河合莞爾のレビュー一覧

  • 豪球復活

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    これは面白いぞ。記憶をなくした天才ピッチャーがかつての仲間であるキャッチャーとタッグを組んで復活を目指す。それに加えて消えるボールというフレーズと人を殺した、という文言も登場する。この展開がもうワクワクするが作品に沿ったハードボイルドな読み口が絶妙にあって物語に色を付けてくれる。ミステリー的には気になる面もあるしオチも予想外すぎてアレなのだが野球好きを楽しませようとする小ネタが随所に挿まれていてエンタメとしては最高に楽しい。後、半ばに出て来る投球理論は一読の価値あり。正しいかどうかは別として新しい側面だ。

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    2023年05月30日
  • カンブリアⅢ 無化の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    シリーズ3作目。超能力の犯罪者との対決をどの様に処理するのかとハラハラしながら読んだ。
    常識ではあり得ない様な突飛な出来事も、緻密な人間関係とか綿密な捜査の仕方などでかなりリアル感溢れる内容になっている。終盤は驚きの連続。エピローグ②にも新たな犯罪の予感にゾッとした。

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    2023年05月19日
  • ダンデライオン

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    シリーズ3作目。東京西部の村で放置されたサイロから発見された女性の遺体はまるで空を飛んでいるようだった。ホテルの屋上で議員秘書の焼死体。公安まで出張って来た。

    荒唐無稽なのに読ませる。面白かった。

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    2023年05月06日
  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    アパート2 階で女性が密室で死んだ。病死かと思われたが、階下に怪しい男が住んでいた。超常現象的殺人事件か?

    詳しいネタは明かさないけれど、いわゆるスーパーパワーを持つ者が殺人を行ったとして、どうすれば起訴できるのかを丁寧に描いてる。面白かった。

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    2023年04月28日
  • ドラゴンフライ

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    河川敷で内臓が抜き取られた遺体。身につけていたネックレスから、もうすぐダムに沈む町へたどり着く。盲目の娘は20年前に両親を殺されていた。トンボをキーワードに巡るミステリー。

    警視庁鏑木班シリーズ第二作。なぜ内臓が抜かれたのか、巨大トンボの謎、死んだはずの者からかかってくる電話。数々の謎が鮮やかに解かれる。面白かった。

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    2023年04月04日
  • 豪球復活

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    ネタバレ

    野球素人だけど野球理論が豊富で面白かった。謎解き要素もあったけど、あまりシックリいかない結末で残念。でも、もう一度、じっくり読みたい本ではあった。

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    2023年02月26日
  • デッドマン

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    連続殺人事件発生。男性の頭部を切除し残りを放置、あるいは胴体を切除し残りを放置、足、腕・・・(島田荘司の「占星術殺人事件」を思い出す)警視庁鏑木警部補はこの謎を解けるか?

    めちゃくちゃ面白かった。「豪球復活」が面白かったので、過去作を漁ってみたら、傑作に出会った。

    トンデモないアイデア+キャラクター+文章の巧さすべてがキレッキレだった。

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    2023年02月19日
  • デッドマン

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    「ドラゴンフライ」「デビル・イン・ヘブン」の河合さんのデビュー作。身体の一部が切り取られた猟奇死体が次々と発見された。警察が事件を追う中、死体から蘇ったという男からメールが届く。 なかなか面白かった。

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    2023年02月18日
  • ダンデライオン

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    気になってたカレの過去も明らかになり、シリーズに一区切りついた感じ?今回もまったく予想できない仕掛けで楽しませてもらった。

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    2023年01月10日
  • ジャンヌ ―Jeanne,the Bystander

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    人型ロボットは未来の象徴!
    21世紀も23年目を迎え、車の自動運転は目前で、化石燃料からの脱却や、遺伝子治療や遺伝子改良の技術も日進月歩の如く着実に前に向かって進んでいる!
    しかし、コロナやAIDSと癌などは克服できず、第二次世界大戦以降の冷戦は平和と民主主義を守ると称して民主主義の押し付けを勧めながら戦争を進めている!
    色んな国の軍事予算が科学技術の発展に使えたら、地球の温暖化への解決策や、来るべき食糧水不足に何らかの打開策が打てるのではと思ってしまう・・・


    本作品は2060年代の人口減少に歯止めがかからない日本が舞台となっており、人口減少の打開策として産業用ロボットが産み出されていた!

