長谷川圭のレビュー一覧

  • 自由 下

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    読み終わるのに時間がかかりました。
    ロシアとウクライナ問題は、私の知る戦闘よりもっと前から起こっていたこと、欧州はいろんな仕組みを作って何とかしようとしていたがいかんせんコロナ禍で繋がらなかったこと、移民問題も日本より進んだ政策があった上で排斥運動が起こっていることなどを知るいい機会になりました。

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    2025年10月22日
  • 自由 上

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    ドイツ初の女性首相がどのようにして生まれたのか気になり購入。ベルリンの壁が崩壊した事が政治家を志すきっかけになり、変革の時代に上手く迎合しつつ時には厳しく、時には妥協して政治家として力を発揮出来た事が首相就任に繋がったのだと思う。初心忘れずブレない事は事を成し遂げる為に重要なことであると思った。
    また当たり前な事だけどドイツの地名、政治についての知識がないと内容が入ってこないのでもう少し勉強してから読んだ方が分かりやすいと思った。

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    2025年09月21日
  • 「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実

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    イグノーベル賞を受賞した知覚研究者による、単純な味覚以外の要素で料理の味が変わる研究について

    「ソニックチップ」という、ポテトチップの食べる時の音を操作するだけで、よりサクサクで新鮮に感じるといったように、食べ物それ自体の要素以外で食べ物の味の感じ方が変わる実例がたくさん記載されていて、飲食店経営者にとっては一読の価値はあると思う
    人間の感覚は、いい加減というか複雑というかといったことの示唆に富んでいて、味覚以外も同様だと考えるととても凄い内容である

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    2025年09月17日
  • 自由 上

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    東ドイツの科学者が、統一ドイツの首相になる。何と素晴らしいことか❗️

    ロシアとウクライナの衝突は今になってクローズアップされているが随分前から始まっているんだと改めて、自分の関心の無さ、メディアの偏った報道を知った。

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    2025年09月14日
  • 自由 下

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    ドイツ首相の回顧録
    割り引いて読むにしても、大政治家の考えていたことが時系列に書かれており勉強になった。移民受け入れを人道理由で行ったとは思っておらず、人間性を感じる。長期の判断としては評価が分かれるだろう。

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    2025年09月07日
  • 自由 下

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    【自由】 アンゲラ・メルケル 著

     『WAR 3つの戦争』では、米国の書籍ながら中東情勢がわかる内容になっていました。今度は、欧州事情などがわかるかとメルケル氏の新著を読んでみました。上巻は主に東ドイツ時代から首相就任までとなっており、下巻からはよく見聞きしたメルケル首相の行動履歴が書かれています。

     多くの自伝では、思想的背景や信条などを吐露しますが、本書は「叙事詩」となっており、事実関係中心に書かれているという印象です。スタッフを集めて精緻に調査した由で、元・物理学者である著者らしいとも言えます。トランプ氏とは相性が悪かったと本人も自覚していたようですが、この点も頷けます。

     それに

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    2025年08月04日
  • 自由 上

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    詳細への興味は別として、著者がどのような人生を歩んでいたかに関心があったので、読んでいて実に有意義だった。

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    2025年07月18日
  • 自由 下

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    正直、読みやすかったとは言えなかった。知らないドイツの固有名詞が慣れず、正確を期そうとしている文章が事実の羅列になって冗長な感じもした。
    それでも、メルケルという人は自分に反対する人がいることを理解していて、優れた政治家だったのだと思った。出自がDDRで、科学者としてのキャリアがあったり、そのような多様な環境にいた素地が活きたのかもしれない。このような政治家が日本にも現れてほしい。
    高度な政治も結局人間同士のコミュニケーションであり、生々しいが意外とやってることは自分たちの仕事と変わらない(スケールや影響が大きい)のだなと感じた。

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    2025年06月22日
  • 「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実

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    味覚についての真実が書いてある本。
    味覚というのは、他の感覚からの影響が大きく、人間は味覚だけでおいしさを感じているわけではない。
    著者のチャールズスペンスはポテトチップスの噛み砕く音を増幅することで美味しく感じるという研究でイグノーベル賞を受賞した。
    それだけ聞くとくだらない印象を拭えないが、この本の文脈ではとても意味のある研究であることがわかる。
    スタバのような「個人化」もおいしさを増幅する一因で、個人化によって満足度が増幅するのは味覚だけでなくあらゆる業種につながることが示唆的であると感じる。

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    2025年05月22日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    木は助け合い、社会を作っている。



    森は生きていて、そこに暮らす動植物がそれぞれの役割を担い、構成している。



    人がいたずらに手をいれるのではなく、森林の木々に委ねることが、良い森を作る。



    著者はこの本でそう語る。



    昔から人間は木を様々な用途で活用してきたし、それは今でも変わらない。



    ただ、節度を持って森の木を使っていくことが大切だ。



    使えば植えて育てないといけない。



    未来の人たちのために。



    現代を生きる私たちだけが良ければそれで良いというわけではなく、子や孫の代に恥じないように生きていかなければいけない。



    森をつくるというのは、未来への種を蒔

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    2025年04月14日
  • MORAL 善悪と道徳の人類史

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    読み応えがあった。濃い。
    人類の歩いてきた道は変化の連続で、今日正しかった事が明日には間違っているとされる。
    「現代」というものが変化し続ける限り「モラル」というものは変化を続けている。
    SNSがこういった変化においてどんな役割を果たしたのかも取り上げられていてよかった。情報量が物凄いので何度か読み返したい。

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    2025年03月12日
  • MORAL 善悪と道徳の人類史

