河合莞爾のレビュー一覧

  • ドラゴンフライ

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    ダム建設に揺れる飛龍村。
    ダム建設会社と村長の怪しい繋がり等が噂される。
    そんな中に起きた殺人事件は、飛龍村出身の男性の無惨な死体から始まる。
    その死体損壊の理由は?
    また、なぜその青年は殺されなくてはならなかったのか?
    人情派の鏑木チームが始動する。
    今回も悲しい結末が…

    2022.10.20

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    2022年10月20日
  • デッドマン

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    頭部がない、胴体がない、そして腕と足のない遺体がそれぞれ順に見つかる。
    犯人は同一犯と見られるが、それぞれの部位を切り取っていく意図がわからない。
    捜査は難航する。
    そんな中、捜査本部宛に謎のデッドマンからのメールが届く。
    事件の被害者たちの遺体から出来ているというデッドマンは、警察に犯人を捕まえてくれと訴えている。
    一体どうなっているのか?
    謎は深まる。
    そして、この事件の深い部分が明らかになっていく。

    2022.9.16

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    2022年09月16日
  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    賃貸住宅で死亡した若い女性。急性心臓死と思われたが、過去にも同じ部屋で女性の突然死があったことがわかり、担当刑事は疑問を持つ。そして刑事はある青年と出会うことで《能力》者の存在を知り‥
    いわゆる超能力者の犯罪を警察や司法が扱うことができるのかという話で、面白かったが少々展開が安易というか都合よく進みすぎのような気はする。主人公やサブキャラにも好感が持てるので次巻も読んでみたい。

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    2021年10月14日
  • デビル・イン・ヘブン

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    「スノウ・エンジェル」を読もうとして、発行日としてはこちらが前作なので先にこちらを読みました。ただ「スノウ・エンジェル」はこの作品の前日譚のようなので、読む順番は特に関係なかったかもしれません。あとこの作品で神西さんに興味を持てなかったので、このまま続けて読もうか悩んでます。

    個人的に母校がプロテスタント系の学校だったので、校長先生もしくは牧師先生の話がつまらないときに手元の聖書を読んでいた記憶がよみがえりました。
    あと諏訪さんに好感はもてたけれど、ご家族の扱いが体よく感じてしまったのがちょっと残念でした。私だけかもしれませんけど。

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    2021年08月04日
  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    超能力で人殺しをした犯人を起訴して法廷で裁くことができるのか。面白い観点で描かれた警察小説だ。捜査をする尾島警部補や関谷巡査はなかなか個性があって好感が持てるが、いかにも展開が安易すぎるかもしれない。超能力なんてなかなか信じられないと思うが、関わる解剖医や検察官、裁判官が簡単に納得しているような感じ。超能力を持つ者はひょっとした新人類かもしれないということで、カンブリア爆発にちなんで題がつけられている。

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    2021年06月12日
  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

    購入済み

    超能力者vs刑事

    超常現象でもない限り成立しない犯罪にであった時、刑事はどう動くのか?

    非現実的な題材にもかかわらず、それをどうやって司法でさばくのか、逮捕・送検・立憲。
    現実と折り合いをつけながらも諦めない刑事の姿勢についつい応援したくなる。

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    2020年07月02日
  • デッドマン

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    頭部、胴体、手足一本づつをそれぞれ持ち去られた死体がつぎつぎと見つかる。昼行燈の鏑木刑事補、口うるさくて粘り強い玉木警部補、刑事オタクの姫野巡査、科警研から出向してきた澤田の4人が中心となり犯人を追っていくが、捜査は困難を極める。すると、何人もの人間の体の一部をつなぎ合わせて生まれたというデッドマンからメールが届く。
    よくプロットを考えて書いているが、無理やり感が無いとは言えない。4人の刑事たちも個性があって面白いのだがもう一息というところか。次作に期待したい。

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    2020年04月27日
  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    河合莞爾『カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係』中公文庫。

    数々の不可思議面白ミステリーを執筆している河合莞爾らしい奇抜な設定の警察小説である。何しろ異常な殺人犯が超能力の持ち主で、その超能力を使って殺人を犯すのだから全く結末が見えてこないのだ。

    そして、主人公の堅物の尾島警部補と関谷巡査のコンビが刑事の勘と執念の捜査で殺人犯の正体を暴くのだが、果たして超能力者を罪に問えるのかというのが本作の読みどころとなる。

    三鷹の賃貸住宅で若い女性が急性心臓死で死体となって発見される。以前にも同じ部屋で若い女性が突然死していることを突き止めた尾島警部補と閖谷巡査は1階に住む大家の水田が怪し

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    2021年06月27日
  • 燃える水

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    78エネルギー資源についての着想が面白かった。おはなしの進め方としては、社会派硬派な部分もあり、家庭内の会話はコメディーであったりと、ちょっとあっちこちに向いてましたね。池井戸氏とは異なるアプローチで面白かったですよ。

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    2019年06月27日
  • 燃える水

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    「水が燃える」という一見非現実的な事象を科学的に証明する、所謂ガリレオ的なミステリを読む前は勝手に想像にしていたんだけど、、、ちょっと違ってたかな(^^;) 
    大手電機メーカーをリストラされた主人公が今度は中小企業の人事課に採用され、逆にリストラする側になるという、リーマン小説的な雰囲気が特に前半は強い。まぁ、それはそれで面白くて一気に読み進められたし、後半は打って変わって謎解き展開が畳みかけられる上にどんでん返し的なところもあって面白く読めたけど、ちょっと急展開すぎる、、、。主人公のキャラが途中で激変して、面食らってしまった。

