佐藤可士和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今月の1冊目はこちら。
クリエイティブディレクター佐藤可士和さんによる、「デザインを広義に捉える」ための一冊。
慶應大学で行なっている「デザインの可能性、有効性を学ぶための」授業を中心にまとめたもの。
慶応大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の村井純先生から特別招聘教授としてデザインをテーマにした授業を受け持ってほしい、と声をかけられたことで始まったその授業は、学生のグループワークで行う、「未踏領域のデザイン戦略」なるもの。
テーマは、防災のデザイン、オリンピックパラリンピックのデザイン、キャンパスビルドのデザイン、強靭健康社会のデザイン、本当の平和のデザイン、無二の私の幸福のデザイン、など、
抽象的、哲学的なテーマで実際のビジネスでは少ないそうなものばかり。
グループごとにディスカッションを重ねてプレゼンを行う。その一部が掲載されているが、アウトプットのロゴやイメージなどのデザイン性も高いものが多く、美大ではないのに凄いな、と感心した。
そして、現役慶應生だけあって、そのアイデアや過程の導き方はさすがだな、と思うものがズラリ。
学生ならではの勢いや新鮮さも感じたし、長く社会人をやっている自分としても、刺激になった。
「クリエイティブディレクターはコミュニケーションドクター」という表現は秀逸と思った。
医者のように、クライアントにヒアリングを重ねて課題を見つけていく。そして、良くないところを治していく。
しかし、可士和さんの仕事の向き合い方は尊敬はするけど、私はそこまでストイックになれないので真似はできないなとやはり思った -
Posted by ブクログ
ネタバレ対話とは、「違い」を認め
相手をリスペクトすること
常に自分の関心事は、その人を動かしている力の源を探ること
対話において意識していることは、お互いが共有できる要素をいかに積み上げていけるかどうか
人はそれぞれ違うということは、対話に臨む上でも大切なマインドセット
違いを前提としたうえで、相手をリスペクトできるかどうかも大事。自分が知らないことに対して謙虚に耳を傾けること。
■準備編
①対話のテーマを設定する
②質問を考えながらリサーチする
③心地よい環境をデザインする
■現場編
①共有できる概念を見つける
②人生の原点について聞く
③話題にふり幅を持たせる
■AI研究 松尾豊さん
デザインを人工知能で組み合わせて作ることはできる。しかし、難しいのはそれを評価すること
医者がロボットに変わっても、治療法の選択は人間にしかできない
人工知能でもっとも難しいのは、目的を設定すること
本質を見抜ける人は、えり分ける力が強い
■空手 松井さん
「事実なんてない。あるのは認識だけだ」
経営者と話すと「どうしたらいいのか」と聞かれるが「どうしたいのか」が大事。正解と言うのは社長が作っていくもの
■中田英寿
「よいものは伝わりやすい」
みんなが美しい、カッコいいと思うものは、シンプルできれいなもの
日本人はそぎ落とすのが得意。引き算の考え。 -
Posted by ブクログ
私はデザイナーとしてディレクターの下で働いています。
超一流のディレクターである可士和さんの仕事の進め方は、どんな物なのか覗いてみたくなり、本書を読みました。
当たり前の事が多く書かれておりますが、改めて項目として列挙して貰えるのは便利だと感じました。
理想の働き方だけど、うちでは実現できないな、と悲しく思う項目も多いです。
メモをしない、という考え方はとても真似できないと感じました。
著者のように打ち合わせ中に思考を巡らし、
納得しながら仕事が進められる方であればいいと思いますが、
聞き漏らしたポイント一つがクライアントの評価に大きく響くので、そこは慎重に進めて行きたいですね。