長谷川圭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ心理的安全性を認める方法 には、「尊重」と「許可」という二つの要素の組み合わせに基づいて四つの段階があ る。「尊重」とは、私たちが互いに与え合う敬意や尊敬の度合いのことで、その人の 価値を認め、感謝することだ。一方の「許可」は、組織のメンバーとして参加を認めることを意味している。要するに、誰かが組織に参加して影響を及ぼしたり関与した りするのを許容する度合いのことだ。
組織が「尊重」と「許可」を多く与えれば与えるほど、メンバーはより強く心理的 安全性を感じ、それを反映した行動を取るようになる。どの段階においても、心理的 安全性はもっと多くのことに関わるようメンバーを促し、個人の成長と価値創造プロセスの両方を加速させる。
心理的安全性とは、何らかの恥ずかしい思い、疎外感、罰などを恐れることなく、 (1)インクルージョン安全性: 仲間として認められ、(2)学習者安全性: 安全に学べ、(3)貢献者安全性: 安全に貢献し、(4)挑戦者安全性: 現状打破に安全に挑戦できる、と感じられる状態を指す。
デジタルの世界では、自分ひとりでいることに幸せを感じる能力が生き残りの必須スキルだ。
人生における最大の充足感は、他者を受け入れ、その人の学習と成長を促し、その潜在能力を解き放ち、深い交流を実現することから生まれる。それが秘訣だ。 -
Posted by ブクログ
組織やチームの作り方、もっと言えばリーダーシップの在り方が変容してきている。
なんとなく日本では、ガワだけを合わせてしまって、その内側の部分が満たされない、本質を理解されないために、中途半端になっているような印象がある。
けれど、個人的には「心理的安全性」はチャレンジしがいのあるキーワードと思っている。
この本では、第一段階を「インクルージョン安全性」。第二段階を「学習者安全」。第三段階を「貢献者安全性」。第四段階を「挑戦者安全性」とし、そのために必要な「許可」「尊重」を軸に、内容を説明していく。
ここが斬新!ということはないが、内容をコンセプトと問いによって、外してはならない部分と、私にとってそれはどうか?と他人事にしない工夫がされていて、本自体に工夫がされていると感じた。
「世間では、多様性がもてはやされているが、その価値を引き出さない限り、多様性は何も生まない。リーダーにとって最も重要な仕事は、ビジョンを描き戦略を構想すること以上に、社会の設計者として活動し、メンバーが(1)自分も組織の一員だと実感でき、(2)学習し、(3)貢献し、(4)イノベーションを生み出せる環境を整えることにある」
「人間にさまざまな違いがあることを表現し、あたかも自分たちがインクルージョンの文化を持っていると自画自賛する組織もあれば、インクルージョンを浸透させるため、違いに対する認識や理解、感謝を従業員に教えている組織もある。どれも良いことではあるが、うわべだけの対応だ。人は自身が脅かされていると感じると守りの態勢に入り、不安が頭をもたげて、偏見を持った初期設定の状態に戻ってしまう。より良い方法は、人々にインクルージョンを実践する機会を与えることだ。多様なチームを作り、メンター制度やピア・コーチング(上司•部下間ではなくメンバー間で行うコーチング)などを活用して、体験的に学ぶほうがいい」
