長谷川圭のレビュー一覧
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ヒトの進化、人類史、社会構造の変化、文化と遺伝子の共進化などに興味がある人におすすめ。
ピンカーの『暴力の人類史』や『21世紀の啓蒙』と重なる議論もあり、そのあたりのノンフィクションが好きな人は読み進められそう。
第1章 五〇〇万年、第2章 五〇万年、というように
、大まかな年代区分ごとに章立てされている。気になる章だけ読むことも可能。
「カトリック教会の婚姻・家族計画が個人主義の成立につながった」など蘊蓄も豊富。
※以下、ざっくりと内容紹介。
人類のモラル・道徳の進化を500万年前から現代まで追いかけていく。
モラルの歴史は人類の進化の歴史である、と著者は述べる。
ヒトが自然界で生き延びて -
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ネタバレいつぞや高橋源一郎が紹介していて気になっていた本。ガーデニングがマイブームの今読んでみた。
樹木について、まさに知らなかったことがたくさん書いてあって、とても興味深い。木ってこんなに「生き物」だったのか!
・木は齧られると味を変えて抵抗する
・木は内部で小さな音を出している
・ブナは仲間と根で栄養を分かち合っている
・海の近くから森があるおかげで雨が降る。森が続いていないと雲にならない
・木の寿命は1万年にもなることがある
・移植されたり枝を切られた木は弱まる。森の中で日陰をお互いに作るから木は長生きする
翻訳の本にありがちなんだけど、ちょっと読みづらかったので、読み切るのに時間がかかっ -
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ペーター・ヴォールレーベン(1964年~)は、ドイツのボン生まれ、大学で森林学を専攻した後、ドイツ西南部のラインラント=プファルツ州の営林署に20年以上勤め、その後、フリーで森林の管理を行う。
本書は、長年森林の管理をしてきた著者が、豊富な経験と科学的知見をもとに、森林と樹木の生活について綴ったエッセイ集。2015年に出版され、全世界で100万部を超えるベストセラーとなり、2017年に出版された邦訳(2018年文庫化)も、多数の新聞書評で絶賛された。
私は、30年近く前に数年間ドイツで過ごしたことがあり、そのときにドイツ国内の各地を訪れたが、ドイツは、南部のアルプス沿いを除いて険しい山地がなく -
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実際に現場で活躍しているスタッフプラスエンジニアのインタビューが多く掲載されている。エンジニアとしてキャリアアップしていきたい気持ちが今あり、スタッフプラスエンジニアに必要なスキルや資質等、参考になる。自身のキャリアがもう少しリーダー寄りに進んだら、この本を読み返したい。
今の自分に響いたのは、ミシェル・ブー氏の以下。
"自分の技術力に隙間があること、携わっているプロジェクトでその隙間を埋める努力をすること、そして今の自分の能力よりも少し高いレベルを要求するプロジェクトに果敢に挑むことの3点をふだんから意識していれば、私は自分の技術スキルを高め、活用することができると信じています。 -
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シニアエンジニアの先の、エンジニアリングマネージャーではないエンジニアとしてのキャリアをstaff engineerと呼ぶ。
スタッフエンジニアというキャリアの役割や目指し方について書かれた本だが、構成にまとまりがないため、あまり本題に関する理解は深まらなかった。
・snacking を避けること
仕事を労力とインパクトの二軸で分類した時、労力=小、インパクト=小の仕事をsnackingと呼ぶ。スタッフエンジニアが簡単な仕事から学べることは少なく、機会費用が無駄になる。そして、そのような仕事を通じて大きく成長する人もいるはず。
・エンジニアリングマネジメントとの比較
チームを育てたい、成 -
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最近ではエンジニアのキャリアパスとして、マネジメントだけでなくプレイヤーとしての道も用意されていることが当たり前になってきたが、プレイヤーの道で上位役職者に求められる役割は世間的にはあまり明確に定まっていなかった。
この本では、役割について4つ類型化したり、何十名のスタッフプラスエンジニアの具体的に果たしている役割に関するインタビューを掲載することで、スタッフプラスエンジニアとは何かを解説しようとしている点が良いと感じた。
結局、スタッフエンジニアに関して会社を跨いで共通の明確な定義はなく、「シニアエンジニア以上の何かしらの役割を果たすエンジニア」という役割だと理解した。
自社にスタッフプラ -
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スタッフエンジニアの役割のアーキタイプ(典型)や、あるべき姿・考え方・行動指針・キャリアステップなどについて語られている。第1部では筆者によるスタッフエンジニアの定義が書かれていて、第2部では18名のスタッフエンジニアへのインタビューが書かれている。
スタッフ(重要/参謀)エンジニアとは、シニア(上級)エンジニアからテクニカルリーダーシップへ進む場合(つまりマネージャーへ進まない場合)の最初のキャリアである。また、スタッフエンジニア以降のキャリアをスタッフプラスと呼ぶ。
本書の想定読者はスタッフエンジニアを目指しているエンジニア、キャリアプランに悩んでいるエンジニア、エンジニアを部下に持つマネ -
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ネタバレ心理的安全性を認める方法 には、「尊重」と「許可」という二つの要素の組み合わせに基づいて四つの段階があ る。「尊重」とは、私たちが互いに与え合う敬意や尊敬の度合いのことで、その人の 価値を認め、感謝することだ。一方の「許可」は、組織のメンバーとして参加を認めることを意味している。要するに、誰かが組織に参加して影響を及ぼしたり関与した りするのを許容する度合いのことだ。
組織が「尊重」と「許可」を多く与えれば与えるほど、メンバーはより強く心理的 安全性を感じ、それを反映した行動を取るようになる。どの段階においても、心理的 安全性はもっと多くのことに関わるようメンバーを促し、個人の成長と価値創造 -
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組織やチームの作り方、もっと言えばリーダーシップの在り方が変容してきている。
なんとなく日本では、ガワだけを合わせてしまって、その内側の部分が満たされない、本質を理解されないために、中途半端になっているような印象がある。
けれど、個人的には「心理的安全性」はチャレンジしがいのあるキーワードと思っている。
この本では、第一段階を「インクルージョン安全性」。第二段階を「学習者安全」。第三段階を「貢献者安全性」。第四段階を「挑戦者安全性」とし、そのために必要な「許可」「尊重」を軸に、内容を説明していく。
ここが斬新!ということはないが、内容をコンセプトと問いによって、外してはならない部分と、 -
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森にかんして、知らないことが多すぎると気づかされる読書だった。菌類との共生は、ほかの本でも読んでいたけれど、ゾウムシたち微生物についてはまったく考えにも入っていなかったため(おそらくだが、「目に見えず『うつくしくもない』」という偏見のせいだ)、驚いてしまった。森に入るときは靴を拭ってからという金言があるのに。
ただ、ーー個人的な考え方の過渡期にあるからだろうか。それともまだ物知らずに、森に夢を見ているのか?ーー私は、蒙を啓かれた気持ちにはなるけれども、本著の内容に、どうしても完全に賛成はできない。樹木たちの自浄作用に期待しすぎて外来種を持ち込んだり、かれらを待ち続けることでしか再生が待たれない