小前亮のレビュー一覧

  • 銀河英雄伝説列伝1

    購入済み

    あくまで原作に忠実な作品集

     ミステリーものが主体で、一個だけ艦隊戦ものがあります。中には少しひねりすぎた感じのもあるけどおおむね原作の世界を再度楽しめる良作だと思います。

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    2020年12月07日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    ユリアン「・・・」
    ヤン『どうしたんだい、ユリアン。そんな浮かない顔をして』
    ユ「て、提督。この報告書を読まれましたか?」
    ヤ『あぁ、なかなか良く出来てるじゃないか。何か不満でもあるのかい?』
    ユ「そりゃ、ヤン提督は活躍が報告されてますけど、僕は、言え、私の事はどこ
    にも書かれてないんです。不公平じゃないですか!」
    ヤ『そうは言うけどね、ユリアン。あのキルヒアイスやロイエンタール、
    ミッターマイヤーについても書かれていないよ』
    ユ「で、でも提督。あのオーベルシュタインなんて、大活躍じゃないですか」
    ヤ『確かに。ユリアン、君は何歳だい。今回報告されているのは、それなりに
    年齢を重ねている人の昔話

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    2020年11月10日
  • 李世民

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    【読書】読み終わった。分厚かったので読み終わるのに結構時間がかかったが、面白かったな。戦のシーンが結構あっさりしてたので、もうちょっと、書き込んでもと思わんでもないのだが、史実的に存外そんなもんかもしれんね。この時代のは、昔、中国のTVドラマの秦叔宝の主役の作品を見たけど、感じはもうちょっと違ってたかな。まあそれはそれで違う角度で見れたので良かったと思う。まあこんな時期だし、外にはなかなか出れないので、こういう分厚い本を読み込むにはエエんかもしれんね。

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    2020年04月29日
  • 残業税 マルザの憂鬱

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    残業税を考えたことがなかったので、まずは普通に勉強になりました。そんな中でそれぞれのエピソードが絡み合いながら、残業税に対する様々な脱税をしていく会社。
    たかが残業税、されど残業税、考えさせられます、

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    2019年08月09日
  • 唐玄宗紀

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    ネタバレ

     パラっと見た瞬間に「ゔっ…!」と躊躇するほど、文字が詰まっていて会話文もほとんどなく、さぞ読みにくいだろうと覚悟していたら……思いのほか引き込まれて、さほど苦はなく読み進められました。しかしさすがに時間は要した;
     これだけの人物がとっかえひっかえ舞台に上がってくるにも関わらず、一人一人をしっかり認識して展開を追えるのは、人物描写の巧みさ故でしょうか。もちろん外見描写のみの話ではなく、各人物の思考や信念、目的のための手段が十人十色で、それぞれにそれぞれの理があるなぁと感心させられました。
     玄宗が主人公と見せかけて、高力士の視点による話なので、どうしても「がんばれ高力士ー! まけるな高力士ー

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    2019年02月09日
  • 賢帝と逆臣と 康熙帝と三藩の乱

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    清の全盛期を築く名君康熙帝と三藩の乱を描く作品。
    三藩最大の勢力を持つ呉三桂に仕える清の密偵を中心に語られる物語が面白い。清の歴史について学ぶ良い機会になりました。

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    2018年07月05日
  • 残業税

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    ソーシャルサイエンスフィクション。勝手に名付けたジャンル。残業に対して税を課した日本社会を描く。
    文章は端的。少し彩りにかけるかもしれ
    ないが、作風に非常にあっていると思う。主人公のキャラは最初は取っつきにくかったけど、エピソードが進むにつれて背景が浮き彫りになり親しみを持てるようになってくる。
    残業税が導入され、ダブルワークが増えるとか、外国人研修生制度が悪用されるとかなかなか興味深い。過剰に働くことが罪となる世の中はなかなか世知辛いなぁなんて序盤は思ったものの、過労死を扱う頃にはそんなことないのかも。なんて思ったり。冷静に考えると脱税と労災が一緒くたにされてるのだけど、労働基準監督官と主人

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    2018年05月19日
  • 中国皇帝伝 歴史を動かした28人の光と影

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    文字通り、古今の中国皇帝について綴った一冊。

    当然名君から暴君まで幅広いものの、著者のわかりやすい文章で一気に読めた。

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    2017年09月04日
  • 残業税 マルザ殺人事件

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    登場人物が多すぎて把握するのが大変ですが、設定やストーリー進行はかなり面白いです。残業に税金がかかる世界の設定で、その脱税をめぐっての殺人事件。設定が相当しっかりしていると思ったら、シリーズ第二弾でした。

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    2017年08月14日
  • 月に捧ぐは清き酒 鴻池流事始

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    はなの内助の功が素晴らしい。やえもそうだったと思わせるけども。叔父甥ではあるけど、二代続いていい嫁さんもらったものだ。甥夫婦はバカップルな面もありますがね。

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    2017年05月09日
  • 朱元璋 皇帝の貌

