【感想・ネタバレ】薔薇の名前[完全版] 上のレビュー

あらすじ

これは、中世の老修道士アドソが、見習修道士時代の体験を回顧して綴った手記である。そこに記されていたのは、彼が訪れた、北イタリアの修道院で起きた連続殺人事件の顛末だった。アドソが付き従っていたのは、理知的て論理的で誰もが驚嘆する推理力の持ち主であるイギリス人修道士、バスカヴィルのウィリアム。彼とともにアドソは、修道院の誇る、迷宮構造を持つ謎めいた文書館に足を踏み入れることになる。本書は、初版刊行以来、エーコ自身が加えてきた数々の訂正、削除等をすべて反映したものになっており、巻頭には、そうした修正について、2012年版に作者自身が寄せた付記も収めた。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

老修道士アドソが、見習い時代の体験を回顧して綴った手記。
イギリス人修道士バスカヴィルのウィリアムと共に北イタリアの修道院を訪れたアドソ。ウィリアムはフランシスコ派と教皇庁との論争解決の為に修道院を訪れたが、修道院長から修道院の文書庫で働く若い修道士の死の調査を依頼される。調査を始めるウィリアムだが、殺人事件が…。

映画でみたいイメージが強くウィリアムはショーン・コネリーが浮かんでくる。アヴィニョンの教皇庁、異端審問など中世の暗く重い雰囲気やフランシスコ派など各宗派の話など色々読み応えがあって良い。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

1980年にイタリアで発売され、各国でベストセラーになった本書。1986年にはショーン•コネリー主演で映画化された(こちらは私も見た)。日本版刊行は1990年。著者は記号論学者。難解。でも面白くて、二週間ほどかけてじっくりと読みました。
本書は著者の構想メモなども追加収録した『完全版』で、読みでがあります。

北イタリアの修道院を訪れたウィリアム修道士とその弟子アドソ。ウィリアムは、数日前に起きた修道士の死について調べてほしいと修院長から依頼を受ける。閉ざされた修道院で起きた不可解な死。しかし、事件はそれだけでは終わらず…。
中世のイタリアを舞台にしたミステリーを縦糸にして、物語は修道院をめぐる大いなる謎に踏み込んでいきます。

謎に挑む修道士ウィリアムはイギリス人で“バスカヴィル家”出身。彼に同行し、後にこの手記を書く見習修道士の名はアドソ(ワトソン?)と、ミステリー仕立てですが、話はそう簡単にはいきません。面白い!

【余談】
読み通してみてよくわかった。映画版は非常に上手く物語のエッセンスを伝えていたんですね。映像化にあたっての時代考証も実に的確でした。本当に中世の修道院そのものの中で撮ったような見事さでした。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

知の巨人と謳われたウンベルトエーコの本を始めて読みました。
難解というか、日本人にはあまりキリスト教が広まってないのもあり、読み辛い部分も正直ありましたが、中世イタリアの修道院で起こる連続殺人事件…ミステリ好きにはたまらない設定です。
探偵役にはウィリアム修道士と、その見習い弟子アドソ!
薔薇の名前は昔映画になったそうで、ウィリアムはショーンコネリーが演じています。
読む時ウィリアムが出てきたら、頭の中にショーンコネリーが話していると想像して読み進めると、もっと楽しめるでしょう。
下巻に期待です。
がんばれアドソ!負けるなアドソ!

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2026年02月06日

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