あらすじ
「アイデアは無理やりひねり出すのではない。対象を整理し相手から見つけ出すものだ」――各界から注目され続けるクリエイターがアイデアの源を公開。現状を打開して、答えを見つける方法、教えます!
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Posted by ブクログ
・問診とは、現在置かれている状況を把握し、問題点や重要点を浮かび上がらせるためのもの。
・数の多さではなく、リアリティを引き出せるかが重要なポイント。
・物事の本質には2種類ある
取り除くべきネガティブ要素
誇るべき点が埋もれている
・物事の本質=いちばん大事な点
・状況把握→視点導入→課題設定
・迷ったら視点を引いてみてみる。
・迷ったら具体的なシーンを思い浮かべてみる。
・他人に対して仮説をぶつける。フロイトの不意識法。
・他人事を自分ごとにする。
・根本的には視点を導入すること。
・アイデアが出ないと悲観する前に目の前のものを見つめ直す。
・問題解決の手がかりは必ず対象の中にある。
・
Posted by ブクログ
私は日常的にものの整理を苦手としているし、パソコンのフォルダも見にくいと実感している。自分の考えを上手く人に伝えることが難しいと実感することも多い。物理的な整理も、思考の整理も苦手な原因は視点が欠けているからであると気づいた。とりあえず捨てる、とりあえず残しておくと、とりあえずで動くのではなく、ものの整理であれば時間軸などなんらかの基準(佐藤可士和氏曰く視点)を持って行動することが本質的な整理である。こういう自己啓発本を読んでもいざ行動に移して継続するのは難しいが、行動しない限り何も変わらないのでできることから始めていこうと思う。
Posted by ブクログ
わかりやすかった。うすい本でしたが、理路整然とまとめられていて、いいたいことが集約されている印象が残りました。
この本で僕がのべる整理術とは、整理のための整理ではなく、快適に生きるための本質的な方法論。ですから、デスクの周りなどの空間から仕事上の問題、人間関係に至るまで、あらゆる場面に応用できるのです。
気になったのは、以下です。
■超整理術
・整理するには、客観的な視点が不可欠です。
・対象から離れて冷静に見つめないと、たくさんの要素に優先順位をつけたり、いらないものをバッサリ切り捨てたりすることができません。
・広告が思いのほか注目されないものだということを痛感しました。
・どんなにカッコイイ、作品を作っても、本当の意味で人の関心を引かなければ意味がない。
・どう人々に伝えるか、本当に伝えたいことを相手に届けることではじめて、広告は機能するのだと自覚したのです
・メッセージを相手につたえるというのは、本当に難しいことです。
・伝わっているはず、と自分ではおもっても、実際には伝わっていないことのほうがはるかに多いもの。
・これはやはり、伝えたことを整理するのが大変だからだと思うのです。何が大事なのか、どうやったらうまく伝えることができるのか。実は、言葉の力というものも大変大きいのです。
・なぜこのデザインにしたのかという過程を相手に理路整然と語れるように、自分の思考回路の整理をきっちりと行うようにしたら、作品からあいまいな部分がどんどん消えていきました。
・頭の中に一点の曇りもなくなると、目的がフォーカスされて、ビシッと論理の筋道が通ったのです。
・伝えたいことを明確にするという、コミュニケーションの本質に迫るアプローチなのです。
・整理術を身につけることが、僕の仕事にもたらした効果ははかりしれません。
■整理から始まる
・混沌としった現状を認識し、それに対処する心構えを、ぜひもってください。そして、問題の本質に迫ろうとするポジティブな姿勢を保つことが、整理術の大前提となるのです。
・物事の根源まで立ち返って解決しようとおもわないと、本当の意味での問題解決につながりません。実際は、本質的な問題が見えないまま、その場しのぎの対処がなされている場合が、実に多いのではないでしょうか。
・表面的な対処が真の問題解決にならないのは、対症療法が病気の原因そのものを取り除くわけではないのと同じです。
・仕事の整理の順序
①状況把握 現状に関する情報を得る
