河合莞爾のレビュー一覧

  • デッドマン

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    ネタバレ

    おもしろかった!

    死体から人間を作れるはずないとわかっていても、もしかして…と思ってしまった。
    捜査する4人もそれぞれタイプが違ってよかった★
    男の人が1つのことに向かってがんばってるのってかっこいい!
    元刑事さんは切ないなあ…。

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    2018年06月23日
  • 粗忽長屋の殺人(ひとごろし)

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    河合莞爾『粗忽長屋の殺人』光文社文庫。

    古典落語と安楽椅子探偵の活躍するミステリーとが見事に融合した笑いあり、涙ありの非常に面白い連作短編集。落語の如く『口上』から始まり、『短命の理由』『寝床の秘密』『粗忽長屋の殺人』『高尾太夫は三度死ぬ』と、古典落語をベースにしたミステリー短編四編が描かれる。

    いずれの短編も元になった古典落語の粗筋紹介があり、その後で本編が始まるという懇切丁寧な構成になっている。そして、探偵役を務めるのは大家でもあるご隠居さんの幸兵衛で、その手下となるのが熊五郎と八五郎というのがパターンのようだ。

    河合莞爾というと『デッドマン』から始まる一風変わった警察小説シリーズが

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    2017年10月22日
  • デッドマン

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    ネタバレ

    評価は5

    内容(ブックデーターより)
    頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。捜査が混乱を極める中、ある日本部に1通のメールが届く。僕は継ぎ合わされた死体から蘇った死人です。僕たちを殺した犯人を見つけてください―。鏑木警部補率いるクセ者揃いの特捜班が前代未聞の謎に挑む。度肝を抜く結末が待ち構える警察小説新次元!横溝正史ミステリ大賞受賞作、待望の文庫化。

    刑事達の個性表現に今ひとつキレが無かったのが残念だったが、個人的に話は面白かった。

    しかし内閣官房長官…こんな人が生き延びて良い思いしてるって、許せない気持ちになった。

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    2017年10月17日
  • デッドマン

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    文体が独特で、内容もやたらハードボイルド、設定は奇想天外で面白かったです!
    リアルすぎて退屈な小説よりもずっといいと思います。出て来る登場人物の個性も世代による違いなどもきちんと描かれているので映像が頭の中で展開する感じで、どんどん読み進めることができました。
    他の作品ももっとたくさん読んでみたい著者です!

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    2016年11月03日
  • デッドマン

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    ネタバレ

    久々の個人的スマッシュヒットで一気読み。あとがきにあるように、作者はまさに活字のイリュージョニストと思いました。

    事件の猟奇性、そしてバラバラ死体から一人の人間を作るという奇抜さ。まずこれらの点に興味を惹かれました。終盤、そのトリックはおよそ予想できるようになりますが、最後まで「読む」モチベーションを維持するには十分な要素。

    他にも高坂の正体は?デッドマンの時代錯誤感はなぜ?現職の官房長官が何に関わってるのか?など、終止ダレることない展開は最高。

    そして何より登場人物が個性的でとても良いと思います。

    まちがってシリーズ3作目になる(と思われる)「ダンデライオン」を先に読んでしまったので

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    2016年08月28日
  • ダンデライオン

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    鏑木警部補チームの3弾目。
    今回は 姫野の 過去に焦点が すえられていく。
    そして、より洗練されていく警察小説。
    主眼は 警察ではなく その事件のもつ物語性を語ろうとする。
    河合莞爾の優れた手法は 時系列を 巧みに 操って、
    過去の事件を浮かび上がらせ、現在の事件とともに、
    解明する。
    今回は 姫野の父親の殺害、牧場での空飛ぶ死体、
    屋上での開放密室ヤキトリ事件の三つが重なる。

    『空飛ぶ少女』の童話の導入。
    宮崎駿の 空から堕ちてくる少女 とリンクするが、
    その童話は、幸福には 満ちていない。
    三つの作品を見ても、解決することで、
    幸せになるかと言うと そうではない 苦みがある。

    たんぽぽ

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    2016年08月21日
  • デッドマン

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    初読みの作家さんでしたが、文句なしの大好きな作家さんになりました。本の感想?最高です。おススメします。
    あらすじ(背表紙より)
    頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。捜査が混乱を極める中、ある日本部に1通のメールが届く。僕は継ぎ合わされた死体から蘇った死人です。僕たちを殺した犯人を見つけてください―。鏑木警部補率いるクセ者揃いの特捜班が前代未聞の謎に挑む。度肝を抜く結末が待ち構える警察小説新次元!横溝正史ミステリ大賞受賞作、待望の文庫化。

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    2016年08月20日
  • ダンデライオン

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    奇妙な事件ばかりを描いた警察小説シリーズの第3弾。シリーズを重ねる度に確実に面白くなっている。それだけに次は一体どうするんだろうというお節介な不安も…

    過去と現在とを交互に描きながら、全く違和感の無いテンポ良く展開するストーリー、全ての謎が綺麗に回収されていく心地良さと魅力的な登場人物。見事と言うしかない。

    東京の山間部の廃牧場のサイロで見付かった16年前に失踪した女子大生の変死体。さらには汐留の高層ホテルの屋上で起きた議員秘書の焼死事件。警視庁捜査一課の鏑木班が二つの変死事件の謎に迫る。

