河合莞爾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人型ロボットは未来の象徴!
21世紀も23年目を迎え、車の自動運転は目前で、化石燃料からの脱却や、遺伝子治療や遺伝子改良の技術も日進月歩の如く着実に前に向かって進んでいる!
しかし、コロナやAIDSと癌などは克服できず、第二次世界大戦以降の冷戦は平和と民主主義を守ると称して民主主義の押し付けを勧めながら戦争を進めている!
色んな国の軍事予算が科学技術の発展に使えたら、地球の温暖化への解決策や、来るべき食糧水不足に何らかの打開策が打てるのではと思ってしまう・・・
本作品は2060年代の人口減少に歯止めがかからない日本が舞台となっており、人口減少の打開策として産業用ロボットが産み出されていた! -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
前作でコンビを組んだ尾島と閑谷が、改めて警視庁に設置された特殊八係に配属になり、現在の科学では証明出来ない「背理犯罪」に挑む。
東京都知事選を控えたある日。候補者の一人が車の運転中に反対車線に飛び出し、トラックと正面衝突し、死亡する。
その翌日。別の候補者が新宿駅前で演説中に暴走したタンクローリーに轢かれて、死亡する。
自殺と事故と判断された2つの事件だったが、尾島と閑谷は捜査一課長の命令の元、「背理犯罪」の可能性があると考え、捜査を続ける。
前作では、手を触れることなく、人間の内臓をつぶすことが出来る能力を持った人間が犯人だったが、今回の犯人は人間の体自体をハッキング出来る -
Posted by ブクログ
河合莞爾『カンブリアII 傀儡の章 警視庁「背理犯罪」捜査係』中公文庫。
『カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係』の続編。文庫書き下ろし。
前作の伏線と結末から間違いなく続編があると思っていたら、まさしくその通りだった。常識に反した能力を持つ人間による犯罪、背理犯罪を捜査する特殊八係に所属する尾島到と閑谷一大のコンビが再び奇妙な事件の謎を追う。
またまた続きがあるようだ。というよりも後半に現職都知事とヤクザが共謀し、能力者を使った犯罪が暴かれるのかと期待したのだが、広げた風呂敷が回収されぬままに結末を迎えた。これは前作よりも酷いかな。
都内の高速道路で対向車線にはみ出しトラッ