②視点導入 ある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を突き止める
③課題設定 問題解決のためいん、クリアすべき課題を設定する
・微妙なニュアンスまで、問診で把握する
・問題の本質を突き止めることとは何がいちばん大切なのか、を見つける、つまりプライオリティをつけることです。これがすごくむずかしい
・整理術、3レベルのクリア
①空間の整理術
②情報の整理術
③思考の整理術
■レベル1:空間の整理術=プライオリティをつける
・空間の整理の目的は、快適な仕事環境を作ること
・モノを絞って、すっきりと気持ちいい環境のなかで、効率的に仕事をしたい
・まずは身近なカバンの中身の整理から
・本当に必要なものを自問自答するということは、結果的には、いらないモノを捨てることでもあります
・いらないと判断したら、思い切ってすてる。すてることは整理術に欠かせない手法の1つです
・整理の順番
①アイテムをならべてみる
②プライオリティをつける
③いらないものを捨てる
・とりあえず、とっておくことは、整理するうちにはいりません。単なる移動で終わってしまうのです
・データの整理の仕方でいちばん重要なのは、フォルダやファイルの名前の付け方です。
・データ類に加えて、メールの整理も気が抜けません。大切なのは、受信メールをチェックしたら、その場で処理すること。その日の受信ボックスは必ずゼロにしてから帰ります。
■レベル2:情報の整理術=独自の視点を導入する
・広告を発信する側としては、伝えたいことはたくさんあって、一般の人たちも当然注目してくれるものと思い込みがちです。ところが、受け手側というのは、発信者側のそんな思いなど、ほとんど意に介していません。
・伝えるということは本当に難しい
・いちばん大切なのが、自分なりの視点を持ち込んで、きっちり筋を通すこと、大切な情報をしっかり見極め、情報動詞の因果関係をクリアにしていくことで、進むべき道が見えてくるのです。
・つまり、情報の整理とは視点を導入して問題のほんしつに迫ることで新野問題解決を行うためのものなのです。
・しっかりとした家を建てるためにいちばん大切なもの。それはビジョンです。
・ビジョンとは、クライアントが真に到達したいと望んでいること。
・それはクライアントが潜在的に秘めているものでもあり、あるべき姿、といってもいい。
・ビジョンを探るために不可欠なのが、視点、を持ち込むことです。
・情報を整理していく際に、どういう視点でとらえるかによって、結果は全くちがってきます。
・定めた視点によって、クライアントの、あるべき姿、を正確に導き出し、最終的に最もインパクトのある伝え方できれば最高です
・スランプに陥ったとき、思考回路が堂々巡りになってしまったとき、離れてみる、というアプローチがきがつかせてくれるものは大きいはずです
・ビジョンにつながる確固たる視点を見つけるためには、正面からだけでなく、いろいろな角度から見てみることも大切です。
・自分の思い込みをまず捨てる、ということから始めてみてください
・どうしようか、資料を何度読んでも迷いがありました。
・ふだんは、情報を整理して、課題を発見してからかたちにしていくのですが、今回は珍しく手を動かしながら考えてみました。
・パッと見えてこないなら、整理しながら視点を見つけていくしかありません。
・情報を正面からだけでなく、多面的な視点で見つめ直してみました。
■レベル3:思考の整理=思考を情報化する
・自分自身を知ることは、とてつもなく難しい
・相手に自分の考えていることをきちんと伝えるのは、すごく難しい
・これがうまくできる人というのは、思考、の整理に非常尾に長けている人。つまり、自分の考え方を整理して精度を上げることで、いちばん大事なことをぶれずに、明確に伝えることができている人です。
・いま、本当にやりたいことは何なのか
・人生において、何がいちばん大切なのか
・思考を情報化するためにはどうしたらいいか。必要不可欠なのが、無意識の意識化、というプロセス。
・その際に、いちばん大事なことは、言語化していくこと、です
・とはいえ、自分で自分の思いを言語化し、整理するのは至難の業です。
・相手の思いや考え方を客観的に捉え、言葉に置き換えることからやってみるのです。