「インターネットがあれば、いつでもどこでも学びたいことを学べる。とても平等だが、問題が一つある。集中力とモチベーションが必要であり、そこがネックになるということだ。私たちは、かつてないほど成長の機会に恵まれているが、その際の課題は『時間』と『場所』ではなく『意欲』と『自制心』だ」 -
Posted by ブクログ
森にかんして、知らないことが多すぎると気づかされる読書だった。菌類との共生は、ほかの本でも読んでいたけれど、ゾウムシたち微生物についてはまったく考えにも入っていなかったため(おそらくだが、「目に見えず『うつくしくもない』」という偏見のせいだ)、驚いてしまった。森に入るときは靴を拭ってからという金言があるのに。
ただ、ーー個人的な考え方の過渡期にあるからだろうか。それともまだ物知らずに、森に夢を見ているのか?ーー私は、蒙を啓かれた気持ちにはなるけれども、本著の内容に、どうしても完全に賛成はできない。樹木たちの自浄作用に期待しすぎて外来種を持ち込んだり、かれらを待ち続けることでしか再生が待たれないというのは、なんというか、人間もまたいきものであり森林に「お返し」がなにかしらできるのではという、レスポンシビリティーの考えに欠けているように思われてしまうからだ。
森が、美観に左右されないように見守るというスタンスだけが、著者に、わたしたち人間にとっての「お返し」であるとは、甘いかもしれないが、まだ思いたくない。 -
Posted by ブクログ
「エーリク・ヴァレア」の長篇ミステリー作品『7人目の子(原題:Det syvende barn)』を読みました。
北欧ミステリは7月に読んだ「エルスベツ・イーホルム」の『赤ん坊は川を流れる』以来ですね… 「エルスベツ・イーホルム」と同じデンマーク作家の作品です。
-----story-------------
その孤児院には秘密があった……〈ミレニアム〉〈特捜部Q〉読者必読の北欧サスペンス
〈上〉
誰かぼくたちをもらってくれますか?
―児童養護院の一室で撮られた7人の幼子の写真。
それが載った古い記事とベビーソックスの入った封筒が、デンマーク国務省に届く。
中に養子縁組申請書も同封されていた。
項目欄には「ヨーン・ビエルグストラン」という名前。
この子は誰の養子になり、なぜこれがここに?
国務省の局長はおそれを抱く
彼は養護院の秘密を隠しており… 北欧最高のミステリ賞“ガラスの鍵”賞受賞。
〈下〉
砂浜に横たわる“不可解な”女性の死体。
周りには、ロープ、木の枝、難解なSF小説、首が折れたカナリアの死骸―事件は解明されず捜査は打ち切られた。
だが数年後、重大な見落としが発覚する。
女性のポケット内の写真にうつっていたのはデンマークで最も権威のある児童養護院だったのだ… 施設をめぐり大人が隠してきた秘密、幼子を翻弄してきた秘密が明らかに。
著者自身の経験をもとにしたデンマークのベストセラー。
-----------------------
上下巻で約900ページの大作でしたが、新たな謎が提示され、飽きずに最後まで読める展開で、長篇なのに最後まで飽きずに読めました、、、
でも、『ミレニアム』シリーズや『特捜部Q』シリーズに比べると物足りなかったですね。
■著者まえがき マリーの家
■プロローグ 浜辺の女
■第一部 始まり
・1 捨て子
■第二部 追跡
・2 手紙
・3 コングスロン
・4 ゾウのへや
・5 マウナ
・6 マウダレーネ
・7 オアラ
・8 恐れ
・9 テレビ局
・10 ペーター
・11 国務大臣
・12 セウ゛ェリン
・13 青い象
・14 守護天使
・15 秘密
■第三部 エウ゛ァ
・16 王のスコスボー
