濱嘉之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ内容、大筋は興味深いものであった。
“情報”を扱う仕事…なるほど!と思わされる点も多々あった。
悪役として描かれることの多い、警視庁と警察庁のトップ2名がどちらも“正義”の追求者であった点も好感が得られた。
ただ……構成というか、作品全体としては不満アリ。
●状況説明9割+物語1割、な内容。
……壮大なスケールでの“情報室立ち上げまでの流れ”と“事件の背景”を追うだけで紙面の8割以上を割き、小説というよりはノンフィクションや報告書を読んでいるかのような感覚だった。
……会話文を全て足しても20ページ分ぐらいしか無いんじゃないか?と思うほど(笑)。
●人名多すぎ。
……1~2度しか登場し -
Posted by ブクログ
青山望が中心となりながら、同期の活躍も目立つ。
大和田、藤中、龍たちの 連繋で 『悪』を追い詰める。
2011年9月2日の作品で、舞台は民主党が政権をとった時期となる。
政界汚職のほうが2012年3月9日 なので 後の作品になる。
どうも 黒田警視と青山警視が だぶって 来る。
同じようなキャラクターであるが、・・・
青山望は チャンスに恵まれている。
ネットワークのよさが なんともいえない魅力。
福岡で 財務大臣が目の前で刺殺される。
その犯人は 完全黙秘を貫く。
青山望は 完全黙秘だった 蒲田1号 の情報から、
顔の整形、そして 指紋さえも 整形してしまうことに、興味を持つ。
そしてその