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Posted by ブクログ
落語を舞台にしたミステリとかは結構読んだことありますが、どれも「寄席」を題材にして噺家さんが謎を解いたりとかだったんですがこれはすべてが噺の中で完結しているのがすごい。有名な噺の中で謎を見つけて、おなじみのはっつぁん熊さんがどたばたしながらもその真相をご隠居が解き明かし、落語としてもきちんと成立している。すごいですよこれは。もっと評価されてもいい一冊。
子供のころから落語の本を読むのが好きで、ミステリも大好きなんですがそんな自分にはこの上ない最上の本です。かなり限定された褒め方ですけども。
これ続編とかでないのかなあ・・・本当に心の底から切望します。
Posted by ブクログ
河合莞爾『粗忽長屋の殺人』光文社文庫。
古典落語と安楽椅子探偵の活躍するミステリーとが見事に融合した笑いあり、涙ありの非常に面白い連作短編集。落語の如く『口上』から始まり、『短命の理由』『寝床の秘密』『粗忽長屋の殺人』『高尾太夫は三度死ぬ』と、古典落語をベースにしたミステリー短編四編が描かれる。
いずれの短編も元になった古典落語の粗筋紹介があり、その後で本編が始まるという懇切丁寧な構成になっている。そして、探偵役を務めるのは大家でもあるご隠居さんの幸兵衛で、その手下となるのが熊五郎と八五郎というのがパターンのようだ。
河合莞爾というと『デッドマン』から始まる一風変わった警察小説シリーズが有名であるが、こういった巧みな作品も描くのだと大いに感心した。
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小説・文芸
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