・17 プロフェッサー
・18 記念祭
・19 死
・20 葬儀
・21 過去からの手紙
・22 コングスロン運営記録(プロトコル)
・23 スサンネ
・24 ニルス
・25 アスガー
・26 盲目の少女
・27 コングスロンの子供たち
■第四部 闇
・28 逃亡
・29 未解決問題
・30 崩壊
・31 最後の試み
・32 脅威
・33 アンドロメダ
・34 新首相
・35 別れ
・36 悪意
・37 暗殺事件
・38 復活
・39 ネメシス
・40 王の間
■エピローグ マリーの歌
■訳者あとがき 長谷川圭
2001年9月11日、児童養護施設「コングスロン」近傍の海岸で身元不明の女性死体が発見される… その死体は片目に大きな傷があり、転倒による事故死とも思えたが、天文学者が書いた難解なSFの本、古い菩提樹の枝、処刑に使うような太いロープ、首を折られたカナリア等、説明のつかないモノが残されており、担当した老刑事は、これが殺人事件なら犯人は精神を病んでいるに違いないと想定し、FBIにも協力を求めるが、同日に発生したアメリカ同時多発テロ事件の喧騒により、世間から注目されないまま忘れ去られてしまった、、、
それから6年以上が経過した2008年5月、「コングスロン事件」としてデンマーク中の関心を呼ぶことになる事件が勃発する… 発端は国務省参謀管理局長「オアラ・ピル・ベルントセン」宛に届いた匿名の手紙だった。
同封されていたのは児童養護施設「コングスロン」に関する古い雑誌(児童養護院の一室で撮られた7人の幼子の写真)のコピーとベビーソックス、「ヨーン・ビエルグストラン」という名前の書かれた養子縁組申請書のコピー… 1961年から1962年にかけて「コングスロン」で保護された子どもたちに関する秘密を暴こうという意図が感じられる内容だった、、、
そしてその手紙は、写真に写っていた7人の幼子のうち、養子として引き取られた5人の人物と、「コングスロン」出身では無いが不幸な生立ちを持つ新聞記者「クヌーズ・トーシン」にも届いていた… 手紙で示唆されているのは次期首相と目される国務大臣の「オーレ・アルミン=エネヴォル」の不義の子が闇のうちに「コングスロン」に引き取られたということ。
「クヌーズ」はスクープを狙い、同僚のカメラマン「ニルス・フィゴ・イェンセン」とともに独自に取材を始める… 「クヌーズ」等の取材と7人の幼子のうち「コングスロン」の元院長「マルタ・ラーデゴール」の里子となり現在も「コングスロン」に住む「マリー・ラーデゴール」の語りから、写真に写っていた7人の幼子の現在や養子として引き取られた後の人生が明らかになります、、、
テレビ曲《チャンネルDK》の人気司会者「ペーター・トレスト・イェルゲンセン」、国務大臣の参謀局長「オアラ・ピル・ベルントセン」、人権派弁護士「セーレン・セヴェリン・ニールセン」、天文学者「アスガー・ダン・クリストファーセン」、現コングスロン院長「スサンネ・インゲマン(マウナ)」、そしてカメラマンの「ニルス・フィゴ・イェンセン」… 彼等は皆、生い立ちにおいて暗い過去を持っていた。
「マリー」の策略により、50年近い時間を隔て再び邂逅を果たす7人… 誰が「ヨーン・ビエルグストラン」なのか、「ヨーン・ビエルグストラン」の父親は誰なのか、、、
そんな中、事件の真相を知ると思われる「マウナ」や「ドーラ・ラウアセン」が謎の死を遂げる… 二人の死は事故死なのか?それとも殺されたのか?殺されたのであれば犯人は?7年前に海岸で殺された女性と同一犯なのか?
