六芦かえでのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ凄く面白かった♪
ずっと読むのを楽しみにしていました。
ほぼ一気読みです。
主人公の美少年は優れた染色や織物を代々生業としてきた家の息子として生まれました。
幼い頃、一つ違いの姉と女の子のなりをさせられ、都に上ってきたときにまだ少年だった皇太子と出会います。
年頃になり、皇太子の妃選びが大々的に行われ、何故か辺境の村の娘にすぎない姉にも呼び出しがかかりました。
ところが、姉には恋人がおり、いよいよ後宮に行くという数日前、姉が恋人と出奔、弟の伶偉が代わりに「少女」としていくことに。
-いつ男とバレるか。
緊張と不安で一杯のまま後宮入りした伶偉の前に、リンシーと名乗る麗しくも凛々しい青年が -
Posted by ブクログ
ネタバレ読後感もよく、爽やかな雰囲気で、終始癒やされるような気持ちで読む進むことができました。
ただ、あまりにも爽やかすぎて―具体的に言うと、主役の2人が良い人すぎて、どこか現実離れしすぎるように感じられてしまったのも事実です。
もちろん、ファンタジーというのは判っているので、舞台や設定がということではなく、人物があまりに清廉で、もうちょっと非人間的な部分というか、ドロドとしたものがあっても良いのかな、と。彼等なりの葛藤はそれぞれあったことは作中にちゃんと描かれているし、理解はできるものの、いまひとつ読者にまで伝わってこない。私はそんな印象を受けました。
身寄りのない郁は身売りを無理にさせられてい -
Posted by ブクログ
中華ファンタジー。面白くて思わず引き込まれました。
六芦かえでセンセのイラストで花嫁ものです。
ツボは、千年もの時を呪いをかけられ800年間愛する人を待ち続けた皇帝の炎火の強く深い想いでした。
炎火の置かれた国を守る皇帝という立場を考えると、また一段と切ないです。
さらに青藍のひたむきな愛にも胸がきゅんとなってしまいました。男なのに花嫁とされたことにあえて受けて立ち皇帝に尽くそうと決心したのに、自分の向こうに誰かを見て想っていることに傷つくところでは胸が締めつけられました。それでも炎火が好きで尽くす青藍が健気で…
でも、そこは炎火のイケメンいとこたちが素晴らしいフォローで、大変安心安堵させら -
Posted by ブクログ
柊吾×紫緒 続編
今回は初めてのケンカ(?)。
映画宣伝のために出版社の担当:麻見に謀られて熱愛報道された柊吾。
麻見の根回しから紫緒は邪魔にならないようにとしばらく家を離れることを決めて、気持ちがすれ違う。
ちょっとした嫉妬も出てくるけど、可愛いもんです。
特に第三者の介入があるわけじゃなく、お互いがお互いを思うが故のすれ違いなので安心して読めたかな。
しかし、麻見の最低さは嫌な感じ。
仕事第一もいいけど、人として信頼を失うと思う可哀そうな人。
しかし、紫緒がしっかりした嫁というかマニュアル通りの嫁になろうと一生懸命。育ちが育ちだから仕方ないけど、でも、周りに城田夫妻や天彰のような理解