佐藤可士和のレビュー一覧
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ネタバレ現状、部下から上手く報告が上がってこない状況ならば、報告してねと声かけながらも、上司からタイミングよく声をかけてみるという方法はすぐに試したい。
以下、本文より
スタッフたちが日常的に働いている場に「僕が」ふらりと行き、立ったまま、その場で進捗状況を確認していく。これを毎日やる。
スタッフのスケジュールを把握して、タイミングよく声をかけていく。あるいは声をかけてもらうようにする。
人を使う立場になったとき、事前に報告や相談をすることを、なかなかやってもらえなかったのでした。待っていても途中の経過報告が来ない。結局、上がってきたものがイメージと違っていたということが何度もあり、、。
打ち合わせの合間に少し時間を空けて、「どう?」「できてる?」「チェックするものある?」と声をかけていきます。どんどん見てアドバイスしていく。一人につき、2、3分。これを積み重ねていくのです。
常時コミュニケーションができる環境を作れば、仕事の効率は一気に高まる。 -
Posted by ブクログ
本書を読んでまず感じたのは、近年の学校の在り方や学生の学び方が随分自分の若い頃とは変わったなという点である。これは慶応SFCだからなのか、総合政策学部とか、環境情報学部といった学部の特徴からきている独特のものであるのかもしれないが、この様な環境で、本書に記載されている授業を受けている学生が非常に羨ましい。少なくとも私の在籍した大学は考える・学ぶというよりも「教わる」感覚の方が大きかったし、学部的に法律がメインであったため、判例を片っ端から記憶し、当てはめ直す=神経衰弱の様な「記憶」に頼る部分が多かった。友人の中にも慶応に行った者は多く、未だ交友関係を続けて偶に飲んだりもするのだが、本書にある様な学生の雰囲気は感じられない(勿論、記憶力や考えるスピードは光るものがあるのだが)。言い方は悪いかもしれないが、クリエイティヴさはあまり感じた事はない。今から大学受験をやり直せるなら、こういったカリキュラムのある学校に行って見たかった、それが本書を読んで最初に浮かんだ感想だ。
本書はデザインを単なるプロダクトデザインや空間デザイン、グラフィックデザインなど一つの視点から入るのではなく、例えば企業のある製品のCMづくりであれば、その製品コンセプトや製品そのものの魅力から作り直す様な大胆な手法として捉える。筆者は著名なデザイナーである事は間違いないのだが、単なる目に映る視覚的なもの以上に、人々の感覚や感情に訴えかける事を重視する。それにはクライアントとの向き合い方から、課題発見、コンセプト作り、最後にソリューション選定といったビジネスの基本スタイルを徹底的に実施する事の重要性について再認識させてくれる。
仕事の中でも、頻繁に企画書を書いたりレビューする機会があるが、「製品・ソリューションありき」は社会人の企画書にも非常に多いと感じる。何か閃きで自分のやりたい事、目の前の課題を一つの解決策決め打ちで持ってこられる事は多い。課題は確かに今困ってるから何とかしなければという問題意識から生まれているのだろうが、よく考えるともっと他にある大きな原因を見落としていたり(目の前しか見れてない)、考えが短絡的なものを多く見かける。だから、本書にある様に「課題」設定が最終的な成果の大きさを決める最も重要なプロセスだという意見には大きく頷ける。
そうした深く考察する能力は社会に出れば必須であり、会社のお金を無駄には使えないから、上司のレビューで徹底的に必要性と対策の妥当性を見極められる。学生時代に中々そうした事の重要性に気付かせる授業は、少なくとも私の大学や授業には無かった。仮にあったとしても少なくとも授業を受ける側の学生の大半がその重要性を認識出来ていなかったと思う。だから羨ましく感じたのかもしれない。過ぎ去った時間を取り戻す事は出来ないので、後悔していても始まらないが、本書の様な書籍に早くに出会っていれば、少しは自分の考え方や人生が変わっていた様にも思う。
本書には他にも、既に長い間ビジネスパーソンとして過ごしてきた様な私にも、改めて学生に戻って授業を皆で受けて考えている様な感覚に陥る内容が沢山書かれている。少しの懐かしさと羨ましさと後悔を覚えながらも、今も目まぐるしく動き続けるビジネスシーンに参考になるヒントがあるように思える。 -