事件の真相が徐々に明らかになっていきますが、ひとつの謎が解けると、また新たな謎が提示されて という展開で、さらに終盤付近で、ほとんどの謎が解けたと思わせておいて、その先で、新たな真実が判明… という仕掛けまであり、エンディングまで興味を持って読むことができました、、、
ちょっと回りくどい感じはしましたけどね… まっ、愉しめたからイイでしょう。
「ヨーン・ビエルグストラン」という名前… 女性だったら「ヨナ」、男性だったら「ヨーン」と名付けられる予定だったこと、、、
「コングスロン」に預けられる際に、性別を入れ替えて実の両親にわからないようにしようとしてことがわからなかったので、最後までミスリードさせられましたね。
でも、『訳者あとがき』にあった、『著者まえがき マリーの家』と『エピローグ マリーの歌』をもう一度読むとひとつの謎が解ける… という意味がわかりませんでした… うーん、理解不足かな、、、
あと、障害を持った「マリー」の容姿(「マリー」は醜いと自己評価しているが、「マウナ」や「アスガー」は美しいと言う)と、「マリー」の住む王の間にある不気味の鏡(「マリー」には姿が写って見えて、「マリー」に話しかけるが、「マウナ」には割れた鏡として見えている)、そして「マリー」と「マウダレーネ」の関係は真実なのか妄想なのかということが謎のままでしたね… 作品中に示唆されているのかもしれませんが、私にはわかりませんでした。
ぜひ、映像化してもらって、解りにくい部分を明らかにして欲しいなぁ。
以下、主な登場人物です。
「マリー・ラーデゴール」
本書の語り手。マルタ・ラーデゴール(マウナ)の里子
「マルタ・ラーデゴール」
児童養護施設の元院長。通称マウナ
「スサンネ・インゲマン」
マウナ・ラーデゴールの後を継いだ現院長
「マウダレーネ」
児童養護施設に隣接する屋敷に住む女性。
全身麻痺で車椅子生活を送る
「オアラ・ピル・ベルントセン」
国務省参謀管理局長
「セーレン・セヴェリン・ニールセン」
弁護士
「アスガー・ダン・クリストファーセン」
天文学者
「ニルス・フィゴ・イェンセン」
報道カメラマン
「ペーター・トレスト・イェルゲンセン」
《チャンネルDK》の司会者
「ヨーン・ビエルグストラン」
養子縁組申請者に名前が書かれていた人物
「エヴァ・ビエルグストラン」
ヨーン・ビエルグストランの母と目される人物
「オーレ・アルミン=エネヴォル」
国務大臣。首相側近
「カール・マレ」
元コペンハーゲン警察次官。国務大臣のセキュリティ顧問
「クヌーズ・トーシン」
《フリー・ヴイーケンド》紙の記者 -
Posted by ブクログ
「エーリク・ヴァレア」の長篇ミステリー作品『7人目の子(原題:Det syvende barn)』を読みました。
北欧ミステリは7月に読んだ「エルスベツ・イーホルム」の『赤ん坊は川を流れる』以来ですね… 「エルスベツ・イーホルム」と同じデンマーク作家の作品です。
-----story-------------
その孤児院には秘密があった……〈ミレニアム〉〈特捜部Q〉読者必読の北欧サスペンス
〈上〉
誰かぼくたちをもらってくれますか?
―児童養護院の一室で撮られた7人の幼子の写真。
それが載った古い記事とベビーソックスの入った封筒が、デンマーク国務省に届く。
中に養子縁組申請書も同封されていた。
項目欄には「ヨーン・ビエルグストラン」という名前。
この子は誰の養子になり、なぜこれがここに?
