ウンベルト・エーコのレビュー一覧

  • もうすぐ絶滅するという紙の書物について

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    ネタバレ

    フランスとイタリアの「老練愛書家」2人よる対談。タイトルからみて、紙の書物は絶滅するのか?という問題意識で手に取りましたが、それに関しての2人の答えは一貫していて、それよりも、ありとあらゆる情報が入手可能になった現代、私たちはどう情報と向き合ったらいいのか、本質的な示唆に富んだ視点が盛りだくさんで学びが多かったです。

    ・これから求められるのは、考えをまとめて結論を導く技術、真偽を確かめられない情報をチェックする方法
    ・書くという行為は常に危険を伴ってきたし、今でも変わらない
    ・過去がそのままの姿で我々のもとに届くということはまずない
    ・我々自身が情報提供者になり、善意で悪気なしに情報をねつ造

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    2012年05月29日
  • 薔薇の名前[完全版] 下

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    大作でした。やはりキリスト教世界特有の説明やシナリオについて行くのが難しくて、作品は素晴らしいと思うのですが疲れてしまいました。
    まだ自分には早かったのかもしれないなと正直な感想で言うと思いました。

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    2026年04月12日
  • 薔薇の名前[完全版] 上

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    キリスト教世界に普段触れていない身からするとそれに関する説明やシナリオが正直難しかったです。
    作品を読んで情景を頭に想像しようとして、限界が来ました笑

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    2026年04月12日
  • バウドリーノ 上

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    聖遺物をめぐるでっち上げの過程。えてして聖なる物や宗教の成立は、このようなものなのかもしれない。これは、政治権力を強化するための歴史をミクロから追った物。日本の天皇制も似たようなものか。仏教の大乗経典や偽書の成立過程も似ている。ただ気になるのが、この物語ではバウドリーノという個人に歴史を寄せていること。個人なのか集団なのか。先師にこと寄せた個人なのか。

    話しは退屈。地名が分からないことも一因か。

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    2026年04月08日
  • ヌメロ・ゼロ

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    まさに構成の妙。中盤読み飛ばしたくなるほどの冗長さから急展開、そしてストンと落とし余韻を残しつつ終わってゆく、序破急がよく分かる。映像で見ても面白いだろう。

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    2025年11月02日
  • ウンベルト・エーコの文体練習[完全版]

    A

    購入済み

    難しかった

    いくつか解りやすいものもあったけれど
    ほとんど分からなかった、
    これがエーコだといえばそうなのかもしれないけど。
    ともかく、これから読む人は心して取り掛かってください。

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    2023年06月25日
  • プラハの墓地

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    長らく積読していたが、ようやく読み終えた。疲れた。
    エーコは、「フーコーの振子」でも陰謀論や狂信者を扱っていたし、「パウドリーノ」では天才的嘘つきを描いていたのだが、ここでは陰謀論の大博覧会の影の主人公を作り上げる。欧州近現代史の大事件の数々が一人の陰気な捏造家によってお膳立てされていたという具合。
    「パウドリーノ」も、フリードリヒバルバロッサは死ぬわ、コンスタンチノープルは陥落するわ、司祭ヨハネの国を目指して大旅行するわ、アサシンは出るわ、何でもありなんだが、読んで楽しく笑える話だった。
    こっちは、ずっとどんよりした冬の空の下にいる感じで、気分が晴れるところがない。登場する陰謀論が、いまだに

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    2023年04月05日
  • バウドリーノ 上

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    中世の怪物大集合なところは楽しいけど、キリスト教の解釈論的な話が多い上に長い。つらい。

    景教とユダヤ教がどういうものか、今まで読んだ説明の中で一番分かりやすく説明してくれたかもしれない。

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    2022年04月02日
  • ウンベルト・エーコの世界文明講義

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    期待していたのは「文明」の説明だった。でも、テーマに沿った講義録だった。これは自分の視点が違っていたということであり、本の価値を少しもさげるものではない。でも難しい。

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    2021年05月01日
  • もうすぐ絶滅するという紙の書物について

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    なんせ、朝の通勤の時しか、それも山手線に乗って池袋から恵比寿の間の時間でしか読んでなかったもんだから、えらい時間がかかってしまった…

    にしても読んでる人は読んでるというか、この二人は、とにかく蔵書の数が万単位だというから、本当に世界は広い。でもやはりというか、もちろん全部に目を通しているわけではないし、もう死ぬまで読まなくてもいいと思っている本だってあると聞いて、結構共感できたな。ま、全然格が違うんだけど。