・だんだん、スキルが上がっていけば、そのうち自分のことも冷静に見つめられるようになってきます。
・リアリティがなければ、問題意識は生まれない
・困ったことにいまひとつ集中して取り組めない、なぜだろう、と考えてみると、自分自身と接点が持てていないからだと気付いたのです。
・つまり、自分がどこかで、リアリティをもって捉えらないと本当の意味での問題意識が生まれない。精度の高い仕事が望めなくなってしまうのです。
・他人事を自分事にする
・これは思考の整理で非常に大切なポイントです。
・あいまいなものを情報にして、さらには問題点を見出して解決していくわけですから、自分との接点を見出さないと実感が湧かず、目指すビジョンも空々しいものになってしまう
・思考の整理を行っていく際に、このプロジェクトで挙げた、他人事を自分事にする、というアプローチをぜひ試してみてください。
・無意識の意識化や仮説を立てる場合の潤滑油として、おおいに役にたつはずです。
・いったん完成していたものを壊して、再構築することにしました。
・革新、という視点が見つかった時点で、霧が晴れたように方向性が見えてきたのです。
・このプロジェクトでも再確認したのが、思考を言語化すること、と、仮説を立てて恐れずに相手にぶつけてみる、ということの大切さです
■まとめ
空間の整理:整理するには、プライオリティをつけることが大切
情報の整理:プライオリティをつけるためには、視点の導入が不可欠
思考の整理:視点を導入するためには、まず思考の情報化を
・答えは必ず、目の前にある
・整理をすること、と、問題解決、は別ものだと思っていた人も多いのではないでしょうか。
・整理は事務的な作業、問題解決は別の次元のクリエイティブな作業だと。そんなことはないのです。整理と問題解決は、同じベクトルでつながっている
目次
まえがき
1章 問題解決のための“超”整理術
2章 すべては整理から始まる
3章 レベル1「空間」の整理術 ――プライオリティをつける
4章 レベル2「情報」の整理術 ――独自の視点を導入する
5章 レベル3「思考」の整理術 ――思考を情報化する
6章 整理術は、新しいアイデアの扉を開く
あとがき
ISBN:9784532195878
出版社:日本経済新聞出版社
判型:文庫
ページ数:232ページ
定価:714円(本体)
発売日:2011年04月08日第1刷
発売日:2011年04月25日第2刷
Posted by ブクログ
佐藤可士和さんの頭の中がよくわかる本。デザインは整理術だということ。物理的なものから、目に見えないものまでの整理術が一貫性を持って述べられていて、本そのものが、整理術をメタ的に整理して伝わってくる。さすが。
身近に使えるテクニック本
自分の携わる仕事で近い部分もあり、とても役に立ちそうなテクニックが具体例とともにわかりやすく解説されている。整理術というのが問題解決に繋がるというのは目から鱗の視点ではあったが納得する内容だった。日常のことにもぜひ取り入れて実践していきたい。
Posted by ブクログ
デザインはもちろん、他の仕事においても
整理術は無駄を省いて本質に向かって注力できる環境を作る。
また、デザイナー=ドクターという例えもわかりやすかった。デザイナーはただ絵を作るのではなく、「課題は何か」を診断して明確にしていく。
クライアントの要望だとしても、それが課題解決になるのか、疑ってみることも大切だ。
国立新美術館のロゴデザインの事例はとても参考になった。
色んな角度から、時には極端に考える。時には自分の考えを「捨てる」。その上で自分や相手の考えを言語化していく。キーワードとキーワードを線で結びつけて突き通った先にデザインがある。答えは必ず目の前の課題の中にある。
Posted by ブクログ
デザイン、仕事、働き方、全てに応用できる超整理術を『超』分かりやすく『整理』された良書である
基本に立ち帰りたい時には、読み返して頭を整理するようにしている
初版から10年以上経っているが、今読んでも為になる自分にとってはバイブル的な本である
Posted by ブクログ
他の整理術の本と比べ違うのは、空間(物)の整理だけでなく情報や思考の整理まで述べているところ。
相手の思いを整理する(あいての言うことをまとめる)など
