青井秋のレビュー一覧

  • ステラリウム

    購入済み

    静謐で美しい

    静謐なファンタジー作品。外国の美しい絵本を読んでいる気持ちになる。読後は静けさとノスタルジックな余韻に長く浸れる。

    描き下ろしの短編、「窓辺にて」が穏やかで優しい時間が流れていて幸せを感じる。表題よりも短編の「真空庭園」が印象に残った。ケイ素を題材にした設定が面白い。BLでなくてもこの設定の細部をもっと知りたくなる。

    モチーフとストーリーは作者の「爪先に光路図」の方が好み。しかし、こちらも穏やかで満ち足りたような気分になる。私も誰かを照らす温かな光でありたいと思った。

    1
    2020年04月18日
  • 彼女が魔女に着替える時

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カクヨム掲載作の書籍化作品。ドレスを纏うと魔女になるという発想が大変面白い作品。
    成績順に魔女候補生と仕立て師候補生がペアを組み、ドレスを作って着ながら学園生活を送ると言うのも斬新。
    個人的には、魔女は当然女子だけだけれども仕立て師はほとんど男子というのが萌えポイント(もちろん女の子もいるけど)で、男の子たちがドレスの話で盛り上がってるのがたまらない。
    キャラクターも魅力的で、カクヨムの時点よりもよりくっきりしたものが現れている。ヒロインのクロエは溌剌と、蒼司郎は剣のように、より鮮烈になっていて年齢らしい無謀さが面白い。カクヨム一年時でほとんど語られなかった一位ペアの存在感も大きくなっていて、

    0
    2020年03月18日
  • 爪先に光路図

    購入済み

    表題作がとても良かった。世界観や言葉の選び方がとても素敵で青井先生の作品がもっと読みたくなった。二人の信頼関係がとても素敵でした。

    0
    2020年01月18日
  • 爪先に光路図

    良い。

    特に『残灯』がすごいと思いました。
    美しく、素晴らしく、また鈍い痛み。
    「ーーねぇ、岩井くんて 女泣かせね」
    の言葉が響きました。

    0
    2019年10月24日
  • ステラリウム

    良い。

    0
    2019年08月06日
  • 百年結晶目録

    Posted by ブクログ

    砂漠の金剛石と呼ばれた鉱石を食べる虹の瞳を持つ少年と彼と出会い共に旅をすることになった学者の話。
    素晴らしい。人と関わることを避けて生きてきた少年が学者と旅をすることでいろんな人と出会い、いろんなことを知り、いろんな想いを知る。
    学者と旅をすることで少年がどんどん形作られていくのがいい。静かに進んでいく雰囲気がとても好き。学者と少年の寿命の差を思うと胸が締め付けられるけれど、だからこそ、このかけがえのない時間を大切に生きていくのが伝わってくる。一族の生き残り、という設定も好き。

    0
    2015年06月27日
  • 百年結晶目録

    Posted by ブクログ

    珠玉の…っていう表現がぴったりな、とても美しい話でした。
    今回も隅々まできめ細やかに描かれていてため息です。今回のノンブル脇のミニイラストは鉱石でキュンとします。

    旅人の学者ベントが出会った虹色の瞳を持つ少年イーリス。イーリスは幼く見えるけど25歳で、しかも鉱石だけを食すのです。
    ファンタジックな中に、人間のやさしさや孤独が内包されていて思わず引きこまれます。
    イーリスはきれいな子なんですが、最初はほんとに無表情で言葉数も少なくてまるで硬い石みたいだったのが、ベントと出会った事によってどんどんかわいく人間らしくなっていくんですよね~自分の意志もはっきり持つようになっていき、輝いていくのが伝わ

    0
    2014年12月01日
  • 君によせるブルー

    Posted by ブクログ

    やっぱり青井さん良いです…!
    この雰囲気が大好き!!
    表題作の高校生モノとっても可愛かった!受けが可愛い!繊細そうで可愛い雰囲気なのに方言とかやばい可愛かったです!
    あとラストの脚本家ファンタジーも好きな雰囲気でした~!

    0
    2014年05月10日
  • 君によせるブルー

    Posted by ブクログ

    青井さんの描かれる青年たちはいつも清楚で清潔なイメージ。
    どこまでも透き通った無垢で純粋な恋に心洗われるようです。
    おとぎ話とか童話を読んでる感じもする。好きだな。

    0
    2014年04月19日
  • 君によせるブルー

    Posted by ブクログ

    透明な空気感がなんともええよぉ〜。
    ひとの運命を綴る脚本家のおはなしの『雨のゆめふる』がすばらしすぎる…!

    0
    2014年02月23日
  • 君によせるブルー

    Posted by ブクログ

    派手さは無いけれど、しみじみとさせる良心的で繊細な作風がとても好きです。忘れかけていた初々しい気持ちが、ここにはあります…

    「アザーブルー」は、島の漁港に住む高校生と東京からやって来た転校生の甘酸っぱい恋物語。島の風景がとても美しく描写されていて、彼らの気持ちを反映しているかのよう。
    海の色や空の色が、自然に透き通るような青色に脳内変換できます。
    戸惑いながらも、自分の気持ちに正直に恋する二人にときめきました。

    「Night&Go」は、片想いの話。ずっと好きだった親友がとうとう結婚してしまったその式場で、かつて互いに片想いの傷を舐めあうように関係を持っていた先輩と再会。
    再会愛、10年愛…