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佐藤可士和さんの仕事で重視すべき点を学ぶことで、頭の中が整理できる一冊。
整理術は快適に生活するための本質的な方法論。
仕事整理のプロセスは、「状況把握」「視点導入」「課題設定」の順に行われる。
情報の整理において重要なのは、自分なりの視点を導入し、情報同士の因果関係を明確にすること。
思考整理のカギは、「無意識の意識化」によって思考を情報化し、目に見えるようにする作業。
空間の整理は、仕事の効率を上げ、リスクを回避することにつながる。プライオリティをつけて不要なものを捨て、目の前をすっきりさせることが大切。それはデスク周りだけでなく、パソコン上のデータ管理にも当てはまる。
情報の整理は、プライオリティをつけるために視点の導入が必要となる。視点の持ち込みは、視点の軸をいくつも挙げていき、TPOに応じて一番有効やものを選ぶ。
思考整理は、視点を導入するためには、まず思考の情報化が必要。頭の中にある漠然とした思いをスムーズに相手とやり取りする。あるべきビジョンをお互いに共有する。
整理術を取り入れていくためには、
定期的に情報をアップデートすりためにも、モノを増やさない。捨てる勇気をもつ。
視点を引いて、客観視する。
自分の思い込みをまず捨てる。
視点を転換し、多面的に見てみる。
自分や相手の考えを言語化する。
仮説を立てて、恐れず相手にぶつけてみる
他人事を自分事にして考える
仕事やプライベートにおいても、整理する考え方は有効であることを学ぶことができた。さらに他人の考え方(悩み、喜び含め)を自分毎で考えられるようになると、寄り添えられるようになる。 -
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ネタバレSFCで特別講師をしている佐藤可士和さんの授業内容をもとに
「授業内容を聞く生徒への思い」「生徒・卒業生の声」「一緒に授業を務めた先生との対談」「佐藤さんの経歴」を通して、多角的な視点から実際に佐藤さんの授業を聞いているような感覚で新しい視点の見つけ方を学べるようになっている。
フォーマット式にまとめてあるというよりは、感性を大事にしつつロジカルな内容となっていて、コミュニケーションという掴めないものを対象にした領域の解決方法を生徒とともに探っているように感じた。
最終的なグラフィックもシンプルで明快なところが特徴ですが、文章も同様の特徴を帯びている感触でとても分かりやすかった。
導入のイントロでよく取り上げている、博報堂時代の仕事の「KIRIN CHIBI LEMON」の事例など、一つ一つのターニングポイントの論理もわかりやすく、キャリアデザインとしても参考になった。
「コミュニケーションの不具合」に対するところの課題を意識されていることがデザインする上での起点として分かりやすいと思った。
その課題は数値的な判別は付けづらく、マーケターなどのビジネスより職業の方では難しいように感じられた。
だからこそ、デザイナーの感性が必要とされているんだなぁと思ったりした。
私自身デザイナーの活動として、どのような課題に向かって取り組んでいるのかをまとめたいと思っていた中で読んでいたので、とても参考になった。
そして、まだ言語化されていないコミュニケーションを起点とした課題を探してみたいと思う気持ちになった。
授業を受けた生徒たちの声も面白かった。
文章語り口からしてもアウトプットの質からも優秀さが伝わった。
生徒の中には、グループ内での合意形成の難しさにも触れていて、どんなに優秀でもそういったことはあるのだなと思った。(意外にもSFC内にオラオラ系の子がいたり飛び出してしまう人もいないとか。)
学生時代にグループワークで苦戦した覚えがありますが、どこでもあることなのだなと思わされた。
後半の方に触れている福沢諭吉の考えをもとに「独立自尊」「実学」「半学半教」といったコンセプトをもとに、専門領域ではない学科でこういった挑戦的な授業があるんだなぁと感心した。
私自身デザイナーになるきっかけが大学生のときの先生の授業だったので、デザインの面白さを知った原点を知れた気がした。
AIについても少し触れられていますが、私は最近気にし始めたに関わらず2019年の時点で触れているというのは、常に新しいことをキャッチされているんだなと知らされました。 -