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    2021年02月12日
  • ヌメロ・ゼロ

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    小説の出来としては、素朴すぎて今一つ。メディアと権力についての論考としても目新しくはない。ただ、イタリアでは、自国の戦後史について、このようなことが語られているのか、と興味はわいた。

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    2020年08月05日
  • ウンベルト・エーコの世界文明講義

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    頑張って読みましたと言っても字面追っただけに近しい。的確で実直な言葉。2016年没だったので、わりと最近の事に言及していて面白かった。陰謀論、ブリジットバルドーからモニカベルッチまで。

    オスカーワイルド「ドリアングレイの肖像」のアフォリズム。
    ディアボリック(イタリアの人気漫画)。
    ヌミノーゼ 人を戦慄させ、かつ魅惑する神秘。
    ラツィンガーの著書。
    善悪の知識の樹。

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    2019年08月21日
  • もうすぐ絶滅するという紙の書物について

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    ネタバレ

    綺麗な本です。買わされます(笑)

    電子書籍より紙の本がいいよ!という本ではなく。
    書物はどんな風に扱われてきたのかということを、延々話し合っております。

    その中で、データの儚さ、味気なさに言及しているのですが、私が小さい頃に愛用していたMDって、CDの次にやってきた媒体だったのに、ほんと滅びてしまいましたよね。
    紙は、少なくとも紙以上にはならない(だろう)から、難点はあるけれど、何かに取り変わられる怖さはないのかもしれない。
    一方、データや入力方式については、まだまだ新しくなってゆく。

    それは紙にとっては脅威だ!とは思わなくて、紙に出来なかったことを、どう補うんだろうという、期待もあるの

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    2019年08月14日
  • プラハの墓地

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    1週間位かけて読みました。当初は全然内容が頭に入ってこないし、時間をかけても全くページが進まないことに驚愕。勉強してから再度読み直したところ、ぐいぐい入ってきました。後ろに年表があるのですが、1897年からのイタリアを主軸としたヨーロッパの歴史を読みやすく小説の形にした模様です。主人公以外全て実在の人間っていうのもすごい。よく調べて肉付けできたな。挿し絵も沢山載っていて私物だそうです。内容はユダヤ人陰謀説です。そもそも今のユダヤ人って、昔のユダヤ人と人種違うんですよね?昔はもっとアジア人ぽかったらしい。

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    2019年02月03日
  • もうすぐ絶滅するという紙の書物について

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    2人の愛書家エーコとカリエールの本に纏わる対談本です。特筆すべきは2人の引き出しの多さで、書籍、物語、あるいは情報について、自分が気づいていなかった視点からの見方が知れたのが有意義でした。

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    2019年01月03日
  • もうすぐ絶滅するという紙の書物について

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    ●書物はできた当初からすでに完成されたもの。それに比べ新しいメディアは進化の途上であり、使い方をマスターしなければならない上に、すぐにより新しいものができて、またマスターし直す必要がある。その点が、紙の書物の優位点である。

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    2018年10月22日
  • もうすぐ絶滅するという紙の書物について

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    ウンベルト・エーコとジャン=クロード・カリエールによる書物をめぐる対談。
    現在に至るまでにどれほど多くの書物が消えてなくなっていったのかという指摘は新鮮だった。
    現在出版されている本も、どれだけの書物が後世に残っていくのだろうか。そんな視点で現在の出版物を読んでいくというのも、なかなかおもしろいと思う。

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    2016年12月21日
  • プラハの墓地

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    ネタバレ

    かなり時間と労力を費やしたが何とか読破。
    ヨーロッパ近代史についてほぼ無知だったので、耳にしたことのある人名や事柄を調べたりしながら読み進めていった。
    ミステリーやスパイ小説の要素もあり、差別・宗教・政治・陰謀etc…。密度と知識の深さがすごい!
    教科書では味わえない歴史のうねりが感じられる作品。
    「主人公のシモニーニ以外は実在の人物」という事実が、
    ある意味一番恐ろしい。
    もう少し読書力をアップさせてから再挑戦してみたい。

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    2017年01月15日
  • プラハの墓地

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    私には難しすぎて正直苦行だったけど(主要なヨーロッパ史が頭に入ってないとあかんなと),読んでよかったと思う。

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    2016年10月04日
  • プラハの墓地

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    エーコでなければその差別表現に物言いがついたかもしれないとも思う、偽書成立のメタストーリー。密度の高さ、知の海の深さに置いてけぼりにされながら、何とかすじだけでも、と追いすがる読書。

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    2016年07月12日