コミュニケーションの本質にせまるアプローチが書かれている。何度も読みかえす本。
Posted by ブクログ
デザイナーの方が書く本は勉強なることが多いので、読む。
まず整理の前に、複雑すぎる現代社会に危機感を持つという前提には確かにと思った。危機感も大事だが、アンテナを張る対象が多く、その分日々いろんなことに楽しめると思うのが良いのかな
整理することは普段から気を配っているが、自分は整理したのちに必要な「独自の視点の導入」の力が足りないと感じた。面白い人、独創的な人はみな独自の視点を持っていて、それが他者との優位性になっている。そして、その視点の引き出しが多いほど、対応力があるということ
作者のオフィスや、ユニクロのUT原宿店、ドコモのN702iDの写真が冒頭にカラーで差し込まれているが、
結構圧巻。自分の家を整理せずにはいられなくなると思う。自分もリビングの配置換えとリュックの整理をした
Posted by ブクログ
佐藤可士和さんの仕事で重視すべき点を学ぶことで、頭の中が整理できる一冊。
整理術は快適に生活するための本質的な方法論。
仕事整理のプロセスは、「状況把握」「視点導入」「課題設定」の順に行われる。
情報の整理において重要なのは、自分なりの視点を導入し、情報同士の因果関係を明確にすること。
思考整理のカギは、「無意識の意識化」によって思考を情報化し、目に見えるようにする作業。
空間の整理は、仕事の効率を上げ、リスクを回避することにつながる。プライオリティをつけて不要なものを捨て、目の前をすっきりさせることが大切。それはデスク周りだけでなく、パソコン上のデータ管理にも当てはまる。
情報の整理は、プライオリティをつけるために視点の導入が必要となる。視点の持ち込みは、視点の軸をいくつも挙げていき、TPOに応じて一番有効やものを選ぶ。
思考整理は、視点を導入するためには、まず思考の情報化が必要。頭の中にある漠然とした思いをスムーズに相手とやり取りする。あるべきビジョンをお互いに共有する。
整理術を取り入れていくためには、
定期的に情報をアップデートすりためにも、モノを増やさない。捨てる勇気をもつ。
視点を引いて、客観視する。
自分の思い込みをまず捨てる。
視点を転換し、多面的に見てみる。
自分や相手の考えを言語化する。
仮説を立てて、恐れず相手にぶつけてみる
他人事を自分事にして考える
仕事やプライベートにおいても、整理する考え方は有効であることを学ぶことができた。さらに他人の考え方(悩み、喜び含め)を自分毎で考えられるようになると、寄り添えられるようになる。
Posted by ブクログ
<ワード>
空間の整理、情報の整理、思考の整理
空間:
捨てることはとりあえずとの闘い、プライオリティを見つける
情報:
プライオリティを見つけるために、視点を持ち込む、ビジョンを見つける、ポジティブさ
思考:
視点を見つけるために、思考を情報化する、他人事を自分事にできるとリアリティが生まれる
<気づき>
確かに、整理できるときは、優先度が分かっている。優先度が分かっているとうことは、基準(視点)がある。基準・視点を持つためには、見える化・言語化が必要。
Posted by ブクログ
非常に学びのある本だった。
学んだことは
・空間の整理…整理するためにはプライオリティをつける
・情報の整理…プライオリティをつけるためには、視点の導入が不可欠
・思考の整理…視点を導入するためには、思考の情報化をする必要がある。
ことである。
身近な身の回りの整理、そして思考や情報といった目に見えないものの整理の2つに分かれるが、特に目に見えないものの整理は今までできていない部分が多かった。
・他人事を自分事化する
・本当に関係のない第三者目線で見る
・具体的なシーンを想像する
・仮説を立てたうえで相手にぶつけてみて、課題を抽出する
・無意識を意識化する
すべてをいっぺんに実行するのは難しいかもしれないが、一つずつ自分の仕事の中に取り入れていきたいと思う。
Posted by ブクログ
楽しく、速く、いい仕事をして、人に喜んでもらって、自分もハッピーになりたい。どうせやるなら、楽しくやりたい。
