店の広報誌である月間みつばの編集部でコラム連載をすることになる。
いろんな縁がつながっていく中で、悩みながらも毎月コラムを書いていく姿がとてもいとおしい。主人公の素敵な感性から出来上がっていくコラムを私たちも読むことができるが、本編も相まってとても読んでいて楽しい。
現代ではない少し昔の話しながら、生き生きとした姿が魅力的な1冊だった。 -
Posted by ブクログ
「真面目。よく言われる。言葉自体の意味はともかく、自分に向けられるそれはあまりいい意味ではないことを信也は学習していた。融通が利かない、とかつまらない、とかの言い換えだ」
私も小さい頃から、真面目とよく言われましたが、信也と同様、褒められているとは思えずにいました。
それが、融通が利かないとかつまらないという意味に感じていたことが、この文を読んで、はっきりとわかり、長年もやもやしていたのが、スッキリしました。
エピローグのレンと信也のエピソードを読んで、じんわり温かな気持ちになりました。
根っから悪い人がひとりもいない、とても優しい物語でした。 -
購入済み
一度読み終わり、表紙作が一番好きだなって感じたのと、どの話も独特な世界観あって惹き込まれる。
二度読みで、あれ?そういえばBLってなんだっけ?あれ?ってなって、三度読みで心が洗われてくってこういう事なんかなーと(笑)
どの作品も話重視なので、そういうの求めてる方には向かないかも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレレーベルが消失したため、途中で終わってしまった「妖魔な俺様と下僕な僕」を角川文庫で完全リライトして発表したもの。前作よりも司野が大人びていて、高級マンションに住むよりも古びた昭和の店舗兼住宅に住む方が合っていて私は好き。司野の俺様ぶりは相変わらずたけど、正路の心の中のツッコミが面白くてツボる。BLとしては5巻目はキスシーンもなかったし、このままプラトニックな関係が続くのかと思うとちょっと物足りない気もするけど、2人の心が近づいていくのを温かく見守っていきたい。リライト前のは9巻目まで出てたけど、カギロイとの決着がつかないまま終わってしまったので、今作は決着が着くまで続いて欲しい。5巻目には奇談シリーズの早川さんが登場したので、もしかしてあの人たちと協力してカギロイをやっつけたりするのかな。それはそれで楽しみ。