【感想・ネタバレ】朱元璋 皇帝の貌のレビュー

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人心掌握術の達人

2017年04月28日

明の建国の祖というだけでは興味がわかない人も、あの大モンゴル帝国の中心国である元を滅ぼした人間としてみれば興味がもう少しわくかもしれない。

かつて歴史上最大の領土を誇ったモンゴル帝国も分裂後、最大領域のみならず最強だったのがシナを抑えていた元だった。そしてこの最大部分を倒したのが朱元璋であり、...続きを読むしかも元はモンゴル帝国で最初に崩壊した国家となってしまった。

ちなみにロシアなどは15世紀後半になってようやくタタールのくびき(キプチャク)より独立できたのだから、朱元璋の軍事力の強さはそれだけでも歴史的なものだった。

この小説は貧農~乞食僧より白蓮教に加わり、持ち前の人心掌握術を駆使してトップに上り詰め、ついにはあの元を倒すまでの仔細が描写されており歴史ファンには魅力的な著作となっている。

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Posted by ブクログ 2015年03月29日

朱元璋の半生を描いた1冊。粛清に明け暮れた後半生に達する前まで。なので、太閤記と似たような印象です。

読み物として、粛清に明け暮れることが楽しめるかといえば、否なのですが。読んでみたいなとは、少し思いますね。
元討伐時と明建国後で、極端な二面性を見せた人物なので、その落差は書いてもらいたいところ。...続きを読む

それも、太閤記と同じです。

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Posted by ブクログ 2015年02月20日

朱元璋の半生ということで、どちらかというと(人として)かっこよく見えるまでを描いている。明を建国したのちのことは多くふれられていない。

それでも、明建国に至るまで初志貫徹したのは素晴らしい。この後どうなることになろうとも。

皇帝としての貌を見事に描き切ったのではないか。

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Posted by ブクログ 2014年02月08日

最貧農層から明の皇帝にまで駆け上がった朱元璋の物語。孔子のいた春秋、始皇帝が戦っていた戦国、司馬遷や三国志の巻、水滸伝や玄宗、岳飛の宋などの時代については読むこともあるが、元から明のこの時代は馴染みが薄い。そのような時代を頭の中に展開させることができる、思い浮かべることがができる、やはりそれが歴史小...続きを読む説の醍醐味である。
読むべきかな。

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Posted by ブクログ 2014年02月09日

明の太祖の物語。孤児から皇帝の座に登り詰めた人間。元を北方に追いやり、一大帝国を築いた偉大な指導者。

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