①整理をすることで、頭もスッキリするし、それこそが良い仕事のリズムをうむ。食べチョクの秋元さんが、「リスクを可視化することがエンジンになる」とおっしゃっていたが、それと近しいことかもしれない。週に2時間全て整理する時間をとる。仕事の初め20分、整理する。
②軸をつくる、という観点
毎日体の軸をつくるトレーニングをする様になったら仕事の集中度が上がったいうのを、佐藤さんが言っているのが、頭に残った。私も軸を作るトレーニングは忘れずにやろう。
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アートディレクター佐藤可士和氏のビジネス術。「超整理術」という題名は室内収納整理と勘違いしてしますが、彼の語る整理術は「可視化」の整理術。アート分野はクリエイティブ的な発想やひらめき重視と思っていたが、彼がやっているのはコンサルタントのようなロジカルで緻密な構成と整理。特に面白いのはアイデアのヒントは「相手の中にある」と述べている点だ。自分はそれを整理し形づけているだけだと。難易度順に空間、情報、思考と語られているが、クリエイティブや企画職のみならずビジネスマン全員に読んでいただきたい本だ。きっと頭の中が整理されるはずだ。
Posted by ブクログ
「デザインもクリエイティビティあふれる整理術」という言葉に表れているように、佐藤可士和さんの整理を通した問題解決方法が学べる。
部屋を整理する、といった快感は自分にもあり、これが問題解決に繋がるとなると、すぐに実践したくなった。
Posted by ブクログ
デザインが絵やデザインのうまさだけじゃ無く、1番大切なのは相手とのコミュニケーション。
相手が本当に実現したいものの本質を見出して、多くの人の目に留まりやすいように形にする。
私の仕事もお客様との会話から身体の悩みの本質や、その人自身の悩みが見えてくることが多い。
今やってることが、他の仕事にも通じるということがわかり、今後もこの意識を大切にしようと思いました。
Posted by ブクログ
佐藤可士和展がとても面白かったので、どうやってこうしたディレクションを考え生み出しているのか知りたいと思い、ミュージアムショップで購入しました。
本の内容は理路整然としていて、分かりやすく、一方でとても勉強になるものでした。
大学3年の今、就活について思い悩むことが多いのですが、就活を自分のブランディングだと考えれば、佐藤可士和氏のこの考え方・仕事術は大いに役立てるのではないかな、と考えています。
まずは自分がやりたい仕事は何なのか、というを改めて整理することから始めたいと思います。
Posted by ブクログ
「一冊まるごと佐藤可士和」を読んで、もっと可士和さんの思考を知りたいと思って読んだ本。タイトルの通り整理された内容で読みやすい一冊。
【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
自分がどこかでリアリティをもって捉えられないと、本当の意味での問題意識が生まれない。
アイデアが出ないと悲観する前に、まず目の前のものを見つめ直す。今もっている情報を整理して把握するだけで十分対応可能。
Posted by ブクログ
自分の考え方や行動の過程を明確にすることが自分の思考の癖を客観的に捉えて整理する上で重要だと気づく本でした!
なかなか考えや行動の優先順位がまとまらず身の回りがスッキリしない方にお勧めです!
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デザイン思考であったり、Appleのようにテック企業だけどクリエイティブがすごく格好いいプロダクトデザインだったり、すごく参考になることが多いのだけど、クリエイティブ・デザイナーの思考のプロセスみたいなのを学んでインスパイアされたのは、佐藤可士和さんが最初ぐらいかな、ぐらい、印象が強い。
古い一冊で、とうの昔に読んでいるのだけど、またパラパラと目を通してしまった。
「超整理術」とあるけれど、ここに書かれているのは、問題解決アプローチだし、いかに”クリスタライズ”して、シンプルにメッセージを訴求するか、クリエイティブで表現するか、ということを、改めて教えてくれる。
何が、”刺さるか”を突き詰める過程を、「整理する」と言っているわけです。
一言で言うと? 要は何?