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    人間ってしょうもないな、というのが第1感。人は皆それぞれ道徳的な観念を持っている…しかしその正体は所属先のアイデンティティや社会的立場や政治にたくさん影響を受けている…本質は自分の周りには甘く、外側と判断した先に厳しいというのは実感もあるし認めなければいけないところだろう。
    「奇妙な人々」の話が面白く、大学の心理学の実験で人のパターンを科学的に検証しているつもりが、それって全人類を対象にしておらず文化的に似たり寄ったりな人しか対象にしてないよね、という部分が笑ってしまった。西洋文明ではないどこかの部族は、私たちが錯視する絵に引っかからないらしい。そんなレベルで文化や環境は人に影響を与えるのか、

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    2025年02月16日
  • まどわされない思考 非論理的な社会を批判的思考で生き抜くために The Irrational Ape

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    ハンス・ロスリングの「FACTFULNESS」に近い内容に思った。内容、事例紹介が多く、読み応えがある。

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    2025年01月22日
  • MORAL 善悪と道徳の人類史

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    ヒトの進化、人類史、社会構造の変化、文化と遺伝子の共進化などに興味がある人におすすめ。
    ピンカーの『暴力の人類史』や『21世紀の啓蒙』と重なる議論もあり、そのあたりのノンフィクションが好きな人は読み進められそう。
    第1章 五〇〇万年、第2章 五〇万年、というように
    、大まかな年代区分ごとに章立てされている。気になる章だけ読むことも可能。
    「カトリック教会の婚姻・家族計画が個人主義の成立につながった」など蘊蓄も豊富。

    ※以下、ざっくりと内容紹介。
    人類のモラル・道徳の進化を500万年前から現代まで追いかけていく。
    モラルの歴史は人類の進化の歴史である、と著者は述べる。
    ヒトが自然界で生き延びて

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    2025年01月06日
  • This is Lean 「リソース」にとらわれずチームを変える新時代のリーン・マネジメント

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    リーンはソフトウェア開発においてよく耳にする言葉で、コロナ前くらいに目にし始めており、その頃に書かれたほん。
    リソース効率とフロー効率を目的達成のためにうまく使い分ける必要があり、その実践において価値観、原則、メソッドツールは明確に区別して対応する。目新しいことはないものの改めて体系立てて文章で読むとなるほどが詰まっている。何回か読み直して深い理解をしていきたい。

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    2025年01月02日
  • 「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実

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    めっちゃ面白い。

    最近は、小説以外は少しビジネス寄りな本しか読んでいなかったのですが、この本のように、日常で過ごす時間が楽しくなるような本も大好きです。

    こんなにドッグイヤーをつけたのは、『物価とは何か』以来ですね。
    毎日する食事ですが、どれだけその食事に意識を向けていないのかに気づけました。

    食事は単なる栄養摂取だけではない。
    それでいて楽しいものにするための科学的な実験や研究もすごく面白かったです。

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    2024年11月09日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    最近樹々や菌類の相互依存とか、総体としての森の生態系といった特集ドキュメンタリーが制作されたが、その原点はこの本かと思われる。種をこえた樹々のコミュニケーションや危機に直面した際の化学物質の分泌過程など興味深い話がいっぱい。水不足におちいると悲鳴をあげるなど、動物とはかけ離れたありようではあるが植物も生き物であることがよくわかる。林業は効率よく木材を生産するために木の成長が止まったところで伐採してしまうが、木の寿命の観点から考えると、ちょうど成年期に達したところで切ってしまうようなもので、健全な森にはもっと壮年老年の木も必要であるというのは新しい気づき。親に光を遮られて遅く成長する木の方が丈夫

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    2024年08月13日
  • 「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実

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    味覚以外の感覚で「おいしさ」を科学的・実証実験などを交えて解読していく一冊。五感以外にも機内食やソーシャルダイニング、個人食といった章の構成があるところも興味深い。

    特に手触り・口当たりについては今後食のキーワードになっていく(むしろもうなっている)ように感じている。

    自分が料理をすることが割と好きなのも「イケア効果」によるものだったり、そもそもも「おいしさ」の探究に興味があるからなんだと思う。

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    2024年06月26日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    ネタバレ

    いつぞや高橋源一郎が紹介していて気になっていた本。ガーデニングがマイブームの今読んでみた。

    樹木について、まさに知らなかったことがたくさん書いてあって、とても興味深い。木ってこんなに「生き物」だったのか!

    ・木は齧られると味を変えて抵抗する
    ・木は内部で小さな音を出している
    ・ブナは仲間と根で栄養を分かち合っている
    ・海の近くから森があるおかげで雨が降る。森が続いていないと雲にならない
    ・木の寿命は1万年にもなることがある
    ・移植されたり枝を切られた木は弱まる。森の中で日陰をお互いに作るから木は長生きする

    翻訳の本にありがちなんだけど、ちょっと読みづらかったので、読み切るのに時間がかかっ

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    2024年06月24日
  • 樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声

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    ペーター・ヴォールレーベン(1964年~)は、ドイツのボン生まれ、大学で森林学を専攻した後、ドイツ西南部のラインラント=プファルツ州の営林署に20年以上勤め、その後、フリーで森林の管理を行う。
    本書は、長年森林の管理をしてきた著者が、豊富な経験と科学的知見をもとに、森林と樹木の生活について綴ったエッセイ集。2015年に出版され、全世界で100万部を超えるベストセラーとなり、2017年に出版された邦訳(2018年文庫化)も、多数の新聞書評で絶賛された。
    私は、30年近く前に数年間ドイツで過ごしたことがあり、そのときにドイツ国内の各地を訪れたが、ドイツは、南部のアルプス沿いを除いて険しい山地がなく

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    2024年06月18日