    購入済み

    人心掌握術の達人

    明の建国の祖というだけでは興味がわかない人も、あの大モンゴル帝国の中心国である元を滅ぼした人間としてみれば興味がもう少しわくかもしれない。

    かつて歴史上最大の領土を誇ったモンゴル帝国も分裂後、最大領域のみならず最強だったのがシナを抑えていた元だった。そしてこの最大部分を倒したのが朱元璋であり、しかも元はモンゴル帝国で最初に崩壊した国家となってしまった。

    ちなみにロシアなどは15世紀後半になってようやくタタールのくびき(キプチャク)より独立できたのだから、朱元璋の軍事力の強さはそれだけでも歴史的なものだった。

    この小説は貧農~乞食僧より白蓮教に加わり、持ち前の人心掌握術を駆使し

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    2017年04月28日
  • 残業税

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     舞台設定や人物、展開などの構成がとにかく魅力的。全体に文章は平易だし制度の説明もそう難しくなく、読みやすい。ちゃんと本としての盛り上がりもある。五話で娘と話すシーンは感涙した。主人公コンビも筋が通っていて、葛藤も変化もあり気持ち良い。
     解説にもある通りのひとつのシミュレーションとしていろんな人と共有したくなるし、架空の制度だけど現実の労働問題もたくさん盛り込まれていて、小説を読みながらそれらに触れられることにも意味があると思う。

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    2017年04月06日
  • 残業税

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    残業をしたら残業税を払う。

    長時間労働が問題になっているだけに、リアルな話にも思えました。経団連が真っ先に批判することになるとな思いましたが。

    お金を時間で買うのが労働かもしれませんが、その時間で何ができるか、お金は目的ではなく手段。とわかっていてもお金はあるに困ることはありませんよね。

    矢野と西川の労働基準局と税務署の職員コンビ。西川の真っ直ぐな態度を見て、こういう人がいたら、仕事も楽しいのかなと思いました。

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    2017年04月05日
  • 残業税

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    面白かった。
    矢島さんの生真面目さを「車が来てなくても人が見てなくても赤信号は渡らない人」と例え、「かっこ悪いけど、そういう人が本当はかっこいい」のだと娘さんに教える元妻はカッコイイ!

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    2017年03月04日
  • 知の孤島

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    ネタバレ

    大学内での自殺者の遺体が消えた。世界最高レベルの研究水準を誇る、偏差値レベルの高い私立の超エリート大学『山城工科大学(YIT)』。YITの自殺率の高さは有名で平均年10人以上が自殺しているらしい。・・・そりゃ多すぎる。私立大学だからって、極端に偏りすぎるのもどうかと思う。

    安西「ドーナツをどうやって切ったらおもしろいかとか、雑貨屋でこれとこれが同相で・・・と考えちゃう」
    哲哉「わかるー、歩いている人を避けるためのプログラムとか、風呂に入ると水圧が気になったりする」(要約)
    ・・・エリートな人って普段からそういうこと考えて生活してるのか・・・と興味深かった。

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    2015年11月25日
  • スラよみ!現代語訳名作シリーズ 山月記

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    文章が綺麗で読みやすい!

    原文も良いのでしょうが、この本でも十分魅力が伝わります。
    表題の山月記はやはりいい。

    あとがきに原作者のプロフィールがあって、
    短命で、なかなか凄まじい人生。

    僕ぁのんびり生きてるなぁと思わざるを得ません。

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    2015年08月21日
  • 三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者

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    蜀将そして孔明の遺志を継ぐ者として進み続ける姜維の姿は、実に愚直なまでに真っ直ぐで曇りが無いと感じます。諸葛瞻に否定された場面それから再び立ち上がる姿や、トウ艾へ向けた問い掛けはまさに彼を現しているのではないか、と。
    それとはまた違い、陳蓮や羌族の双子へ向ける顔は一人の人間としての彼の姿であったと思われます。陳蓮の最期への想い、時折見せた双子の将来への気遣いなどなど。
    トウ艾や鍾会も様々な姿を見せてくれました。特にトウ艾の苦労して掴みとったチャンスや親としての顔が魅力的です。

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    2015年05月04日
  • 朱元璋 皇帝の貌

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    朱元璋の半生を描いた1冊。粛清に明け暮れた後半生に達する前まで。なので、太閤記と似たような印象です。

    読み物として、粛清に明け暮れることが楽しめるかといえば、否なのですが。読んでみたいなとは、少し思いますね。
    元討伐時と明建国後で、極端な二面性を見せた人物なので、その落差は書いてもらいたいところ。

    それも、太閤記と同じです。

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    2015年03月29日
  • 朱元璋 皇帝の貌

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    朱元璋の半生ということで、どちらかというと(人として)かっこよく見えるまでを描いている。明を建国したのちのことは多くふれられていない。

    それでも、明建国に至るまで初志貫徹したのは素晴らしい。この後どうなることになろうとも。

    皇帝としての貌を見事に描き切ったのではないか。

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    2015年02月20日
  • 三国志姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者

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    姜維の半生、諸葛孔明によって共に慈しまれた蜀漢への忠誠の年譜を、逞しい空想力で描いた。ライバルの?艾、鍾会との対決を、この小説によって目に浮かべることができるのが楽しい。
    もっとも、全体のタッチは、少し弱々しい北方『三国志』のようだ。姜維は真面目だが剛直さに欠ける描像となっている。

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    2018年10月19日