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    2023年01月04日
  • 豪球復活

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    プロ野球大投手矢神は肘を故障し手術。成功したのに投げられなくなってしまった。そしてリハビリしてたLAで行方不明に。ブルペンキャッチャーの沢本がハワイで発見した時は記憶喪失に。日本球界に復帰できるのか。過去の殺人事件の真相は。

    ミステリーとしてはB級。途中でネタが分かってしまった。野球小説としては超A級。非常に面白かった。矢神が所属していたのは東京ティーレックスというチーム。金持ち球団でFAでどんどん選手をとってくる、選手は使い捨て、球団社長も監督も嫌な奴。私の大嫌いなあのチームしか思いつかない。きっと作者も大嫌いなのだろう。

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    2023年01月02日
  • デッドマン

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    想像を絶する長い年月をどんな思いで過ごしてきたかを思うと胸が痛い。フィクションではあるものの実際にあり得るかもと思えて切ない。

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    2022年12月23日
  • ダンデライオン

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    ダンデライオンはたんぽぽのこと。 16年前に失踪していた双子の1人が、空を飛ぶ死体で発見される事件。 読みやすく面白かった。

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    2022年08月08日
  • デッドマン

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    まさかまさかの展開。
    文字のまま読んでいると、完全に騙される。
    設定とゾワッとする感じは好みで
    すごく楽しく読んだのですが、
    種明かし方が何かちょっとな〜と、
    そんなにべらべらしゃべるかな?とか。笑
    でもとっても面白い作品でした。

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    2022年07月21日
  • デッドマン

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    河合莞爾さん初読み!
    表紙とあらすじに惹かれて、
    突如デッドマンを名乗る死体からのメール?とか。
    気になって一気にページ捲ってた
    序盤からの伏線、トリックなどなど
    全体的に上手だし面白い作品でした!

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    2021年09月25日
  • カンブリアⅡ 傀儡の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    シリーズ2作目。
    前作でコンビを組んだ尾島と閑谷が、改めて警視庁に設置された特殊八係に配属になり、現在の科学では証明出来ない「背理犯罪」に挑む。
    東京都知事選を控えたある日。候補者の一人が車の運転中に反対車線に飛び出し、トラックと正面衝突し、死亡する。
    その翌日。別の候補者が新宿駅前で演説中に暴走したタンクローリーに轢かれて、死亡する。
    自殺と事故と判断された2つの事件だったが、尾島と閑谷は捜査一課長の命令の元、「背理犯罪」の可能性があると考え、捜査を続ける。
    前作では、手を触れることなく、人間の内臓をつぶすことが出来る能力を持った人間が犯人だったが、今回の犯人は人間の体自体をハッキング出来る

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    2021年08月11日
  • カンブリアⅡ 傀儡の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    背理犯罪だけでもどうなるかと気をもたせているのに、事件が大きくなり過ぎて「これ上下巻あったっけ」と読み終えて呆然とした。

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    2021年07月31日
  • カンブリアⅡ 傀儡の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    この無敵の能力者とどう立ち向かうのか。多くの同様の物語と同じように最後は結局能力者同士の闘い、善と悪という構図になってしまうのか。次が楽しみだが、それまで話を覚えていられるだろうか。

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    2021年07月24日
  • カンブリアⅡ 傀儡の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    河合莞爾『カンブリアII 傀儡の章 警視庁「背理犯罪」捜査係』中公文庫。

    『カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係』の続編。文庫書き下ろし。

    前作の伏線と結末から間違いなく続編があると思っていたら、まさしくその通りだった。常識に反した能力を持つ人間による犯罪、背理犯罪を捜査する特殊八係に所属する尾島到と閑谷一大のコンビが再び奇妙な事件の謎を追う。

    またまた続きがあるようだ。というよりも後半に現職都知事とヤクザが共謀し、能力者を使った犯罪が暴かれるのかと期待したのだが、広げた風呂敷が回収されぬままに結末を迎えた。これは前作よりも酷いかな。

    都内の高速道路で対向車線にはみ出しトラッ

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    2021年06月28日
  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係

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    ネタバレ

    これからの展開次第になってしまう、作品評価は。不思議な力の小説内での登場を否定するつもりはない。しかし、それが面白いシリーズになるのかどうかというと、今は、やや不安になる。

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    2020年10月11日