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佐藤可士和氏が手掛けた「imabari towel」ブランド再生物語。佐藤可士和氏のマーケティング論/ブランディング論というより今治タオル工業組合の奮闘記といったほうが正しい。ゆえに肉薄する臨場感や緊迫感が伝わってき、地域創生/ブランド再生に取り組む全ての方におすすめしたい。ブランドを作る難しさや戦略の必要性、ちょっとした邪な気持ちが瓦解につながるところなど非常に参考になる。いまでは今治=高品質のタオルだが、いくら技術を持って水準高くともOEMで目先の売り上げに甘んじると長期的には弱体化する恐ろしさと、それを巻き返すのがこれほど難しい(まさに奇跡)ことを痛感させられる。
ブランド再生が限りなく険しい道だけれども、佐藤可士和氏が最後に語る「今治タオルの奇跡だってたった2%」、この言葉が大きな励みになるであろう。 -
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ネタバレ中途入社のおじさんに教えてもらって知った佐藤可士和さん。(おじさんはずっと広告業界で働いてきた方です)
ユニクロや今治タオル、楽天のロゴなどを作成されている方。
この方だったのですか!!という驚きで、
どうしてもお盆中に
佐藤可士和さんの本を一冊は読みたくて、手に取りました。
慶応義塾大学で
「未踏領域のデザイン戦略」という授業を担当され、
実際にそのなかで学生が考えた成果物(結果)と、
授業内容、それに対しての佐藤さんの考え方、
そして、
佐藤さんの「デザイン」に対する考え方も書かれている、
とても贅沢な一冊でした。
帯に、
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誰だって「デザインの力」を使える。
大切なのは、この3つ。
①課題
②コンセプト
③ソリューション
①の「課題」とは、問題を解決するための
取り組みやテーマのことです。
②の「コンセプト」とは、
考え方の方向性のことです。
③の「ソリューション」とは、具体的に課題を解決するアイデアと実行プランのことです。
①「課題」→②「コンセプト」→③「ソリューション」は、シンプルでありながら、極めて有効なフレームです。
この順番だけは、ぜひ覚えておいてください。
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とありますが、
もうすべてこれに尽きます。笑
すでに帯でネタバレしてます。苦笑
デザインは感性だけではなく、
問題解決の思考も大事なんだと思われます。
大事なのは、課題に対するコンセプトであって、
ソリューションが先に来るのは間違い、だと。
そうすると、中身の何もない成果物しかできない、と。
本書を読んで思ったのは、
本書に登場するこの授業ですら、
佐藤さんにデザインされているんだな、と。
そして大学生が考えるデザイン結果がとても素敵でした。
コミュニケ―ションと煙が出るまで考えること、
そして時代に対する反射神経、
読んでて、なるほどが止まらない一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に学びのある本だった。
学んだことは
・空間の整理…整理するためにはプライオリティをつける
・情報の整理…プライオリティをつけるためには、視点の導入が不可欠
・思考の整理…視点を導入するためには、思考の情報化をする必要がある。
ことである。
身近な身の回りの整理、そして思考や情報といった目に見えないものの整理の2つに分かれるが、特に目に見えないものの整理は今までできていない部分が多かった。
・他人事を自分事化する
・本当に関係のない第三者目線で見る
・具体的なシーンを想像する
・仮説を立てたうえで相手にぶつけてみて、課題を抽出する
・無意識を意識化する
すべてをいっぺんに実行するのは難しいかもしれないが、一つずつ自分の仕事の中に取り入れていきたいと思う。 -
Posted by ブクログ
楽しく、速く、いい仕事をして、人に喜んでもらって、自分もハッピーになりたい。どうせやるなら、楽しくやりたい。
①整理をすることで、頭もスッキリするし、それこそが良い仕事のリズムをうむ。食べチョクの秋元さんが、「リスクを可視化することがエンジンになる」とおっしゃっていたが、それと近しいことかもしれない。週に2時間全て整理する時間をとる。仕事の初め20分、整理する。
②軸をつくる、という観点
毎日体の軸をつくるトレーニングをする様になったら仕事の集中度が上がったいうのを、佐藤さんが言っているのが、頭に残った。私も軸を作るトレーニングは忘れずにやろう。