エレベーターピッチにも似た、ここまで物事は突き詰め、昇華しないといけない、ということ。
Posted by ブクログ
有名なプロダクトを多数手掛けている佐藤可士和さん。モノから情報や思考まで徹底的に全てを整頓する事でたくさんの仕事を成功させているのだと分かった。持ち物もアイディアも削ぎ落として本質に迫る、というのは当たり前のようでいてなかなか思い切れない部分なので真似してみたいと思った。
ユニクロやファストリのロゴの作成エピソードを見て、かなりの試行錯誤を経てロゴを作り上げたのにも関わらず、このロゴは簡単に作れたと思うと言われすごく嬉しかったと佐藤さんが語っていてやはり両者只者ではないな、と思った。柳井さんのある意味失礼にあたるような言い方でも、いじくり回さずにストレートに企業の方向性を表す本質的なものが作れたんだ、と確信して受け止めている佐藤さんは一流だし、それがデザイナーへの最上の褒め言葉である、と分かっている柳井さんも一流だ。二流三流のデザイナーだったら、あれだけ苦労して作ったのに!と気分を害してもおかしくないだろう。
次はユニクロの本を読もうと思った。
Posted by ブクログ
学びのまとめ
1)目的の整理
∟「何のために整理するのか?」「自分と対象との接点は何か?」を必ず言語化
2)思考の整理
∟課題の仮説をぶつけながら情報を見える化
※ポイント
-自分や相手の考えを言語化してみる
-仮説を立てて、恐れず相手にぶつけてみる
3)情報の整理
∟視点を導入して整理
※ポイント
-視点を引いて客観視してみる
-自分の思い込みをまず捨てる
-視点を転換し、多面的に見てみる
4)空間の整理
∟プライオリティをつける
→具体⇔抽象の行き来について、一段細かいhowを提示してくれている
具体と抽象の行き来の仕方の一つの考え方を学べた。
が、新しい学びは少なかった。
Posted by ブクログ
アートディレクターなので直感・天性的なものかと思っていたが、しっかり相手のことを調べて、整理してデザインを提出しているのは知らなかった。
ステップワゴンの話は自動車業界にいたので勉強になった。
Posted by ブクログ
ものや情報の整理の仕方について、わかりやすくまとめられていました。整理された環境がいい仕事を生むことは、著者の実例で示されています。
整理が苦手な私も感化されて、オフィスの物やデータを少しずつ整理しはじめています。
Posted by ブクログ
整理をすることと、問題を解決することは同じこと!!!!
これ、ホントにまさにそう!!!!
と、思いました。要は、問題も整理整頓すると解決することがほとんどなんだよね、足りないもの多いもの、いらないもの必要なもの選択して並べたら大体の答えが出る。
残る。
この方はデザイナーですが、UNIQLOのロゴ。まさに!!!!!って感じでした。
目についたら、速攻でわかるあのUNIQLO。
このくらい頭が整理できたら、きっと仕事がめちゃくちゃできるだろうし、楽々だろうなぁ。と。
体が疲れるのは置いといても、頭が疲れるのはなかなか大変で、、、無駄に動くと身体まで疲れて、、、
超整理術、すこしづつものにしたい。
Posted by ブクログ
佐藤可士和さんは事務所のオフィスの状況が非常にミニマルで、世の中のブランディングの常識を悉く覆えしている気鋭のクリエーターで私も大好きな人だ。
その彼の初の著書ということで楽しみに拝見したが、整理する項目の部分は少し既視感があった。
ただし、実例の部分はやはり流石の切り口で大変勉強になった。
Posted by ブクログ
デザインそのものが整理術だという言及に共感。
デザインに限らず、問題解決(⇐それってすなわち広い意味でのデザインなのだが)とは、課題を診断して整理することが前提なのだ。
整理は、佐藤も言う通り一見面倒だけど、すれば本質を掴むための仕事の精度も能率も違うと。
これをしないと、物事の根源まで立ち返って解決することなどできないというのも分かる気がする。
モノを(机上でも、カバンでも)できるだけ少なくするというのも確かに試してみる価値はありそうだ。
手帳とノートと、小さめの財布さえあれば自分は十分かもしれない。
そういう、モノを見直す機会を、たとえば四半期ごととかに設けてみよう。
モノをファイルボックスに(分類して)入れてしまって、存在感を消すとか、捨てるのがはばかられるのならまず段ボールに、というのは実践してみたい。
「情報の整理」というのも、人に伝えるためには大事な観点。
広報とか広告とかもそうだけど、組織内コミュニケーション(考え方の伝播とか)も、工夫のしどころ。
自分達も、自分が出す情報は注目されていると過信されがちだけど、どうすれば不快感も与えずに存在感をだせるか、伝わるか、というのは考えてみたい。
※但しそのあとの、グラフィックデザインの実績を「整理」と結びつけて語るのは、「こじつけ」に感じられて、あまりグッと来なかったけど。。