    0
    2014年02月20日
  • 爪先に光路図

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    繊細な絵とお話を描かれる作家さんです。
    多分好きなものが自分と近いので、毎回モチーフのどれもが素敵で。
    ステラリウムと一緒に購入しましたが、どうもBLでファンタジーが苦手のようでこちらの方が好みでした。
    緻密に描かれた植物がたまらないです。
    多分、鉱石もお好きじゃないかと思っていたら、Cannaで連載していらっしゃるお話が鉱石絡みのようで、矢張り!と思ってしまいました。
    描かれた二人の関係も、穏やかでこういうBLもいいものですね。

    少年趣味とも違うのですが、初期の長野まゆみの雰囲気が好きな方はお好きな作家さんではないでしょうか。
    木造校舎の夜の理科室なイメージです。

    1
    2014年01月09日
  • ステラリウム

    購入済み

    やっぱりイイなぁ

    青井さん独自の世界観は緻密で美しく関係性はBLだと言い切るには曖昧な雰囲気があって人間愛のよーな印象。平素の私であれば物足りないっと感じる類いなんですが、作品の持つ異次元感とそこに住む人々の「温度のなさそうな優しさ」に呑まれちゃうとゆーか読了後は不思議な満足感があります。本作のは表題作とスピンオフに一つ短編入ってますがどれもユルりと淡い展開で絵の構成も文句なく美しく外国の絵本のよう、思いっきり青井さんの世界が堪能出来ますよ。

    4
    2013年12月27日
  • ステラリウム

    Posted by ブクログ

    ファンタジーの中のファンタジー。
    『巷にあふれている、いわゆるBL』を望むのならこれは肩透かしかもしれない。
    でも美しくきれいな絵とストーリーは一読の価値があると思う。
    私は大好き。

    0
    2013年09月14日
  • ステラリウム

    Posted by ブクログ

    隅々まで堪能しました。控えめで繊細な作風だけど、いつまでも心に残ります。
    タイトルがいいですよね。星を製造するなんて、夢だったりファンタジーだったりSFだったり…あらゆる想像ができてしまいます。
    なのに、先端を行くというカッコよさじゃなくて、どことなくノスタルジック。
    自然や宇宙をテーマにした作品に接すると、いつでもいずれかの思いを抱くことになりますが。

    特によかったのは、人としての思いに優しさがあふれていたところです。
    星を作る研究材料に、亡き恋人を思って零してしまった涙が混入してしまい、星の子が製造されてしまいます。
    本来ならば星以外の製造物は廃棄するきまりなのですが、カナタは自分の作り

    0
    2013年08月28日
  • 爪先に光路図

    Posted by ブクログ

    超好み。どこに惹きつけられたか説明できないほど理屈抜きによかったです。肌に合うかんじ。
    絵柄が、硬質なのに繊細で美しくてストーリーの世界観そのもの。ボタニカル風な緻密さにもうっとり…
    しかしながら、他の方の小説でのイラストでお見かけした時には、何の食指も動かなかったんですよね。パッと人目を引くというほどじゃなかった。
    やはり、作品に漂う静寂な空気と微弱で優しい体温のようなものが魅力の大部分ではないかと。

    細かい筆致とか、優しさあふれるストーリーとかもいいんですが、登場人物がまたいいんです!
    表題作の菌類学者の室田とバイト助手の大学生である岩井。
    萌えツボど真ん中でした。
    いつもは研究に没頭し

    0
    2013年08月24日
  • ステラリウム

    Posted by ブクログ

    長野まゆみ好きは好きだろう、という感想を見かけて購入。
    はい。好きです。

    このカップル萌えー、ではなく、作品の空気感と設定がまるっと好みで、恋愛とかは二の次って感じで好き。
    星を作る科学者と、その作業中にうっかりで生まれてしまった男の子の話が表題作。
    だが、巻末にあった、二酸化炭素を取り込んで光合成し、身体から植物が生える男性の話がすごくよかった。

    0
    2013年07月19日
  • 爪先に光路図

    Posted by ブクログ

    やばいめちゃめちゃ好みだった…
    背景まで描き込み細かくて、雰囲気が大好きです

    表題作は菌類学者と助手バイトの大学生のお話
    派手さは皆無ですが、静かな森の中で二人が少しずつ近づいていく様子が素敵でした
    他2本の短編が収録されていて、それぞれ上手くまとまっていてとても良かったです
    短編だと読み足りないと感じることがあるので、初読み作家さんだと敬遠しがちですが、青井さんは短編を上手く描かれる作家さんのようで大満足でした!!

    3作品とも短い描き下ろしがついていて、それも全部良かったです!

    0
    2012年11月04日
  • 爪先に光路図

    Posted by ブクログ

    表紙に惹かれ購入。すっごい良かった〜!!表紙のイメージのまんま、とっても素敵なお話ばかり。独特の不思議な世界観がすごくいい!キノコや森や魚等の繊細で美しい絵も素晴らしい。とにかく全部が好き!どれももっと読んでみたいお話ばかりでした。これから注目の作家さまです。

    0
    2012年06月28日
  • 爪先に光路図

    Posted by ブクログ

    理科室の匂いがするまんが。頁数の横にまでポツポツ入ってるイラストがかわいい。綿密な線で綺麗な話を描く作家さんだなー。各話にその後の日常がちょっとずつ描かれてるのもうれしかった。
    「さかなの体温」が好み。

    0
    2012年06月10日