国務省の局長はおそれを抱く
彼は養護院の秘密を隠しており… 北欧最高のミステリ賞“ガラスの鍵”賞受賞。
〈下〉
砂浜に横たわる“不可解な”女性の死体。
周りには、ロープ、木の枝、難解なSF小説、首が折れたカナリアの死骸―事件は解明されず捜査は打ち切られた。
だが数年後、重大な見落としが発覚する。
女性のポケット内の写真にうつっていたのはデンマークで最も権威のある児童養護院だったのだ… 施設をめぐり大人が隠してきた秘密、幼子を翻弄してきた秘密が明らかに。
著者自身の経験をもとにしたデンマークのベストセラー。
-----------------------
上下巻で約900ページの大作でしたが、新たな謎が提示され、飽きずに最後まで読める展開で、長篇なのに最後まで飽きずに読めました、、、
でも、『ミレニアム』シリーズや『特捜部Q』シリーズに比べると物足りなかったですね。
■著者まえがき マリーの家
■プロローグ 浜辺の女
■第一部 始まり
・1 捨て子
■第二部 追跡
・2 手紙
・3 コングスロン
・4 ゾウのへや
・5 マウナ
・6 マウダレーネ
・7 オアラ
・8 恐れ
・9 テレビ局
・10 ペーター
・11 国務大臣
・12 セウ゛ェリン
・13 青い象
・14 守護天使
・15 秘密
■第三部 エウ゛ァ
・16 王のスコスボー
・17 プロフェッサー
・18 記念祭
・19 死
・20 葬儀
・21 過去からの手紙
・22 コングスロン運営記録(プロトコル)
・23 スサンネ
・24 ニルス
・25 アスガー
・26 盲目の少女
・27 コングスロンの子供たち
■第四部 闇
・28 逃亡
・29 未解決問題
・30 崩壊
・31 最後の試み
・32 脅威
・33 アンドロメダ
・34 新首相
・35 別れ
・36 悪意
・37 暗殺事件
・38 復活
・39 ネメシス
・40 王の間
■エピローグ マリーの歌
■訳者あとがき 長谷川圭
2001年9月11日、児童養護施設「コングスロン」近傍の海岸で身元不明の女性死体が発見される… その死体は片目に大きな傷があり、転倒による事故死とも思えたが、天文学者が書いた難解なSFの本、古い菩提樹の枝、処刑に使うような太いロープ、首を折られたカナリア等、説明のつかないモノが残されており、担当した老刑事は、これが殺人事件なら犯人は精神を病んでいるに違いないと想定し、FBIにも協力を求めるが、同日に発生したアメリカ同時多発テロ事件の喧騒により、世間から注目されないまま忘れ去られてしまった、、、
それから6年以上が経過した2008年5月、「コングスロン事件」としてデンマーク中の関心を呼ぶことになる事件が勃発する… 発端は国務省参謀管理局長「オアラ・ピル・ベルントセン」宛に届いた匿名の手紙だった。
同封されていたのは児童養護施設「コングスロン」に関する古い雑誌(児童養護院の一室で撮られた7人の幼子の写真)のコピーとベビーソックス、「ヨーン・ビエルグストラン」という名前の書かれた養子縁組申請書のコピー… 1961年から1962年にかけて「コングスロン」で保護された子どもたちに関する秘密を暴こうという意図が感じられる内容だった、、、
そしてその手紙は、写真に写っていた7人の幼子のうち、養子として引き取られた5人の人物と、「コングスロン」出身では無いが不幸な生立ちを持つ新聞記者「クヌーズ・トーシン」にも届いていた… 手紙で示唆されているのは次期首相と目される国務大臣の「オーレ・アルミン=エネヴォル」の不義の子が闇のうちに「コングスロン」に引き取られたということ。
「クヌーズ」はスクープを狙い、同僚のカメラマン「ニルス・フィゴ・イェンセン」とともに独自に取材を始める… 「クヌーズ」等の取材と7人の幼子のうち「コングスロン」の元院長「マルタ・ラーデゴール」の里子となり現在も「コングスロン」に住む「マリー・ラーデゴール」の語りから、写真に写っていた7人の幼子の現在や養子として引き取られた後の人生が明らかになります、、、
テレビ曲《チャンネルDK》の人気司会者「ペーター・トレスト・イェルゲンセン」、国務大臣の参謀局長「オアラ・ピル・ベルントセン」、人権派弁護士「セーレン・セヴェリン・ニールセン」、天文学者「アスガー・ダン・クリストファーセン」、現コングスロン院長「スサンネ・インゲマン(マウナ)」、そしてカメラマンの「ニルス・フィゴ・イェンセン」… 彼等は皆、生い立ちにおいて暗い過去を持っていた。
「マリー」の策略により、50年近い時間を隔て再び邂逅を果たす7人… 誰が「ヨーン・ビエルグストラン」なのか、「ヨーン・ビエルグストラン」の父親は誰なのか、、、
そんな中、事件の真相を知ると思われる「マウナ」や「ドーラ・ラウアセン」が謎の死を遂げる… 二人の死は事故死なのか?それとも殺されたのか?殺されたのであれば犯人は?7年前に海岸で殺された女性と同一犯なのか?