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    2016年08月01日
  • デッドマン

    購入済み

    想像もつかない展開でした

    最初は変な本買っちゃったなあと思いながら読んでいたのですが、途中から思ってもみなかった展開となり、読む手が止まりませんでした。シリーズ化しているようですが、次作は今回のおもしろさを保ったものになっているのでしょうか?もし次作も傑作なら、すばらしいシリーズに出会えたことになりそうです。

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    2014年09月08日
  • 共謀捜査I 桜は闇に咲く ~警視庁生活安全部・真白春花~

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    久しぶりの河合さんでしたが、久しぶりで最新作だったんで島荘チックさはなかったけど、普通に面白い。

    3069冊
    今年297冊目

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    2025年11月22日
  • 共謀捜査I 桜は闇に咲く ~警視庁生活安全部・真白春花~

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    警視庁生活安全部に所属する真白春花が主人公の警察小説。春花のキャラがステレオタイプで好きではないが、設定が面白くて一気に読んだ。
    付き纏い被害の相談で訪れた新宿2丁目のバーで発生した事件を巡り、1番関わってはならない反社と情報交換しながら、利権争いの黒幕と裏切りの刑事の悪を炙り出す。痛快だった。

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    2025年09月29日
  • 共謀捜査II 天使は夜に舞う ~警視庁生活安全部・真白春花~

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    河合莞爾『共謀捜査II 天使は夜に舞う 〜警視庁生活安全部・真白春花〜』角川文庫

    2ヶ月連続刊行の警察小説シリーズの第2弾。書き下ろし。

    今回は『匿名・流動型犯罪グループ』、所謂トクリュウと呼ばれる犯罪グループによる強盗事件、パパ活、トー横キッズや大久保公園の立ちんぼといった現代の日本社会の病巣を背景に描かれた異色の警察小説となっている。

    そして、今回もまた、女性警察官と歌舞伎町の裏社会で生きる元暴力団員がタッグを組み、弱者を食い物にする悪者と闘うのだ。

    前作ほどハードではなかったが、面白かった。


    都内で高齢者をターゲットにしたトクリュウによる連続強盗殺人事件が発生し、捜査一課の仰

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    2025年08月29日
  • 共謀捜査I 桜は闇に咲く ~警視庁生活安全部・真白春花~

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    待望の作者久々の警察シリーズ!
    警視庁生活安全課の子ども・女性安全対策係、通称さくらポリスに所属する真白春花。
    新宿二丁目に店を構えるカンナの付きまとい相談を受けるうちに、カンナと親しくなる。
    そんな中、カンナとも親しい同じビルでお店を営業しているルイが転落死する。
    その後、カンナも飛び降り自殺で亡くなり、その死に違和感を覚える春花は警察官では決してあってはならない元暴力団の黒主たちと手を組むことに…
    6年前に指導係だった先輩刑事が同じ新宿二丁目で亡くなってることから、春花は二丁目をめぐる利権争いの裏側に次第にのめり込んでいく。
    警察物ではあるが、ほとんど刑事の登場はなく、いつもながら作者の背

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    2025年08月23日
  • ジャンヌ ―Jeanne,the Bystander

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    ロボット三原則の行き着くところ。
    アシモフもこの思想にはびっくりしただろうな。
    現実のAIも学べば実際にこんな回答するかもしれないし、しないかもしれない。未来は分からない。

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    2024年11月10日
  • ダンデライオン

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    読みやすく、サクサク読めて続きが気になったので、おもしろかった。しかし最後のオチに関しては「それで長年過ごすのはいくらなんでも無理があるでしょ」と思う。あと、私の頭が悪すぎてトリックがなんとなく、こうなんだろうな…くらいしかわかりませんでした。

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    2024年10月14日
  • かばい屋弁之助吟味控

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    江戸時代、武士をやめ商人になった弁之助が冤罪の罪人を命をかけて庇い助ける話。
    今でいう、探偵、弁護士なんでもござれの活躍で濡れ義務を晴らします。
    とても気持ちの良い主人公とその仲間たちです。

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    2024年09月19日
  • かばい屋弁之助吟味控

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    面白い、面白かった。家事全てを忘れて一気読み。デッドマンやジャンヌがとてつもなく面白かったので追っていた作家さん。江戸時代に由緒ある武家から町人になり、手習の先生としていたが、冤罪で死と隣合わせの若者を救う、と言う話だが、ミステリー性は低いが、読ませてくれる。シリーズっぽいから次作も楽しみ。

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    2024年07月24日
  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    超能力者の犯罪を現行の捜査や裁判をもって証明し有罪にさせるためにどんどん展開していくので、続きが気になりながら一気に読めてしまいました。

    トウさんとイチの掛け合いや、元警察官の監察医や上司の巌田課長の理解のよさ、などキャラも読みやすかったです。

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    2023年08月19日
  • デッドマン

    ネタバレ 購入済み

    面白い。

    デッドマンの正体が死者蘇生で蘇ったオカルト的存在だと思ってたのが、まんまと騙されました。
    次回作も出てるので近いうちに買うつもりです。

    #ドキドキハラハラ #アツい #感動する

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    2023年07月26日
  • カンブリアⅢ 無化の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    途中、ウソだろと嘆きたくなったが何か裏があるに違いないといろいろ考えさせられて、楽しませてもらった。

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    2023年06月21日