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    2018年11月11日
  • 燃える水

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    前半は大手電機メーカーに勤めていた主人公がリストラされ、ハローワークを経て中小企業の人事課長に再就職する過程が丁寧に描かれています。
    後半はコンゲーム的な展開になり、思わず一気読み。クライマックスのどんでん返しは大仕掛けではないものの、さり気ない伏線の張り方や希望を持たせる結末は好印象。ミステリー要素を含んだ痛快なサラリーマン小説だと思います。

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    2018年07月12日
  • ドラゴンフライ

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    前作「デッドマン」に続くシリーズ二弾。東京多摩川の変死事件を追う鏑木特捜班は群馬県のダム建設と伝説の大型トンボに事件との繋がりを見出すが―。冒頭から投入される数々の謎は前作以上のスケールを保ちながら展開され、鏑木班のキャラクターは前作同様悪くないし、様々な要素を詰め込んだのに上手くまとまっている。しかし、それ故に全体的に散漫な印象が否めない。展開も前作同様漫画チックで、最後駆け足なのも配分のバランス不足に思える。しかし、どうして小説家は金持ちで美形で頭脳明晰な警察官というキャラクターが好きなのだろうか…?

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    2018年06月20日
  • デッドマン

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    キャラクター設定も含めて非常に漫画チックだった。ただ、デッドマンのトリックは文章でないと描けない。そういう意味では何だか不思議な作品。

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    2018年06月20日
  • 燃える水

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    正直なところ、「池井戸潤のパクリ?」と思うほど、ストーリー構成に既視感たっぷり。
    大手電機メーカーの庶務課で働く平原は、ある日突然退職勧奨を受ける。退職した平原はハローワークで紹介された人事課長として、零細企業に転職するが、そこで待ち受けていたのは、「経営再生」と言う名のリストラ係&事故死した技術者の労災交渉係。
    ここまで読むと、本当に池井戸作品かと思う。
    しかし、この平原。ことなかれ主義で生きて来たと前半でたっぷり主張しておきながら、何故か転職先で謎のやる気を発揮し、会社が本当は何を隠したいのか?何を求めているか?を炙り出し、経営者にアドバイスまでしてしまうのである。
    うーん、人物設定にかな

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    2018年06月17日
  • スノウ・エンジェル

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    この作品は、前作の「デビル・イン・ヘブン」とセットになっており、こっちの方が前日談だという。

    神西明は元刑事。刑事時代、弁護士夫婦の事故死に疑問を持ち、相棒の松原とともに捜査を続けていた。

    だが、敵の罠にはまり相棒を殺され、その場で犯人5人を射殺し逃亡した。

    さらに首謀者を探し出し、相棒の仇をとろうと逃亡生活を続けるが、心は折れ、絶望の中で、ただ生きているだけ。

    そんなとき、神西の前に、かつての上司が姿をあらわし、厚生労働省の麻取である水月笙子を紹介する。

    水月は、新種の合成ドラッグ「スノウ・エンジェル」の撲滅に命をかけていた。

    結末のモヤっとしたものは、「デビル・イン・ヘブン」で

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    2017年11月28日
  • スノウ・エンジェル

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    はじめての作家さん。
    出版社勤務ってすごいな…。

    本の方は、タイトルから想像してたものとは全く別物で、けっこうハードボイルド。
    けっして面白くないわけではないのですが、でも、なんだか読むのにすごく時間がかかってしまいました。

    いろいろ謎が残ったままなのですが、他の作品を読めば結末にたどり着けるのでしょうか?

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    2017年11月23日
  • デッドマン

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     インパクトが強い表紙が素敵であること、そして第32回(2012年度)横溝正史ミステリ大賞受賞作なので更に加点が付き読んでみた。殺人行為は過激で、グロ路線かと期待したのだが文章からは嫌悪感は感じない。現実感がなければ、怖さが伝わらず。謎解きにいたっては、殺人動機は理解できるとして・・・

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    2017年09月05日
  • デッドマン

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    怖かったぁ〜
    6人を殺して1人のパーツを足していくと一人の人間に。頭、左右の手、左右の足。。全部で6つ。

    奇妙な殺人事件の意味するところは??

    途中、話が飛躍してすこし辻褄があって無いような気もしたけど、話としては面白かった!

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    2017年06月27日
  • スノウ・エンジェル

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    鏑木班シリーズはもちろん好きだけど、それ以上に好きな「デビル・イン・ヘブン」の続編と信じて、楽しみに読んだが、実際には前日譚。前作でとりあげたカジノ法と同時に進んでいた合成ドラッグを巡る話で、今回の舞台は2015年。コメントにも書いたが、前作が発表された2013年の段階で、2025年ぐらいの近未来を描いており、それが少し無理があると感じていたが、その辺の補足も含まれる。
    今作のメインは、危険ドラッグを服用したと思われる人間たちによる、複数の人たちが事件に巻き込まれ、亡くなると言う凶悪犯罪が増加。その陰に「スノウ・エンジェル」と呼ばれる危険ドラッグを売りさばいている犯罪組織があると感じ取った麻薬

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    2017年06月24日
  • デッドマン

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    ネタバレ

    全体的には可もなく不可もなくくらいの印象なんですが、この手の復讐話ってどうも苦手で・・・結局のところかなりひどい目にあってるわけですが、倫理とかそういうものに配慮してのことなのかわかりませんが、復讐を綺麗に遂げる結末ってほとんどみたことがないんですよ。往々にして追いかける警察側とかでも「俺だってあんな畜生殺してやりたいさ!でも・・」みたいなね。それこそ「倍返し」じゃないですけどB級スプラッターなみのめちゃくちゃひどい目にあわせてああすっきり!みたいなのがたまにはあってもいいんじゃないかと思ってみたり。これであいつも社会的には抹殺されたみたいなふわっとした感じじゃなくて。
    この本だって、計画の流

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    2017年05月19日