事件の真相が徐々に明らかになっていきますが、ひとつの謎が解けると、また新たな謎が提示されて という展開で、さらに終盤付近で、ほとんどの謎が解けたと思わせておいて、その先で、新たな真実が判明… という仕掛けまであり、エンディングまで興味を持って読むことができました、、、
ちょっと回りくどい感じはしましたけどね… まっ、愉しめたからイイでしょう。
「ヨーン・ビエルグストラン」という名前… 女性だったら「ヨナ」、男性だったら「ヨーン」と名付けられる予定だったこと、、、
「コングスロン」に預けられる際に、性別を入れ替えて実の両親にわからないようにしようとしてことがわからなかったので、最後までミスリードさせられましたね。
でも、『訳者あとがき』にあった、『著者まえがき マリーの家』と『エピローグ マリーの歌』をもう一度読むとひとつの謎が解ける… という意味がわかりませんでした… うーん、理解不足かな、、、
あと、障害を持った「マリー」の容姿(「マリー」は醜いと自己評価しているが、「マウナ」や「アスガー」は美しいと言う)と、「マリー」の住む王の間にある不気味の鏡(「マリー」には姿が写って見えて、「マリー」に話しかけるが、「マウナ」には割れた鏡として見えている)、そして「マリー」と「マウダレーネ」の関係は真実なのか妄想なのかということが謎のままでしたね… 作品中に示唆されているのかもしれませんが、私にはわかりませんでした。
ぜひ、映像化してもらって、解りにくい部分を明らかにして欲しいなぁ。
以下、主な登場人物です。
「マリー・ラーデゴール」
本書の語り手。マルタ・ラーデゴール(マウナ)の里子
「マルタ・ラーデゴール」
児童養護施設の元院長。通称マウナ
「スサンネ・インゲマン」
マウナ・ラーデゴールの後を継いだ現院長
「マウダレーネ」
児童養護施設に隣接する屋敷に住む女性。
全身麻痺で車椅子生活を送る
「オアラ・ピル・ベルントセン」
国務省参謀管理局長
「セーレン・セヴェリン・ニールセン」
弁護士
「アスガー・ダン・クリストファーセン」
天文学者
「ニルス・フィゴ・イェンセン」
報道カメラマン
「ペーター・トレスト・イェルゲンセン」
《チャンネルDK》の司会者
「ヨーン・ビエルグストラン」
養子縁組申請者に名前が書かれていた人物
「エヴァ・ビエルグストラン」
ヨーン・ビエルグストランの母と目される人物
「オーレ・アルミン=エネヴォル」
国務大臣。首相側近
「カール・マレ」
元コペンハーゲン警察次官。国務大臣のセキュリティ顧問
「クヌーズ・トーシン」
《フリー・ヴイーケンド》紙の記者 -
Posted by ブクログ
ネタバレリソース効率とフロー効率について日常生活で起こる出来事を例えに説明していてわかりやすかった。その上で、現在の企業ではリソース効率を重視するあまりにフロー効率が悪く、企業視点ではうまく運営されているように見えても本来主眼を置かれるべき顧客からすると非常に問題のある状態であることが書かれており、フロー効率を目指すために目指すべき価値体系をリーンと呼ぶと理解した。
リーンとはつまり、ツールやメソッドの集合体ではなく根底にある価値「無駄を省く」をもとに原則、メソッドと波及されていくべきものであって、メソッドを取り入れただけで「これがリーンだ」とはならない。
また、「リーン」ができている状態も一律的に評価できるものではなく、フロー効率を上げていくことを目的とするのであれば静的な評価は行えない。常に動き続ける。